第38話『新たな夜明け ――共闘への道と試練』
朝焼けの光が王都を包み込む中、リュシアは玉座の間で新たな決意を胸に座していた。
レクスとの対話は終わった。彼との決裂ではなく、わずかな共闘の可能性を見いだしたのだ。
「この国の未来は、私たちだけの手で変えなければならない」
隣に立つレオンが静かに頷く。
「しかし、今はまだ両者ともに疑念を抱いている。信頼を築くのはこれからだ」
◇ ◇ ◇
その日、リュシアはレクスからの使者を迎え入れた。
彼らはサリスからの情報を持ち寄り、王都の安全と独立派の動向を共有した。
「共闘は容易ではないが、互いの情報がなければ勝機はない」
リュシアは冷静に話す。
「私たちが握手を交わす日が来るとは思わなかった」
レオンが少し笑みを浮かべる。
◇ ◇ ◇
だが、その平和の兆しは、影に潜む敵の動きに気づかれていた。
王都の暗闇では、政府内の保守派が密かに反撃の準備を進めていたのだ。
「リュシア王女とレクスの和解は我々の計画を妨げる!」
保守派の一人が叫ぶ。
「ならば、力ずくでも彼らの動きを止めるしかない!」
◇ ◇ ◇
新たな同盟と、迫り来る試練。
リュシアとレクスの共闘は、まだ始まったばかりだった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回はリュシアとレクスが、互いに疑念を抱きながらも共闘への第一歩を踏み出す姿を描きました。
しかし、その背後では新たな敵が暗躍を始めており、物語はさらに緊迫感を増していきます。
この先も、予想を超える展開が続きますので、ぜひ引き続きお付き合いいただければ幸いです。
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