ベイブリッジ
高速を走り 明け方の街を見下ろしながら
カーラジオの周波数を合わせると
昔よく聴いていた歌が流れ
カーラジオから流れる唄に耳傾け
当時を思い出していると
急に 海が見たくなり 港へと車を走らせた
港に着くと 泪のせいなのか
ベイブリッジの灯がやけに眩しく
1人 タバコ吸いながら
空を見上げた
当時の恋人を思い出したが
そこにはもう誰の姿も無く
ラジオからは 2人でよく聴いた曲が流れ
思わず 瞳を閉じた
あぁ いっそ このまま
あの頃に 戻れたら いいのに
淡い思い出を噛みしめながら
再び 車を走らせた。
須磨の浜
夕陽 見ていた
街を 背に