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東方黒浪伝  作者: 三毛猫Z
11/12

朝ご飯


「うーん。あれ?もう朝か」


頭を掻きながら大きなあくびをする、道やら昨日あのまま寝てしまっていたらしい。湧き上がる二度寝欲を抑え込み、勢い良く立ち上がる。机の上には煎餅の代わりに朝ご飯が用意されていた 、台所の方から天子が追加の皿を持って来た


「おはよう、朝ご飯できたわよ」

「おう、ありがとう」

「こんなところで寝ちゃうなんて、相当疲れてたのね」

「まあな、なんか違う気もするけど」


次々と台所から朝ご飯を運んでくる、目玉焼きにベーコンにご飯。全てを並べ終えた天子は俺の向かい側に座り、合掌の後に朝ご飯に手を付け始めた


「いただきます」


目玉焼きに塩コショウをかけて口に運ぶ、少し言わせていただくなら焼き過ぎかな。それによく見たらご飯もカッチカチだし、ベーコンも裏が焦げ付いている


「……美味い」

「ほ、本当?私料理作るの初めてなんだけど大丈夫だった?」


チャレンジ精神は大事だとは思うけど、流石に作ったこともない料理を作ってそれを人に食べさせるっていうのは少しのやり過ぎなような気がする、口の中で焦げたベーコンがガリガリと音を立てている。というかよくこれをあんな澄まし顔で食えるな、味覚がどうにかなってるとしか思えん


「……ご、ご馳走様」

「うんうん♪美味しかったでしょ?流石は私ね」


満足そうに頷いているが俺の不味くても美味しいという俺の優しさには気づいていないみたいだ、自分では最高のできだったとでも考えているのだろうか。正直あれは焦げた味しかしなかった。ご飯硬かったし


「さて、あんた確か修行してたのよね?」

「ああ、いろいろしてるぜ」

「じゃあ今日は私が修行をつけてあげるわ、別にいいでしょ?」

「ああ、こっちから頼みたいぐらいだ」

「じゃあついて来て、降下の仕方も教えてあげるから」


俺と天子は中庭に移動し、第二回飛行訓練が実施された


少年訓練中………



訓練を始めて数十分、有る程度自由自在に飛び回れるようになり、降下もバッチリできるようになった。実践訓練ということで天子と空中での初弾幕戦を繰り広げることになった


「よし!かかってこい!」

「いくわよー!」


天子の放った弾幕が押し寄せてきた

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