弾幕を習おう
いやー、戦闘シーンをかけるかどうか不安ですね、まだここには載ってないけど
「つまり、あんた自分から望んで幻想郷に来たわけ?」
「ああ、あんなつまらない世界こっちから願い下げだ」
「あんたみたいなのは初めてだわ」
神社の一室にあるこたつに入りながらこの世界…幻想郷の簡単な説明を受けた、弾幕勝負に能力。ここに来てから俺のテンションが上がることはあれど下がることはなかった
「それで、俺にも能力はあるのか?」
「さあ、紫が連れてきたんだからたぶん何かあるとは思うけど…」
紫、幻想郷の管理者でもある大妖怪、気まぐれで外の世界から人を連れてくることがあるそうだ、そのうちの一人が俺、まあ俺の場合は自分から望んだ部分もあるが
「で、これからあなたどうするの?」
「うーん、できれば旅をしたい!」
今までの夢の一つである心躍る冒険、この世界には妖怪や幽霊、それに神様まで居るらしい、そんな世界を旅すれば俺の心が踊らないはずがない
「あんた戦えるの?」
「うん!無理!」
多分凶暴な妖怪に襲われれば速攻で食い殺される、というかそもそもお金がないから食料が調達できずに餓死する、今俺が旅に出たところで一週間で死体になるのがオチである
「……ここにしばらく住むといいわ」
「いいのか?」
「ええ、紫が連れてきた人間の面倒を見るのも私の役割だから、ついでに修行もつけてあげるわ、ただじゃないけど」
霊夢はコタツから出てついてくるように促す
俺は霊夢の後をおい外に出た、すると物置小屋から箒を二本取り出し、片方を俺に渡してきた、どうやら一緒に境内の掃除をしなければならないようだ
「ほら、やるわよ」
「旅のためならなんのその!」
数分後
「おっしゃぁ!終わった、それじゃ修行お願いします」
「……どんだけ修行したいのよ」
「俺は早く旅に出て、いろんな冒険をしたいんだ、だから早く妖怪と戦えるようになりたい」
「しかたない、それじゃまず弾幕から練習しましょうか」
ため息を吐きながら俺の箒と自分の箒を小屋にしまいこむ、どうやらやっと(ここに来てから数時間しか経っていない)修行をつけてくれるようだ
「それじゃ、まずは弾幕から、これは実戦にも使えるから、ある意味で一番重要よ」
弾幕勝負、それは単なる喧嘩や力比べこの世界で度々起こる異変の時なんかにも使うらし
い、つまりこの世界で弾幕が出せないと話にならないらしい
「まずはお手本、こんな感じで…」
右手の手の平をこちらに向け、ニヤッと笑うとそこから突然赤色の光る弾が発射され俺の腹に直撃した、大柄の男に殴られたのではないかと思うぐらい痛い、俺はたまらず地面を転げ回る
「何これ!すごく痛い!」
「大事なのはイメージ、さあやってみて」
なぜ俺に弾幕を放ったのか、後日聞いてみたところなんか面白そうだったから、だそうだ
次回もまったりと楽しんで行ってね!