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エルフの最強JK ~たった一言で宇宙を滅ぼす程の力を得てしまった~  作者: 紅雨神 幻想紅蓮
【一】 弥生さん好きなだけ無双編
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第四十話 魔神さん、生ゴミクズヤロー様と言われ号泣してしまう(笑)

第四十話目です。


良ければ評価やブックマークなど宜しくお願い致します!

 襲い掛かってきたヱミリアの両腕を、弥生は素早く掴む。


「な、何で……こんな奴の命令に従うのよ……」


 弥生はショックで放心してしまった……


「……(逃げて……弥生! 体が勝手に動くの!!)」


 体の自由が利かず、喋ることさえ出来なくなってしまったヱミリアであったが、涙は流れた。神護への怒り、体の自由を奪われた悔しさ、悲しみ。それらの感情が混ざり合った涙だ。


「お父上、いえ。ゴミカスバカクズウ〇コアホヤロー様。ヱミリアさまに一体何をしたのですか? 許しません。殺しますよ?」

「ひっでぇ悪口w」

「カリミィさん。流石に言いすぎでは? ゴミカスヤローで十分だと私は思います」

「悪口なんて言ってる場合じゃないよ! 早くなんとかしないと! なんか弥生の能力効いてないっぽいし」


 恐らくカリミアは相当怒っているのだろう。大好きな主を操って自分の妹を殺させようとするなんて絶対に許せなかったのだ。そして怒りのままに叫んだ悪口がゴミカスバカクズウ〇コアホヤロー様だ。カリミアは生まれてからずっと従者として生きてきた為、敵であっても「様」を付けるところは律儀だ。しかし悪口が小学生レベル故、思わず大正は笑ってしまう。シルルに至っては真面目にアドバイスをしてしまう。

 そんな中。唯一まともだったのは飛鳥だ。飛鳥はしっかりと弥生がヱミリアに襲われているところを見ていた。弥生ならとっくに願いを叶える能力でヱミリアを元に戻している筈だ。しかしヱミリアは未だに操られたままだ。詰まり弥生の能力では神護の術を解くことが出来ないと言うことだ。


「ああそうだな。ふざけてる場合じゃなかっ……ふぁふぇぁああああああああ!?」


 大正が真面目になり、神護の方を向いた瞬間、信じられない程驚いた。


「一体何に驚いたんですか?」

「生ゴミクズヤロー様はそれ程までに凄い顔をしているのですか?」


 そう言いながらシルルとカリミアも神護の方を向く。


「「くぁwせdrftgyふじこlp」」


 言葉にならない程の驚き様だ。益々飛鳥は三人の見たものが気になる。


「さ、三人共。一体何を見たの?」


 多少の恐怖を感じるものの、飛鳥も恐る恐る神護の方へ視線を移す。


「ぷ、ぷぷっ。あははははははははは!!」


 神護の顔を見た飛鳥は大爆笑する。一体何がそんなに面白かったのだろう? まさかこれも神護の術だとでも言うのか?


「ちょっ! 古墳さん笑いすぎ! フォファハハハハハ!!」

「ククククク」


 大正は変わった笑い方をし、カリミアは口を手で押さえながら密かに笑う。


「う、うぅうううう……実の娘に悪口言われるのがこんなにも傷付くことだったなんてぇえええ!!」


 神護は号泣していた。


 原因は実の娘、詰まりカリミアからのあの小学生レベルの悪口だ。

 ヱミリアに弥生を襲わせといて実の娘からの悪口でこんなにも傷付いているのだから爆笑するしかないだろう。


「く、くそぅ! ヱミリアァ! さっさと縄文弥生を殺してこの俺を馬鹿にしているカス共も殺してしまえ!!」


 ヱミリアはその命令を聞き入れ、さっきよりも凶暴に弥生を攻撃するようになった。

 弥生なら魔術など跡形もなく消滅させることが出来るのだが、何故か神護に操られているヱミリアの魔術を消滅させたり、威力を軽減させたりすることが出来ない。


「くっ! やっぱりヱミリアを操っているのが魔神という神様だからかしら……」


 弥生は必死にヱミリアの『炎弾(フレイムバレッド)』や『黒炎弾ブラックフレイムバレッド』などの建物に対する被害の少ない魔術攻撃の連発を避け続けながらそんなことを思っていた。


「きゃっ!」


 焦った弥生は足を滑らせ前に転倒してしまう。


「痛てて……」


 能力で戦闘力が上がっているが、その分転ぶ勢いも上がってしまうのだ。それ故転ぶと普通に痛い。

 弥生は痛いと弱音を吐きながら顔を上げると、そこには魔術を放つ準備が万全で、いつでも魔術攻撃を発射出来る状態のヱミリアの掌があった。


「そ、そんな……」


 魔神に操られているヱミリアの攻撃を消すことは出来ない故避けるしかない。しかし今の弥生は転んだ状態だ。ヱミリアの攻撃を避けるなどほぼ無理と言って良いだろう。


「弥生さん!!」

「お姉様ぁ!!」

「ヱミリアさま! 弥生!!」


 大正たち三人共二人のことを叫びながら呼ぶが、三人に出来ることはない。下手に手を出せば神護は即座にヱミリアに弥生を殺させるだろう。


『許さんぞ! 死ね! ゴミカスバカクズウ〇コアホヤロー!! 召喚!『小隕石(リトルメテオ)』!!』


 頭に血が上り、遂に冷静さを失ったカリミアが小さな隕石を召喚し、神護を殺そうとする。

 カリミアが敬語を保てなくなる程冷静さを失うなんて言うことは、殆ど有り得ない。数百年生きてきて初めてのことかもしれない。それ程カリミアを怒らせるなんて、神護のしたことは想像以上に屑なことなのだろう。


 カッ! と一瞬空が眩しく光ったと同時に、直径一センチメートル程の小さな隕石が落下してくる。

 隕石は神護の後頭部に直撃しズドォオオオオオ!! と物凄い衝撃波が発生し、その衝撃は神護の体を伝わって床まで届き、床は崩れ、下の階と繋がってしまった。こんな小石だとうと、大気圏で燃え尽きずに落下してくればこの様に相当な威力になるのだ。


「はぁ、はぁ……や、やった……」


 カリミアが息を切らしながらそう言う。強力な召喚術を使うと疲れるのだ。


 しかしカリミアの喜びは一瞬。直ぐに絶望へと逆戻りすることとなる。


「ああ!! げんこつされたみたいに痛てぇ! だがそれだけだ! 魔神となった俺にその程度の攻撃は通用せんのだよ! フハハハハハハ!!」


 神護は床が崩れ落ちる程の攻撃を食らったものの、げんこつ程度の痛みしか感じておらず、実質無傷だ。調子に乗って高笑いをする。

 カリミアたちの目は死んだ魚の様になり、彼女たちは深く絶望した……


 to be continued...


最後まで読んで頂きありがとうございます!


次回も宜しくお願い致します。

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