諦めかけた夏
この度は、星の数ほどある作品の中から、
私の作品を選んでいただき、ありがとうございます!
まだまだ他の作品より未熟で、つたない文ではありますが、
一生懸命、最後まで綴るので、少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです!
それでは、また後書きで会えることを願っています_
毎朝起きたら花に水をやる。
その次に、花の手入れをして、雑草や害虫を取り除く。
そして、栄養たっぷりの肥料をあげる。
これが私の日課だ。
花に沢山の愛を注げば、花もそれに応えて美しく咲いてくれる。
...はずなのに。
私・リナリアの目の前には、枯れた数本の花。
悲しさが胸に込み上げ、そして寂しさが押し寄せてくる。自然と涙が溢れる。
最近は、こればっかりだ。
花屋だと言うのに。昔は、町一番の花屋だった。
夏になり暑くなってきた。この枯れた花達は、この夏に綺麗に咲く筈だったのに。
やっぱり、私には無理なのかもしれない。
お母さんやお父さんのように、綺麗に花を咲かせられないのかもしれない。
久しぶりに思い出した両親の笑顔に、心が強く締め付けられた。
_いってきます
_いい子にしていてね
_いってらっしゃい
それが最後に交わした言葉。
もう10年たつだろうが。私がまだ6歳だった頃の記憶だった。
両親は遠くへ花を届けに行った。
誕生日パーティーに飾るのだと、依頼者は幸せそうに言っていた。
しかし、その依頼者に届けた帰り、両親は交通事故でなくなってしまったのだ。
それを私は数週間後に知った。既に両親はお墓に入ってしまっていた。
その虚しい心を満たしてくれていたのが花だった。
でも、その花を私は咲かせることができない。
もうやめようか。
私は地面にペタリと座り込んだ。
お疲れさまでした。
最後まで作品を読んでいただき、まことにありがとうございます!!
あなたの心に新しい世界を創ることができたのなら、本当に嬉しいです。




