ここまでのあらすじ&登場人物紹介
※ここまでの鬱パート、追放パートが苦手な人用です。
※登場人物紹介はアップデートするかも。
※2019/9/6 ちょっと外見設定とか変更しました
~ これまでのあらすじ ~
口は悪いが面倒見の良い【軽戦士ニック】は、C級冒険者パーティー【武芸百般】で雑用や財布の管理をしていたが、あるとき金の使い込みの濡れ衣を着せられてリーダーの【ウェポンマスター・アルガス】からクビを宣告され追い出された。さらに、彼女のクロディーヌからも用済みとばかりに捨てられてしまう。
自暴自棄になったニックは吟遊詩人狂として散財しまくって金に困り、日銭を稼ぐために新人冒険者が出入りする冒険者ギルド【ニュービーズ】に行き着いた。
魔術の天才だが熱中すると周囲の見えなくなる【魔術師ティアーナ】は、婚約者の【アレックス】のために勉学に励んでいた。しかし劣等感に苛まれたアレックスと成り上がりの貴族令嬢【リーネ=デルコット】に罠に嵌められて、「教師をたらしこんで高成績を得た」という嘘の悪評を流され、学校から放逐される。さらに父親から悪徳貴族への側室入りと家からの放逐の二択を迫られ、家を出て平民となってしまった。
ティアーナは挫けずに迷宮都市に行き着いて就職活動を始めるが、折しも迷宮都市では魔術師の就職氷河期が到来しており、どこからもお祈りお手紙が届く有様だった。疲労しきったティアーナは迷宮都市の誘惑に流されて競竜にハマってしまい、手持ちの金のほとんどを失ってしまう。ついには宿代にさえ困ってしまい、安定した仕事につくことは諦めて冒険者を志す。そしてティアーナもまた冒険者ギルド【ニュービーズ】に行き着いた。
腕は立つが甘やかされて世間知らずの【竜戦士カラン】は、竜人族の里から旅立って迷宮都市で冒険者となり、冒険者パーティー【ホワイトヘラン】に拾われる。そのリーダー【カリオス】と共に迷宮を探索していたが、ボス「ポットスネーク」と戦っていた際に囮にされて見殺しにされ、故郷から持ち込んだ秘宝【竜王宝珠】を奪われてしまう。
命からがら迷宮を脱出したカランは自暴自棄になり、有名冒険者【一人飯のフィフス】の真似をして残りわずかな金のほとんどを美食に費やしてしまう。窮地に陥ったカランだが、「パーティーを新しく組むならニュービーズが良い」というノウハウをかろうじて思い出し、彼女もまた冒険者ギルド【ニュービーズ】に行き着いた。
ロディアーヌの街、メドラー神殿の【神官ゼム】は、貧しい人々のため回復魔法や薬の調合を手がける日々を過ごしており、確かな仕事ぶりと美しい容貌ゆえに周囲から高い評価を受けていた。だがあるとき、神殿の少女【ミリル】はゼムから一向に振り向いて貰えないことを逆恨みし、ゼムを妬む神官達と結託して「ゼムに乱暴された」という虚言を流し、ゼムを罠に嵌めた。その結果、ゼムは神殿を破門されて追い出される。当て所ない旅をするゼムだったが、道中の宿の女将【ヴェルキア】を抱いたことが切っ掛けで迷宮都市へと向かうこととなった。ヴェルキアは絶望しているゼムに「冒険者になれ」「まだ見ぬ世界を知るべきだ」と助言したのだ。
とはいえゼムは当初、冒険者という仕事にさほど興味を抱いてはいなかった。だが、女遊びの楽しさに目覚めて回復魔術で稼いだ路銀を酒場で使い切ってしまったことがきっかけで、「遊ぶばかりではなくそろそろ仕事をしよう」と思い立ち、冒険者ギルド【ニュービーズ】の門戸を叩くこととなった。
誰かに陥れられ、そして迷宮都市で悪癖に目覚めてしまったニック達4人はニュービーズで出会い、意気投合してパーティーを結成した。しかしニックは冒険者ギルドにパーティー申請したものの、うっかり名前を考えるのを忘れてしまっていた。そこでカランが、自分に冒険者ギルドにつけられた二つ名の【サバイバー】をパーティー名にすることを提案する。
ここから冒険者パーティー、サバイバーの活躍が始まろうとしている。
~ 登場人物 ~
・ニック
【種族】 人間族(男)
【外見】 黒髪、やや痩せ型
【性格】 神経質で口は悪いが面倒見が良い
【技能】 短剣術、近接格闘術、斥候術、簿記(冒険者)
【悪癖】 吟遊詩人狂
・ティアーナ
【種族】 人間族(女)
【外見】 金色の髪、低身長、幼い顔立ちの美少女
【性格】 普段は取り澄ましたお嬢様だが熱血漢
【技能】 魔法(風、水、土、複合属性)、無属性支援
【悪癖】 賭博狂
・カラン
【種族】 竜人族(女)
【外見】 赤い髪、緑色の羽根と尻尾、豊満な体
【性格】 ガサツに見えて根は真面目
【技能】 両手剣、火竜の加護
【悪癖】 美食
・ゼム
【種族】 人間族(男)
【外見】 栗色の髪の美丈夫、背が高い
【性格】 遊び人だが優しい
【技能】 回復魔術全般、薬草知識、病気治療
【悪癖】 色街通い