鬼書【夜神月】との戦い
初めての小説です。おかしなところがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
ただただ樹海の中を歩いていた。何がどうなっているのか分からない。混乱しながらとりあえず歩いている。自分はどうすれば良い、自分はどうなっていくんだ。畜生、あいつさえ化なければ。
男は、昔から本好きで多種多様な本を読んでいた。全国の書店を訪ねては珍しい本、面白い本を探していた。あれは、八月の暑い日のことだった。書店に行った後、帰りの電車に乗れずどうしようかと歩いてた。
最悪の場合、公園かどっかで野宿になるだろうと考えていたら薄暗い和風な店を見つけた。そこは書店だった。たとえ自分ほどの人でも不気味すぎて入らない。だが、その時男はどうしても入りたい、入らなければならないと思ってしまった。男は足を一歩踏み入れた。暗い。あれほど暑かったのに少し肌寒い。
エアコンなんかついていない。奇妙だ。そして男はそこで1つの本を見つけた。もうすごく傷んでいる。それにとても古いものだ。歴史の教科書に出てくる昔の書物のようだった。中を見てみる。
男は驚愕し顔を歪めた。なんかの絵なのだ。それは確かだが、正直なんなのか分からない。持ち帰って研究依頼して見ようとその場で本を購入した。
店を出て一歩進んでそこから記憶がない。朝目覚めたら、樹海だった。おかしかったのが二つ。
手、服、鞄が血だらけなのだ。周りに死体のようなものは無い。謎だった。そしてもう一つ、《奴》が現れていた。人では無い。そもそも実体も見ていない。心の中が侵略されている。そんな感じがする。
不意に声が聞こえた。どこから喋っているのか分からない。そうしてようやく理解した。心の中にもう一人いるのだ。
製作が超まったりなので連載は多分遅いです。それでも楽しみに気長に待っていただけたら幸いです。