表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
気になるあの子はヤンキー(♂)だが、女装するとめっちゃタイプでグイグイくる!!!  作者: 味噌村 幸太郎
第三十九章 挽回デート

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

340/490

お土産はちゃんと貰っておいた方がいいよ


 一睡も出来なかった……。

 可愛いヘビちゃん達が俺を寝かせてくれなかったから。

 ずっと、首筋をペロペロ舐めて、愛撫され続けた。

 そりゃあ、誰だって興奮して眠れないだろう。


 緊張し過ぎて……。



「うーん! よく眠れたぁ~ あ、新宮センパイ。おはようございます♪」

 お姫様ベッドで背伸びをする、ひなた。

 対して、俺は身動きが取れずにいた。

 たくさんのヘビちゃん達で、重たいからだ。

 それに嚙まれそうで怖い。

「おはよう……」

「あ、センパイ。ヘビちゃん達とすっかり仲良くなれたみたいですね♪」

「う……うん」


  ※


 ひなたに「朝食を食べて行かないか」と誘われたが断った。

 寝不足だし、リビングにはたくさんの犬でうるさいから、休めない。


 

 帰り際、ひなたのパパさんに声をかけられた。

 大きな紙袋を1つ持って、差し出す。

「新宮くん。これ、お土産だから持って帰ってくれないか?」

「はぁ……ありがとうございます」

「いやいや、そう気を遣わなくても良いのだよ。君はもう我が子のようなものだ」

 そう言って、ニコリと笑う。

 このおっさん。俺のことを種馬みたいに思ってない?



「じゃあ、センパイ! また学校で会いましょうねぇ~」


 玄関から手を振るひなた。

 俺はエレベーターに乗る際、手だけ振ってあげた。

 疲れから、声を出すのもしんどかったからだ。



 エレベーターの中に入ると、パパさんから貰ったお土産が気になった。

 やけに重たく感じる。

 袋の中を開いて見ると、3つの箱が入っていた。

 1つ取り出し、包装紙を破ってみる。


『赤坂饅頭』と書いてある。


 どうやら、あのパパさんが経営している和菓子店のようだ。

 本当に金持ちなんだな。

 いろんな会社を経営しているとは……。


 どんな饅頭か、気になったので、蓋を開けてみた。

 すると……。


「いっ!?」


 見た瞬間、血の気が引く。

 だって、予想していた和菓子なんて、どこにも入っていなかったから。

 箱に入っていたのは、ただの紙切れ。

 いや、福沢諭吉さんという偉人がプリントされた紙幣だ。

 見たこともないぐらいの束。

 これは……100万円だ!


 生まれて初めて見る札束に、腰を抜かしそうだ。


「あのおっさん……なにを考えているんだ」


 箱の隅に小さなメモ紙を見つけた。


 何か書いてある。


『未来の息子である新宮くんへ。これはほんの気持ちだから、気にしないでね♪』


 お気持ちってレベルじゃねー!

 俺の遺伝子を金で買うってか……。


 最後にもう一言。


『お母さんと妹さんがいると聞いたから、三人分のお土産を入れておいたよ。今度はみんなで我が家へ遊びにおいで。ていうか、もうみんなで一緒に暮らそう♪』


「……」


 10代の若者が、一晩で300万円も手にしちまったよ。

 どうしたら、いいの? これ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ