"大切なモノはいつか失う。"
はじめに。
初めまして。作者の愛羅といいます。
この作品は自分の思っていることを書いていけたらいいなと思っています。
作品と言っていいかはわかりませんが…。
どうかお付き合いください。
-------------キリトリセン--------------
これを読んでくださっているみなさんには、
"大切なモノ"はありますか?
どんなモノでもいいんです。
例えば、大切な人、
誕生日やクリスマスにもらったプレゼント…。
私には、大切な人がいました。
それはもう、3年も前のことになりますが。
私の"大切な人"は、3年前に亡くなりました。
交通事故でした。
彼とは交際をしていたので
毎日当たり前のように一緒に登下校をしていました。
その日は、いつも通りの道を歩いて、
私の家の前まで送ってくれて。
それから自分の家に帰る途中に、
彼は事故にあいました。
その知らせを聞いたのは、それから3時間後。
"嘘だ"
"そんなわけない"
"信じられない"
そう思いました。
すぐに病院に向かい、彼に逢いに行った。
残念ながら私がついた頃には、
彼は既に息を引き取っていて…
その時初めて、彼が本当に
大切だったんだという事に気が付きました。
でもどこかで、彼はまだ生きているんじゃないか。そう思っている自分がいた。
でも、彼が埋葬された日に
"死"がどういうものなのか、思い知らされて。
もう"彼の笑顔をみる"ことも
"手を繋ぐ"ことも
"デートする"ことも
"電話する"ことも
"会う"こともできない。
そして、
直接貴方に"好き"だと伝えることも、
貴方に"好き"だと言ってもらえることもできない。
大切なモノはいつか失う。
それは突然やってきて、
心の準備なんてひとつもさせてくれない。
本当に大切だったモノを失ったとき
それが自分の中でどれほど
大きなモノだったのか気付かされる。
大切なモノはいつまでも存在し続けるわけじゃない。
自分が大切にしたいモノは、
自分にしか大切にできない。
自分にしか大切にしかできないモノは
自分で守るしかない。
でもいつか失うときはくるから。
そのとき、少しでも後悔しないように。
それを失ったとき、
自分が壊れてしまわないように。
自分で自分を守れるように、
準備をすることが大切だってこと。
それをどうか、これを読んでくださっている
みなさんには覚えておいてほしい。
大切なモノは、存在しているうちに。
どうか読者様方の大切なモノが
少しでも存在し続けることを祈って────。