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気になるあの子はヤンキー(♂)だが、女装するとめっちゃタイプでグイグイくる!!!  作者: 味噌村 幸太郎
第三十二章 女装のヤンキーと片想いのヤンキー

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腐女子に送るラブメッセージ


 アンナの発案により、急遽リキはスマホを取り出すことに。

 目的は撃沈したほのかにL●NEすることだ。

 まだやめておいた方が良いと思うのだが……。


「なんて送ればいいかな? アンナちゃん」

 目をキラキラ輝かせて助言を求めるリキ。

「そうだな~ アンナだったら、好きな人には自撮り写真を送るかな☆」

「ブフッ!」

 思わず吹き出してしまった。

 そりゃ、あんたがカワイイからだろと。

 ガチムチ兄貴のリキの自撮り写真なんて、誰が喜ぶんだよ……。


「わかったぜ! じゃあ今から写真撮って送るわ!」

 ファッ!? 真に受けるんかい!

「うんうん☆ いいと思うよ☆ 撮る時は出来るだけ上からにしたほうがいいよ。上目遣いでおでこにピースすると更に、良きかな☆」

 悪きです……。

「さすが、可愛い女の子の言う事は違うな! よし、じゃあ電車の中だけどやってみるわ!」

 そう言って、人目も気にせず、車内で自撮りするリキ。

 近くにいた若い女子高生がその姿を見て苦笑していた。


「なにあのおっさん。乙女ぶってさ」

「あれじゃない? きっとLGBT的な?」

 そういう偏見や差別は良くないと思います。


 自撮りをしている最中も隣りに立っているアンナから逐一、指導を受けるリキ。

 その大半が典型的なブリッ子のポージング。

 見ていて辛い。


 やる気マンマンで連写しているリキをボーッと眺める俺に対し、アンナが耳打ちしてくる。

(ねぇ。タッくん、これならイケそうだよね☆)

 どこがだよ!

(まあ……何事も経験が大事だからな)

(だよね☆ ところで今日ってどこに行くの?)

 そうだった。まだ彼女にちゃんと今日の取材を説明していなかったな。

(それなんだが……女のほのかでは行けそうにない映画館に、リキを行かせようと思っているんだ。腐女子のほのかを落とすには、リキのルックスでは無理だから。趣味で距離を縮めようと思っているんだ)

 言いながらも、胸が痛む。

 だが、それを聞いたアンナは瞳を輝かせて、喜ぶ。小さく拍手しながら。

(スゴイスゴイ! 知らないおじさん達と仲良くなれる場所だよね? タッくん、アンナの考えと一緒なんだ☆ 嬉しい……)

 なんて頬を赤らめる。

 全然一緒じゃないんだけどね。



 何枚も写真を撮り終えた所で、リキが俺たちに質問する。

「なあ、これ送るのはいいんだけどさ。なんてメッセを送ればいいかな?」

 うっ! 今から社交場に向かうなんてダチには言えないよぉ!

 俺が言葉に詰まっていると、代わりにアンナが答える。

「えっとね。『今から知らないおじさん達とお話に行くお』『中洲なう』って送ればいいと思うよ☆」

 軽すぎる! しかも何気にほのかなら、喜びそうなワードじゃん。

「へぇ……よくわかんねーけど、女の子のアンナちゃんが言うなら、多分それが正解なんだよな! さっそく送るわ!」

 

 マジで俺にも答えが見つかりません。

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