第19話『忘れられた勇者と断罪の刃』
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第19話では、異世界〈ティエラ〉に残された“忘れられた勇者”レオンが登場します。
彼の抱える過去と、失われた王国を取り戻すための決意が物語に新たな熱をもたらします。
そして迫る新たな敵の気配。緊迫した展開をどうぞお楽しみください。
異世界〈ティエラ〉の廃墟と化した王都の一角。
夜風が吹き抜ける中、ユウトたちは廃屋の影からひっそりと現れた男を見つめていた。
「誰だ、あいつは……?」
結月が小声で囁く。
男は傷だらけの鎧を身に纏い、鋭い瞳を持っていた。
「私はかつて、この国の守護者だった……忘れられた勇者、レオンだ」
レオンの声は、かつての栄光と深い絶望を帯びていた。
◇ ◇ ◇
レオンは語り始める。
「魔核暴走の際、私は王都を守るため、最後の砦に立った。だが、仲間は散り、国は滅びた。私だけが生き残り、断罪の刃を握ることとなった」
「断罪の刃……?」
ユウトが問いかける。
「そう。この剣は、かつての支配者たちの罪を裁くためのものだ。今や、この国を蝕む者を断つため、私はこの地に残った」
◇ ◇ ◇
ユウトはレオンに王女リュシアの救出と、再建の計画を話す。
レオンの瞳に、かすかな光が宿る。
「貴様たちが戻ったか。ならば、共に戦おう。失われた王国を取り戻すために」
彼の剣が地面に突き刺さる。
漆黒の刃が闇夜に反射し、まるでこれからの戦いを告げるようだった。
◇ ◇ ◇
しかし、その時、遠くから不穏な足音が響く。
「来るぞ、敵だ!」
ユウトたちは身構えた。
再び王国の命運をかけた戦いが始まろうとしていた。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンの登場により、物語はさらに深みを増していきます。
彼の持つ“断罪の刃”がどのような役割を果たすのか、今後の展開にぜひご期待ください。
次回、第20話では、王国を揺るがす裏切りの影が明らかになります。
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