表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/200

第13話『帰還者の牢獄 ――霞ヶ関地下実験施設への潜入』

ご覧いただきありがとうございます!


今回の第13話では、物語の緊張感が一気に高まる“潜入”と“再会”をテーマに描いています。


政府が密かに運用する「帰還者の牢獄」――その実態とは何か。

ユウトたちは極秘施設に潜入し、かつての仲間との再会を果たしますが、そこで知る真実は想像を超えるものでした。


謎が謎を呼び、再び集い始める“異世界の英雄たち”。


どうぞ最後までご覧ください!

地下20階。電波の届かぬ密閉空間。

そこは、政府が密かに運用する特殊収容施設――通称「帰還者の牢獄」。

異世界からの帰還者で“制御不能”と判断された者たちが、処置の名のもとに幽閉されているという。


「このフロアだ。俺の仲間は……ここにいるはず」


ユウトは防護服のフードを深く被り、指先でアクセスパネルを操作した。

諫早レンの協力で偽装した“研究官用の生体認証”。本物そっくりに作られた義眼が、虹彩スキャンを突破する。


ガシュン――


扉がゆっくりと開き、冷たい空気が漏れ出す。

そこには――生気を失った目をした若者たち。

魔術の回路を遮断する拘束具に繋がれ、パイプベッドに横たわる者もいた。


「……こんな、こんなことが……」


結月が震える声で呟く。


「これが神保たちのやり方か。“帰還者”を研究材料にしてる……」


ユウトは歯を食いしばりながら歩を進める。

そして、施設の奥。コード“R04”と刻まれた収容室の前で、彼の足が止まる。


「……間違いない。ここだ」


重々しいハッチが開く。


 


    ◇ ◇ ◇


 


そこにいたのは――一人の青年。

金髪、筋張った腕、異世界では“雷刃らいじん”の異名で恐れられた戦士。


「……リクト……?」


ユウトが名を呼んだ。


その瞬間、青年の身体がびくりと動く。


「……ユウト……か?」


彼の声はかすれていた。

だが、そこには確かに“記憶”が残っていた。


「おい……帰ってきてたのかよ、いつの間に……!」


「お前も生きてたのか……!」


再会の喜びもつかの間、リクトの口から衝撃の事実が明かされる。


「ユウト……この施設には、まだ“他にも”いる。“王女”も、“勇者”も……みんな捕まってる」


「……なんだと……」


 


    ◇ ◇ ◇


 


しかし警報音が施設内に鳴り響いた。


ピピーーーー!!


『侵入者発見。セキュリティロックを発動します。』


「チッ、バレたか……!」


結月が結界を張りながら、ユウトに叫ぶ。


「リクトを解放して! 急いで!!」


「了解!」


拘束具を破壊し、リクトを背負うユウト。


「おい、置いていくなよ! この牢獄ごとぶっ壊してくれよな!」


「任せとけ……“俺たちはもう、囚われない”!」


 


    ◇ ◇ ◇


 


彼らは、霞ヶ関の地下施設を脱出。

その背後で、再び異世界の力がこの現実世界ににじみ出そうとしていた。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


今回登場したリクトは、異世界編でも人気の高かったキャラクターで、ようやく現代編に登場しました。

彼の登場により、今後さらに仲間たちが再集結していく予定です。


そして、物語はいよいよ“王女”――かつてユウトたちが命を賭けて守った存在――の行方へと繋がっていきます。


次回は、再び政府施設へと潜入し、王女の救出作戦を描く大きな山場です。

ぜひ続きもお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ