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230、【怠惰】と新たな人材4

※仙狐の性格を大きく変更しました。

「流石チビッ子が創っただけあって変なヤツが多いんだニャ。」

「それだと私たちも変なヤツって事になるんだけど?はぁ、次の方どうぞお入りください。」



「わっふー!お待たせしました(あるじ)さま、わたくしめは仙狐(せんこ)でございまするー!些事の雑用から炊事洗濯湯沸かしまで何でもこの不肖仙狐にお任せくだされー!わふぅ!」

「ゴスロリ!?しかも和ゴス!?」

「見た目もしゃべり方もなんだか和風なのニャ!」

「キツネと言えば和服や巫女服みたいな東洋のイメージだけど、今回は思い切って私やお姉ちゃんの黒ゴスとは反対の白を基調にした和ゴスを選んでみたよ。それに合わせて口調も古風な感じにしてみたんだ~。本来だったら耳も尻尾も隠していて普段は出してないらしいんだけど、それだと寂しいから生やしてみました。」


「ところで『私奴(わたくしめ)』とか『不肖』とか、何でこんなにへりくだっているの?」

「え!?それってへりくだってたの!?」

「ただ雰囲気で言わせただけなのね…」


「フワフワの耳と尻尾にフワフワしたファッションの組み合わせ…まぁファッションセンスは悪く無いのニャ。」

「ふふん♪もっと素直に褒めてもいいんだよ?」






「次の方、どうぞお入りください。」



「失礼…しま…スゥ…」

「ニャニャニャンとッ、布で目隠ししているのニャ!?」

「頭のヘビを見る限りメデューサね。目を見た相手を石化させちゃうらしいから自ら目を隠しているのね。あれ、そういえば順番的に次はマーメイドだったはずだけれど?」

「足がヒレのままだと地上が辛いだろうし、だからって足を生やすのも解釈違いかなって。」


「な、なるほどね。で、なんでこの子はこんなに自信なさげなの?」

「人間の男性を愛してしまったメデューサが愛の告白のために瞳を見つめたら最愛の彼が石になってしまった!その時のトラウマで対人を恐れるようになってしまい、問題の目も自ら布で隠して引きこもるようになってしまったのだ!…みたいな設定で考えてみました。」

「ついに設定に(へき)が混じってきたのニャ。」

「そもそもテーマパークのスタッフなんでしょ。対人嫌いの引きこもりを増やしてどうするのよ。」

「ぅ…スミマセンスミマセン…これで失礼しまスゥ…」

「あ、ちが、あなたは何も悪くなくて、ちょっと、帰ってきてー!」

「…もう帰っちゃったのニャ。」


「お姉ちゃんの珍しい姿が見れたね。」

「あなたのせいでしょ。」

「テへッ☆」






「頑張ってお姉ちゃん、次が最後だよ。」

「分かったわ。次の方、どうぞお入りください。」



「イェーイ!わたしハーピィ!すっごく飛べるし、めっちゃ飛べるよ!よろしくね!」

「なんというか、イメージ通りのハーピィが来たのニャ。」

「今までが変化球すぎたのよ。むしろフェアリーたちとキャラが被るからってズラしてくるかと思っていたわ。」

「色々考えてみたんだけどね、やっぱりおバカな元気っ子が一番かなって。」


「つまりベルとも被っているのニャ。」

「ネコさんは今日ご飯抜きね。」

「ま、待つニャ!ごめんニャ!」

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