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プロローグ〜異世界に転生へ〜
俺は慈善団体に所属するごくごく普通な男だった。
親は日本に住んでいたが27のときに事故にあって死んだ。
そんなこともあり金には困らず、
好きな仕事に就き自由に生きていた。
ある夏の頃、アフリカの発展途上国に滞在していると、
紛争地域に入り込んでしまったことで銃撃戦の中でひとり悲しく死んでいった。
・・・はずだったのに、いざ死ぬ直前に過去の思い出とともに謎の声が聞こえてきたのだ。
「おめでとうございます!
あなたは数多くの人を救ったため、神様により転生させてもらえます。」
<<転生しますか? YES or NO>>
薄れゆく意識の中で、転生という言葉を聞いたときに
なぜかそうしなければいけない気がした。
「YES」
そう答えた俺の体はもう限界を迎えていた。
小鳥の囁き、小川のせせらぎ、輝く太陽
俺は目が覚めると広大な森にいた。
「なんじゃこりゃ〜〜!!!!」
こうして俺の異世界生活が始まったのだ。