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パトロール(前)のどかであります

 武器を買い終えた後は防具屋。クレアの話では軽装の冒険者向けの防具屋があるらしい。実はセーラも俺の前にこの店に来ており、今はボンゾと一緒にその防具屋へ行ってるそうだ。……なんだかバラバラに別れた意味はあまりなかったようだ。同じ街にいるなら、立ち寄る店も被って来るだろう。このままルシアを連れて行ったら妙な勘違いをされて冷やかされそうだが、どの道奥さんには会ってしまったし今更か、と思ってその店へと向かう事にした。


「俺はルシアのシスター姿しか見た事が無いが、仕事の際は防具を着るのか?」


「ええ勿論です。もっとも、ローブの下に胸当てとかつけるくらいですけど」


「……危ないな。それで従軍する時だってあるんだろう」


「仕方ないんです。教団で決められた事なので。一目で教会のシスターと分かる格好をしろと言われてて、防御はもっぱらアクセサリーや加護スキル頼りですね」


 なんとも大変だ。そんな格好で危ない所へ行って怪我人の治療をしているのだ、そりゃあストレスも溜まるという物である。


「クロスたちと一緒の方が、気楽なんだろうな。アイツらと一緒にいた時のルシアは、そんなに張り詰めた感じは無かった」


「そりゃそうですよ、真面目で優しい人たちばかりですもん」


「優しさレーダーに引っかかるか」


「もうビンビンです」


 そんな会話を交えながら通りを歩き、街のやや西よりの服屋が並ぶ区間にたどり着く。残念ながらセーラやボンゾの姿は見なかった。


 防具屋は先の武器屋と比べたら非常に普通の店だった。レンガ造りの店で、床は木、よくジーンズショップとかにあるような雰囲気だった。そこでは普通よりもちょっと丈夫な生地の服や、皮の鎧が大半を占めており、値段も手頃だ。皮の少し武骨なズボンが5万Y。多分日本で買っても同じくらいか、もう少し高くなるだろう。俺は今まで面倒くさがって作業着以外の服を買っていなかったが、これを期に沢山買おうと思って店内を物色する。ルシアはルシアで靴の売り場を見て回っていた。


 そして買ったのはジーンズっぽいズボン2本に皮のジャケット。防具らしい防具は皮の胸当てと、鉄製の籠手くらいだ。籠手だけ丈夫な物にしたのは、武器を振るった時に一番敵に近づく部位だから。それ以外は軽い物にして機動性を重視した。トータル金額28万Y。武器に比べたら安く済んだが、今日だけで100万以上使った事になる。中古なら良い車を買える値段だ。俺も金使いが荒くなったもんだ。


 そして買った物をアイテムボックスに入れて、店の外に出た時。


「……お? カトーじゃないか。ルシアも一緒か」


 クロスとアメリアに出会った。










「そうか、もう冒険者登録をすませてたのか。そりゃタイミングが良かったなぁ」


 ホテルへと一緒に戻る最中、俺はクロスに冒険者になった事を報告した。するとクロスはホッとした顔をしてそんな事を言ったのだ。何が良いのかと尋ねた所、ちょっと真面目な顔をした。


「実はな、例の盗賊団なんだが、ギルドに何人か紛れ混ませてたらしいんだ。職員にも手引きした奴がいて、今ギルドは大騒ぎだ。明日からはギルド登録も審査が厳しくなるだろう。さっさと登録を済ませて正解だったぞ」


「そう言えばクロスが俺を紹介してくれたんだよな。ありがとう、おかげで助かった」


「何、構わんさ。サハギンやバンプウッドを一人で倒せる人材を、余所者だからって排除されたらたまらんからな。今回の件だってお前のおかげで発覚した。これだけ貢献したら一気にCランクになってもおかしくない」


 ちなみに駆け出しはFだ。そんな高評価を受ける事だろうかと思っていると、アメリアが口を開いた。


「最近、低ランクの冒険者が行方不明になったりする事が増えて来ていた。どうも盗賊団の連中に殺されたりしていたらしい。情けない事に買収されている奴もいて、結構大変な事になって来ているんだ。手遅れになる前に発覚して、本当に良かった。カトーのおかげだ、胸を張っていい」


「そんな事になっていたのか……」


 結構深刻な事態にあったらしい。俺はそんな奴らのいた現場で働いていたのか、と少し恐ろしくなった。知らぬが仏とは言うが、知らなすぎても仏にされてしまう。そう言えば日本でもブラック企業に派遣されてエラい目に遭ってる人が多かったなぁと思い返した。


「そこで、だ」

 クロスが言う。なんだ?

「明日からこの付近の警備の仕事が増える。近隣に盗賊団のアジトが無いか、この街の憲兵と合同で捜索する事になったんだが、駆け出しには街のそばの警備の仕事が回ってくるはずだ。もし良かったら、受けてくれないか。人手が減って、今は大変なんだ」


「……ああ、明日の朝、仲間と相談してみる。どの道この付近で腕ならししようと思ってたからな」


「助かる。高ランクの奴らは皆出払ってるし、本当に人手不足なんだよなぁ、今」


 前向きな返事をしてしまったが、仕方ないよな。恩は返さないと。なんだかんだでこの街に愛着が出てきたし、街の治安を守る事に繋がるなら俺としても気分がいい。


 俺も変わったなぁ、とつくづく思った。










 そして翌日。

 待ち合わせ場所の冒険者ギルド前。新品の防具に身を包んだ俺は、セーラとボンゾが来るのを待っていた。この街に来た初日はサラリーマン姿で浮きまくって、それからしばらく作業着姿でいた俺。今日は冒険者らしい服装で完全に街に溶け込んでいるハズだ。……ハズなのだが、何故か道行く人は俺を見て笑う。意味が分からん。


「……おはようございます」


 ようやくセーラが来た。俺は爽やかに口端を釣り上げ、おはようと言う。しかしセーラは少し怒ったような顔をして言った。


「なんで服装を格好良くしたのに麦藁帽子被ってるんですか! 違和感ありすぎますよ!」


「最近日差しがキツいだろう。麦藁帽子はいいぞ、被るとだいぶ違う。それに全体的にキマってるように思うんだが」


 彼女の感覚では俺の格好は変らしい。おかしいな、個人的にはカウボーイみたいで格好いいハズなのだ。ちなみにセーラは緑色を基調とした半袖のシャツの上に鉄製の胸当てをしている。ズボンはゆったりとした柔らかい布地で、靴は多分魔法アイテムだ。小さな羽を模した飾りがついた、不思議なデザインの靴を履いている。腰には以前仕事中にモンスターを撃退した時に振るっていた細身の剣。扱い慣れた物を使う事にしたんだろう。


「セーラさんもいい組み合わせだな。俺みたいにビシッとキマっている」


「……なんでだろう、全然嬉しくありません」


 とんだシャイガールだ。素直になればいいのに。


 脱力しているセーラ、その向こうから見知った顔が現れる。ボンゾだ。彼は使い込んだ皮製の鎧を着ている。腰にはメイス、これも以前見た武器だ。ゴツい鉄の腕輪をしており、それも色のくすみ具合から年期が入ってそうだ。唯一真新しいのが靴で、セーラと同じ羽の飾りがついている。


「おう、早いなカトー。そしてなんて格好してやがる」


「あ、おはようございますボンゾさん! ボンゾさんもっと言って下さい、この人これが格好良いって思ってるんですよ!」


「……セーラさん、ひどいな。ボンゾさんなら俺の格好良さが分かるだろう。ちょっとワルな荒くれ者をイメージしてみた」


「……勘違いした田舎者、もしくは少し上等なカカシって所だな。それで前に出て戦うなよ」


 どうやら俺に味方は居ないらしい。だいぶ傷ついたが、俺は泣かなかった。


 朝の軽い挨拶を済ませた所で、俺は今日の予定を話した。昨日のクロスから聞いた話をして、その上で近隣警備の仕事を受けるか聞くと、二人は是非とも受けたいと言ってくれた。


「俺の嫁のいる街を守る仕事だ、やりがいがあるじゃねえか」


「それに依頼主が街の役所というのが安心出来ていいですね。憲兵さんと一緒なら変なトラブルも起きないでしょうし」


 ボンゾの理由は分かりやすい。殆ど俺と同じだからだ。セーラの方は女性らしいリアルな理由だ。以前聞いたように、女性にとって冒険者というのは余計な気苦労のある仕事だ。今回の場合は他の冒険者も関わってくるので、憲兵と一緒じゃなければ難色を示していたかもしれない。


 二人の了解が得られたので、俺はギルドの受付に行って警備の仕事の手続きを行った。今回はこの周辺の警備に低ランクの冒険者が俺たち以外に8名。アジト捜索にC以上の冒険者が10名参加する。憲兵の多くは捜索に向かい、警備には2人との事。後は門番やら街の中の警備だ。


 俺たちは集合場所の南門前広場へと向かった。










 この街で生活して、約1ヶ月経つ。その間、道行く冒険者を何人も見て来たが、クロス並の存在感を放つ奴はごく数人しか見ていなかった。だから今回の仕事で高ランク冒険者と会うのを楽しみにしていたのだが、残念ながら強そうなのは2、3人しかいなかった。他は高ランクでも頼りなさげな感じである。装備はさすがに良い物を持っていたが、それだけだ。そしてそんな光景を見ながら、俺は懐かしい気持ちになっていた。『ワイルドフロンティア・オンライン』。この世界の元となっているであろうゲームは、確かに序盤はこんな感じだった。


 少しゲームの話をしよう。


『ワイルドフロンティア・オンライン』には3つの顔があると言われていた。まず一つ目は序盤の『コツコツゲーム』としての顔。能力の上がり方が遅く、またレベルアップをしてもあまり強くならない。でもコツコツ経験値をためてレベルアップする事によって、レベル制限のある強い武器を装備出来るようになる。そうして戦力を上げて行動範囲を広げて行くのが序盤の楽しみ方だ。合わない人はだいたいここで辞めて行く。


 次に中盤。大体レベル100を越える辺りから、パラメーターの伸びが激しくなってくる。そこで一定以上の数値になると、上位職業が解放される。強いスキルを覚え、自分で便利な装備を作れるようになり、プレイの幅が広がる。一般的なオンラインRPGのような感じになるのだ。一番楽しい時期と言えるだろう。


 そして最後にメインストーリーを終えた終盤。レベル350を越えると解放される『フロンティア』という地区では全く別のゲームとなる。『自動HP回復(究極高速)』と『自動MP回復(究極高速)』、『状態変化完全無効』という反則スキルが必須な世界で、現れるモンスターは画面を埋め尽くすかのような弾幕攻撃を行ってくるのだ。俺が昔戦った『イソギン・ローパーキング』も、洞窟の狭いエリアで戦ったら画面全てが一瞬で触手に埋め尽くされてしまうという鬼畜っぷりである。女性キャラクターで戦ったら一瞬で18禁だ。このレベルになると、殆どシューティングゲームのような感覚になる。勿論弾幕系だ、無理ゲー的な。


 今目の前にいる連中は、丁度序盤の冒険者。低いパラメーターで必死に経験値をため、良い武器を探し求めている頃だ。俺もミラクルパンツやボーナスポイントを手にして無かったら、彼らと同じレベルだったのだろう。


……この世界には、フロンティアに辿り着くような猛者はいるのだろうか。もし居るなら怖いな。今の俺では瞬殺されるだろう。平穏無事な人生を送れる事を祈りつつ、自身を鍛え続けるようにしようと思った。





 さて、以上の事を踏まえてもう一度辺りを見回してみよう。強さが装備品に左右される序盤。この中で、パッと見で一番弱そうな装備をしているのは……俺たちだった。全体的に軽い。他の連中は重そうな鎧を着ていたり、高価なローブを着ていたりする。だから連中の俺たちを見る目は、どこか馬鹿にしたものだった。


「周りからどんな風に見られても気にするなよ」


「いえ、一番の原因は絶対カトーさんですから」


 セーラが冷たい。


 そんな言葉にめげない俺がいつものポーカーフェイスでたっていると、クロスとアメリア、ルシアが現れた。


「おう、カトー。やっぱり受けてくれたか」

「おはようカトー。随分軽装だが大丈夫か? 初めて会った時よりは着込んでいるが」

「あああアメリアさん思い出させないで下さい!……おはようございます、カトーさん。昨日買った服ですね、似合ってますよ」


 なんともフレンドリーに挨拶してくれる。アメリアの口からギャグが飛び出すとは思わなかった。そしてルシアが俺の味方である事を再確認する。


 周囲の人間は驚いていた。この街の有名人らしいからな、クロスとアメリアは。このせいで変な絡まれ方をされないといいが、その時はその時だ。


「おはよう。元気そうで何よりだ。フレイは一緒じゃないのか?」


「あー、フレイは今ランク昇格の試験でここには居ない。帰ってくるのは明日だな。今日は俺たち3人で、捜索の方に加わる。……お、そっちの2人は昨日の朝に会った2人だな」


「ああ、紹介するよ。俺の仲間で、セーラさんとボンゾさんだ」


 俺が言うと、2人は前に出て自己紹介する。セーラは少し緊張気味だった。


「私はセーラと申します、ま、魔法使いをしています! 昨日冒険者になりました!」


「俺ぁ武器屋『グランフェルト』の主のボンゾだ。カトーに誘われて冒険者になった。よろしくな」


 クロスやアメリアは、ボンゾの自己紹介で少し目を見開いた。きっとボンゾの武器屋を利用した事があるんだろう。そう言えば俺がサハギンから奪った槍はあの店に置いてあった槍にデザインが似ていた。もしかしたらボンゾの作品なのかもしれない。


「俺はクロス。こっちは妻のアメリアだ。後ろのシスターがルシアで、彼女はこの街の教会に所属しているから会った事があるかもしれないな」


「昨日ぶりだな。アメリアだ。今日は宜しく頼む」


「ルシアです。祝日は主に教会にいますので、相談事があったら気軽にいらして下さいね」


 和やかに自己紹介を交わしあう。このメンバーは皆いい人だから何も問題は起きない。ただ、強いて言えば周囲の視線が嫌だった。


 しばらく時間まで話をする。30分ほど話した所で、憲兵たちが到着。ギルド職員が今回の仕事の説明を始めた。





「本日の任務は捜索と警備の2つです。先日、盗賊のアジトの幾つかの場所が尋問により判明しました。今日はその捜索、賊が居た場合は捕獲を目標としています。また、万一の為に街周辺の警備も行います。ランク別に担当を振り分けておりますので、皆さんは今から配布する指示書を見て自分の担当する仕事を確認して下さい」


 その言葉の後、ギルド職員数名により指示書が配られる。俺たち3人は街の南側、今立っている場所から少し離れた草原に配置されていた。……他の班に比べて街に近く、凄く安全である。


 仕方ない、駆け出しなのだから。きっとここでもレベル上げは出来る。俺は上がらなくても、セーラは上がるだろう。


 説明が終わると、各自は散らばって行った。俺たちも移動する。どこかで誰かが俺たちに聞こえるように言った。「アイツらはいいよな、楽な場所で俺たちと同じ給料が貰えるんだから」と。耳の良いセーラが眉をしかめたが、背に手を当てて「気にするな」と言った。どこにでもああいう奴はいる。一々気にしていたらキリが無いのだ。





 指定された場所についた。もう他の連中の姿は無い。それまでしばらく何も話さなかった俺たちだが、ここでやっとセーラが口を開いた。


「何なんですか、あれ! わざとらしく大声出して。あんな人、誰からも好かれませんよ、きっと!」


「落ち着けセーラ、あんな器のちいせぇ男たちの言う事なんか忘れちまえ」


「そうだ。デコピン一発で吹き飛びそうな緩い頭をした奴なんか放っておけ」


 何故かセーラが俺の言葉に引いた。ボンゾも本当に吹っ飛びかねん、とか言ってる。2人とも俺のパラメーターを見てから、俺を化け物扱いし始めてないか。筋力58、だいたい6人分。デコピン6発食らっても頭は吹っ飛ばんだろう。


 さて、これからどうするか。警備と言っても周りを見てるだけだろうと思っていたら、ボンゾがカードを取り出した。


「まずパーティーを組もう。カトー、カードを重ねて『結成』と言ってくれ」


「ん? ああ、そう言えばやってなかったな。分かった、セーラさんもカードを出してくれ」


「はい、分かりました」


 パーティー結成はリーダーがメンバーのカードを集めて『結成』と言う事によって成される。解散する時は同じようにして『解散』と言えばいい。これはゲームと同じだ。


 カードを見ると、空白だった右上のスペースにパーティー結成中・規模(小)と出た。やはり成長促進スキルの効果範囲はこれの事を表していたのだろう。俺の予想は当たった。初めのうちは微々たる差だろうが、ゆくゆくは物凄い成長の仕方をするのだろう。その時が楽しみだ。


「カトー、この辺りは確かに危険なモンスターは出ねぇが、モンスター自体はそれなりに出る。油断するんじゃねえぞ」


「分かってる。索敵スキルを使うし、セーラさんの危険察知スキルにも期待してるよ」


「任せて下さい! 私もモンスター相手に油断出来るほど強くないですし、気を引き締めます!」


 俺たちは、初めての仕事に気合いを入れて臨んだ。









 一時間後。


「たぬき」


「き、きつつき」


「き…き……気まぐれ定食」


「なんですかそれは!?」


 気合いは霧散していた。


 なにせ何も起こらないのだ。俺たちはそれぞれ背を向けあい3方向を見続けていたが、モンスターどころか小鳥すら見ない。ちょっと離れた所にある街道を、たまに馬車が通るくらいだ。段々とやる気が失せてくる。俺は索敵スキル、セーラは危険察知スキル、そしてボンゾは仁王立ちのスキルが上がって行く。仁王立ちって立ってるだけでいいのか? ああ、俺たちを背にして守ってるって事なのか。何もしてないのにどんどんスキルレベルが上がって行く。異常な速さだ。セーラとボンゾは俺の成長促進スキルの効果を肌で感じていた。


「私、危険を察知しました。このまま何もしてなかったら、ヒトとしてダメになりそうだという事です。これって危険のうちに入りませんか」


「俺ぁ、ずっと立ってても疲れなくなってきた。立ち仕事やるやつにゃあ最高のスキルかもしれねぇな」


 これは成長と言えるのだろうか。俺に至ってはもっと馬鹿馬鹿しい事になっている。


「索敵種類を『女の敵』にしたらフォーリードの街には325人の女の敵がいるらしい。一体どんな基準で判定下してるんだろうな」


 全くもって無駄な広がりを持ち始めている索敵スキル。脱力感いっぱいである。まったりと時間が過ぎて行く中、俺たちは時折流れる雲が何に見えるか話しながら佇んでいた。


 また身体の周りに光の輪が現れる。レベルアップのファンファーレが、長閑な青空に鳴り響いた。










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