第四十三話 転移先は頭の可笑しい変態だらけ
第四十三話目です。
もしも将来的に漫画化やアニメ化した場合閲覧注意になりそうな程気持ち悪い変態が大量に出てきますww
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『私と私に掴まっている者全てを日本に転移させよ!!』
弥生がそう願うと、一瞬にして視界が白い光に包まれた。
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白い光が消え、目を開けると弥生たち五人は東京のスクランブル交差点のド真ん中に居た。
「……ん? つ、ついたようね……」
しかし、とんでもないミスが発覚してしまう。
「「「「「――!!……」」」」」
五人は目を丸くしながら何故こうなった? と同時に思った。通行人たちも同じく驚いている。
「「「「「なんで全裸!?」」」」」
どういう訳か、日本に転移した時点で五人は全裸になってしまっていた。転移前まではちゃんと服を着ていたのだからどう考えても転移が原因で服と下着が何処かへ消失したことになる。
「……え? なんであのコたち裸なの?」
「見なかったことにしよう」
「警察に通報した方がいいのかしら? 痴女がいるって……」
この様に一般的な反応をする者も当然居るのだが、この現場には常人よりも変態の方が多く居た。
「うっは! やべぇあのJKくらいの女!」
「くぁ~わぃいなぁぐへへへへ」
「い、いいよな? ヤっちまっても! こんなとこで全裸になってる方が悪いんだ! ぐっふふふふww」
最早頭可笑しいと言っても誰も文句の良い様のない程の変態共が一斉に服を脱ぎだす。性欲が抑えきれず、こんな大都会であるスクランブル交差点のド真ん中で強制猥褻をするつもりだ。変態共は後先考えて等いない。後でどうなっても良いから弥生たちを犯したいのだ。
「お、おい! お前ちょっと襲って来いよ! 俺はカメラマンやるからよぉ」
「そ、そんな、ぼくにはそんな大胆なことをする度胸なんて……しかもそれって、は、犯罪じゃないか! い、嫌だ! ぼくは真面目に生きるんだ!!」
中には地味だけど懸命に生きようとしている少年に弥生たちを襲わせようとする屑も居た。少年は必死に変態屑野郎に逆らい、変態の襲えという命令を否定する。
「てめぇ! 俺の言うことが聞けんのかァ!」
「ひ、ひぃいい!!」
変態は自分に逆らう少年をウザく感じ、顔面を殴り飛ばそうとする。
少年は両目を瞑り、両腕で顔を隠しながら情けない声で怯える。
ガシィッと力強く変態の拳が他の変態に止められた。
少年は恐る恐る目を開く。そこに居た助けてくれたイケメンの男性がとても格好良く見えた。しかしそのイケメンも変態だ。
「て、てめぇ……なんのつもりだァ!」
「まぁ落ち着いて下さい。皆さんもちょっと良いでしょうか? 御提案が御座います」
イケメン変態、略してイケ変は笑顔でスクランブル交差点に居る変態たちに提案する。
「可愛い女の子は全部で四人。一人当たり三人まで相手出来るとして、シサンジュウニ……ダカラ、ええと一度に十二人まで楽しめることになります! 後は制限時間を決めましょう! 一回十五分としましょう。これで皆さん公平です」
全員イケ変の提案に乗るのであった。
「ククククク。三十年間彼女どころか女の子と会話すらしてこなかった! しかぁし! ぼくは今、童貞を捨てることに決めたんだ! お父さん、お母さん。ぼくは今日、童貞を卒業するよ! 赤飯作って待っててねぇえええ!!」
三十年間童貞を貫き続け、魔法使いとなったニートのおっさんが遂に、童貞を捨てる覚悟を決めた様だ!
「ふっふふふ、フハハハハ!! ワイは貴様らロリコン共とは違って順番や時間など気にせず延々と楽しめるのだ!」
「「「「「――な、なんだとぉおお!!」」」」」
変態共は一斉に今のワイさんの言葉に反応した。
「ふふふ、ワイはついさっき、あの全裸のイケメン男を見て惚れたんだ、ホモに目覚めてしまったのだ! もう誰一人としてワイを止めることはできんのダァ!」
全裸のイケメン男とは大正のことだ。大正に惚れたホモ男は元々ただのロリコンで、ホモが大嫌いだった。しかし、全裸の大正を見た瞬間一目惚れしたと同時にホモに目覚めてしまったのだ。
「待ちなさい!」
大正を今にも襲いそうだったホモ男を二十代くらいの女性が引き止めた。
「な、なんだ貴様らァ! この変態だらけの地に女が何用だ!」
「あのイケメンは私が頂くわ!」
「違うわよ! あのイケメンに抱かれるのは私よ!」
「私よ!」
「私私私私私私私私私私私私私私私私私私私!!!」
ホモ男は女共の迫力に押し負けてしまう。
そして、この争いを見ていた本人、大正は冷や汗をダラダラとかき、顔は青ざめ、只管恐怖するだけだった。勇者でさえこれ程の恐怖を感じてしまうのだ。ここにいる変態共は想像を絶する程恐ろしいのだ。
「きゃっ! な、何するのよ! は、放しなさい! 私が魔王だと分かってヤっているのかしら?」
「う、うあっ! な、何をする! や、やめろ! お、俺には愛してる人がッ! あ、いや、既に人じゃないんだった……愛しているエルフが居るんだ!」
ヱミリアは変態のおっさん共に、大正は痴女共に連れていかれてしまった。
弥生とカリミアは冷静に対処法を考えているが、飛鳥は平常心を保っていられずパニックになってしまう。
「や、やや弥生! どどどっどどうじよう! 大正くんとヱミリアが……」
「落ち着きなさい飛鳥」
「そうですよ。焦ったところで得られるものなど決して有はしません。寧ろ状況が悪化するだけです。しかし、私自信こんな偉そうに言える立場では既に無いのですよ。変態さまはどうでも良いとして、ヱミリアさまがあんなゴミ共に犯されそうになっているので冷静を保つことが非常に困難なのです。今にもあのゴミ共を可燃ゴミと共に焼却してしまいそうです……」
飛鳥もパニックになっているものの、最も精神が不安定で、一見落ち着いた表情でいるようにも見えるが、よく見ると物凄い怒りで力んで細かく震えている。内心は殺意に満ちているのだ。
本当に冷静で居たのは弥生だけであった。しかしそれも能力によるものだ。愛している大正が不細工なヤ●マン共に襲われそうになっているのに何も感じない訳がない。願いを叶える能力で怒りや嫉妬という感情を感じない様にしているのだ。
「ぐえっへへ。おらぁっ! 股ァ開けやゴラァ!」
「その可愛いおっぱいから手ェどけろや! 揉んだり挟んだりできねぇじゃあねえか!!」
「いや、その前にお尻を突き出してもらおう!」
こんな異常な程の変態共に体をベタベタ触られたり命令されたりするのは魔王であるヱミリアにとって苦痛でしかない。
こんな貧弱な人間共に力で負けることはない故犯されると言う心配よりも、この変態共を殺めてしまわないかということの方が余程心配だ。
「あーやべぇサイコー、マジ可愛い顔してんじゃねえが! おじさん嘗めたくなってきてしまったよ。いいよなぁ? 君が可愛いのがいけないんだもんなぁげへへへへへ」
一人の中年男性がヱミリアの顔をベロベロと嘗め回してきた。男は酒ばかり飲んでいるのか腹が気持ち悪い程出ており、顔のパーツはバラバラ、まるでゴブリンのようだった。
そんなとんでもないおっさんに顔をベロベロ嘗め回されたヱミリアであったが、なんとか怒りを堪えている。身体を触られている件については問題ない、ヱミリアは身体強化などせずともこんな愚かな行為しか出来ない人間風情、素の力でどうとでもなる。股は閉じ、手も胸から決死で放すことなく体中に力を入れ、お尻を触られないようにしている。
to be continued...
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