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NO,2
冬のシーズンになると、街は派手な格好をする
何がそんなに楽しいのかわからない
岸弥は重い足取りでいつもの帰り道をたどる
大量殺人を犯してもアリバイさえあれば捕まらない
僕は究極の殺人兵器を開発した、そう思うと岸弥はあの事件のことを忘れられた
病に蝕まれた母に、いつも語っていた
「ある特別な糸を巻いて、爆弾を仕掛けて摩擦を少しでも加えるともの凄い勢いで爆発するんだ」
「勿論、証拠となるものの全部が強い爆風と共に消えるよ」
一方的に話をするが母は何も返せない
それどころか、話がわかっているのかさえ分からない
病室の窓から人目を気にしながら、岸弥は病室で実験をしている
摩擦の力の調整、爆破するまでの時間差、爆破の規模、爆破の費用
1回につき7000円はかかる爆破は多用できず、単なる事故で終わってしまう
誰かの仕業だと思わせるには、やはり1点の場所で連続使用する他なかった
岸弥は頭をフルに使い、ある決断をした




