なろうで小説を書く理由
これを読む全ての人が考えるきっかけになればと稚拙な文章で書かせて頂きました。
反論等は感想にお書きください。もちろん私も反論に反論をするでしょう。ですがそれも一興と考えています。
さて、私がなろうで作品を書く様になったきっかけは、意外にも18禁の作品を読んでからだった。
タイトルはご存知の方も多いと思うが、湯水快氏の「王国へ続く道」である。
主人公の行動が少々ワンパターンな所はあるが、大変面白く引き込まれてしまった。
そこからなろうの作品を多数拝読した。
「八男って」「異世界建国記」 「エイリアン迷宮」 「三田一族」「異世界迷宮でハーレムを」等々である。
どの作品も私には楽しく、私の心を躍らせてくれたがとある作家の作品を見て思った事があった。(作者の名誉の為名前は伏せます。)
それは、「これ俺でも書けるんじゃないだろうか?」という事だ。
漫画に例えるなら、有名漫画「バク○ン」に出てくる脱サラ漫画家と同じ心境である。
そんな事もあり、自分の作品を作ろうと考えはじめ、何が一番考えやすいか、何が面白いかを考えてみると、自分は「中国史」をこよなく愛しているという所に行きつき、処女作である「劉皇国戦記」を書く事になった。
正直最初は誰も読んでくれないだろう、飽き性の私では最後まで執筆する事なんて不可能だろうと考えていた。
しかし、それは間違いだと気が付いた。
投稿開始から数日後、私はアクセスカウンターを見てびっくりした。
稚拙な私の作品を100人近くの人が読みに来てくれているという事実とその作品にブックマーク、評価を入れてくれている人が居ると言う事に。
その後、次作をアルファポリスで出させて頂いたが、正直な感想として私は「なろう」で良かったと感じている。
最大の理由は、評価がわかりやすいと言う事だ。
面白い作品は皆が読みに来て、皆が評価していく。
面白くない作品にはどれだけ不正を働いても伸び悩んでいくというこの事がやりやすいと感じた理由だ。
某作家さんは「異世界物が多すぎる」と言っておられたが、私はそれは仕方のない事だと感じている。
今の若い作家はゲームとPC、アニメにどっぷりと触れた世代だろう。
それは作品の傾向がファンタジー寄りになってしまう元だと考える。
もちろん普通の一般的な小説も読んだ方が良いし、勉強もしてほしいと感じる作品もある。
特に某プロ作家の方の作品にはあまりにも誤字誤用がひどく推敲も全くしていなかったので読む気が失せてしまった作品もある。
しかしだ、アマチュアの作品でそこまで求めて良いのだろうか?私は違うと考えている。
そんな事をすれば「なろう」という場所の利点を損なうからだ。
私は「なろう」の利点として考えているのは、多種多様な作品が掲載され、数が多くそしてそれを無料で読むことができると言う事だ。
これは作家である我々にもどこにでもチャンスがあり、小説家志望の人間にも出版社の人間にも金山となっていると考えている。
もちろん、そうでない人も多いだろう。私も大賞に応募はしているが、欲しいのは感想であり、書籍化や受賞はおまけ程度にしか考えていない(まだ未受賞だが)。
だが、これだけは覚えておいてほしい。チャンスを潰すな。チャンスは誰にでも均等に平等に訪れなければならない。
「なろう」は、それが出来るツールだと私は信じてやまないし、それを信じてこれからも頭が動く限り書き続けるだろう。
私の稚拙な文章、拙い感情の吐露を読んで頂きありがとうございます。
確かに「異世界」の作品は多いですが、それはよくある入り口というものです。
私は自分が「異世界」を作る作家ですし、異世界以外も考えています。(それはまた後日)
作家として成長できるように異世界から入り様々なジャンルを書き、自分に合った作風を見つけたいと思っています。
その指標として「なろう」を利用しているというのも1つの理由でしょう。
それぞれが違った意見を持っていると思います。
ですが、それを皆さん排除しないでください。
違いを受け入れる度量を持ってください。
それが出来る場所だと私は信じています。