兄妹4
寝る前だとなんか頑張れる気がしました、気がしただけでした
・・・ようやく飯が食えるな・・・ここまで来るのにえらく長い時間かかった気がするが気のせいなのかねぇ・・・
「なに一人でブツブツ言ってんのよ気持ち悪い、早くお昼にしましょ」
あいよ、んじゃあ先に席をとっとかなきゃな。
と、席に向かう俺に荷物を突き出す妹・・・
いや、持つけどさなんか言えよ・・・
「そっちが先に持つアクションとりなさいよ、気が利かないわね」
わかった、悪かったよ・・・
ここで何を言っても言い負かされるのは目に見えてるのでさっさと降参しておこう・・・
うん、俺って気使いバッチリじゃね?
「なんかしょうもないこと考えてるでしょう、言っとくけどあんたのそれは気使いじゃなくて面倒くさがってるだけだからね」
おおう、あっさりと考えを読まれた・・・そんなに顔に出てたかなぁ・・・こわやこわや
「まぁいいわ早く席とっといてよね私お昼買ってくるから」
了解っと、あのはしの方が空いてるからあそことっとくぜ
「わかったわ、ついでにあんたの分も買ってくるけど私と一緒のとこでいいわよね。」
おう、特に嫌いなものもないしお前にまかしとくわ
「あんたの長所はそこだけよね、とりあえずなんでも食べるってのが」
そこだけとか言うな悲しくなるわ!
まぁさっさと席についてゆっくりするか・・・いい加減疲れたわ・・・
腰を下ろして一息ついて周りを見渡す
しっかし日曜ってだけでこんなに混むもんなのかねぇ・・・暑い中よくまぁ集まるな・・・
携帯でサイト巡回しているとようやく昼飯が到着した
「はい、とりあえずバーガーとポテトとコーラでいいわよね?」
うむ、ご苦労!
「黙れ、ボケ眼鏡」
すんません・・・ありがとうございます
「最初からそう言ってればいいのに、とりあえずなんか言わないと死ぬの?」
いやまぁそんな感じではあるけど、テンションが妙な上がり方したわ
ふー、自重せねば帰ってから罵倒される時間がのびる・・・
「さっさと食べましょ、冷めるわ」
だな、あとで返すわ
「別にこれぐらいいいわよ、ケチくさいこと言わないで」
サンキュー、んじゃもらうわ
食べながら、次はどこに行くか考えてみる
ここからならアクセサリーか服かねぇ、かさばるから服は後かな・・・などと考えてると
「あら、珍しいところで会うわね」
おんや?委員長どうしたこんなところで
クラス委員長がそこにいた、学校以外で会うのは初めてだな
「あなたが外でしかも女の子と一緒だなんて軽く事件じゃない?」
やかましいわ、妹の買い物に付き合わされてるだけだよ。そっちこそなにやってんだ?
「私は弟の誕生日プレゼントを買いにきたのよ、サプライズも考えたけど趣味が合わなかったら無駄だしね。一緒に来てるの」
ふむ、一人に見えるがスケルトンな弟なんだな
「そんなわけないでしょ、欲しいもの選びしてるのよ。迷ってるから飲み物を買いにきたの」
さよか、まぁ弟さんによろしくな
「会ったこともない人によろしくとか言われてもね、そろそろ戻るわじゃあまた学校で」
またなー、と手を振ってるとからかうような声で
「なになにー彼女?」
んなわけないだろ、見てて分かるだろうに・・・
外で会うのも初めてなのが彼女のわけないだろうが・・・
「でしょうねー、結構美人だしあんたにゃもったいないわね」
ほっとけ、まぁクラスではそこそこ人気があるみたいだがな
俺はリアルに興味はねぇよ
「はぁ・・・ここであいつが気になってるんだーとでも言うんだったら少しは見直したのに。がっかりだわ」
まぁいいじゃねぇかほっとけよ、クラス委員長に恋なんぞラノベじゃないんだからしねぇよ
「空想と現実をまぜるんじゃないわよ、委員長って考えるからそうなるんでしょうが。もう少し可愛い女子と仲良くなりたいとか思いなさいよ」
なぜこいつに恋してないってだけで説教を受けてるんだ・・・よくわからん・・・
なぁ、もう食い終わったしそろそろ買い物の続きいこうぜ
話を切り上げたいのもあり提案する
「そんなに買い物がしたかったのなら言いなさいよ、仕方ないわね。行きましょうか」
はいはい、行きましょうかね
荷物を持って(いつの間にか全部持つことになってる・・・)立ち上がる
さて次はどこに行くんだ?
「次はCDが欲しいからそっち行くわよ」
了解、俺もCDいくつか欲しいのあるし見てみるか
話もそらせてよかったしな・・・
「あ、そうそうさっきの話の続きは帰ってからね。楽しみにしときなさい」
・・・帰りたかったのに帰りたくなくなったなぁ・・・いやぁでも帰りたい・・・
なんだろう、これが四面楚歌か・・・ヤダナー・・・
その後、CDから服、アクセサリーなどぐるりと店内を連れ回され終帰ったのが夜の10時・・・
さらば今週の撮り溜めたアニメ・・・こんにちわ月曜日・・・
なんだろう、涙が・・・ワスレテネヨウ・・・orz




