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第35話『決裂か共闘か ――再会する理想主義者たち』

王都から遠く離れたサリスの古びた館。

重厚な扉を開けて、リュシアは一歩足を踏み入れた。迎えたのは、かつての友であり、今は敵となったレクスだった。


「リュシア、よく来たな」

レクスは冷ややかな笑みを浮かべ、両腕を組んだ。


「あなたが言う『新しい秩序』の話を聞かせてほしい」

リュシアは毅然とした声で応じる。


 


   ◇ ◇ ◇


 


対話は想像以上に険しかった。

レクスは王都の腐敗を激しく非難し、彼が掲げる改革の必要性を熱く語る。

一方、リュシアは国民の安定と未来のために、王都の改革を目指すと説く。


「理想は似ているのに、手段が違いすぎる」

リュシアはそう呟く。


 


   ◇ ◇ ◇


 


話し合いは夜をまたぎ、やがて双方の感情が爆発する。

レクスは拳を叩きつけて叫んだ。


「変革は血を流すものだ! それを恐れていては何も変わらない!」


リュシアは目を潤ませながらも、静かに答えた。


「私は、血を流さずに変えたい。皆が傷つかずに、未来を紡ぐ方法があるはずよ」


 


   ◇ ◇ ◇


 


結局、対話は決裂し、双方は再び対立の道を歩み始める。

だが、互いの理想を知ったことで、ただの敵ではなくなったことは確かだった。


リュシアは館を後にしながら、静かに誓った。


「いつか、必ず分かり合える日が来ると信じて――」

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


今回はリュシアとレクス、かつての盟友同士がそれぞれの理想を激しくぶつけ合う緊迫の対話シーンでした。

互いの違いにより決裂してしまいましたが、その背景にある想いは決して単純な敵対関係ではないことが見え始めています。


これから物語はより複雑な局面へと進んでいきますが、二人の理想と信念の行方をどうか見守っていただければ幸いです。


応援してくださる方は、ぜひ評価やブックマーク、感想をいただけると創作の大きな励みになります!

皆さまの声が物語をより良くしていく力となります。心より感謝申し上げます。


次回もどうぞよろしくお願いいたします。

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