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第1話 フラれた

 それは、お別れの夜だった。とある高いお店で、二人でカウンターに並んでいた。


 結局、総論として、私はフラれた。


 友達や同僚を大勢呼んだ結婚披露宴を開催したとして、そこで自慢できる嫁ではない、私の親が貧乏で、私の親の職業が自慢できない、私の親の大学がいまいちという理由で、彼の二番目だと言われた。彼の一番目にはなれないということらしい。


 その夜も「可愛い」と言われた。しかし、私の心は決まった。

 

 見返してやるしかない。


「約束して。必ず、結婚して、子供を産んで、幸せになる。これは約束だよ。」と彼に言われ、私は彼と約束した。


 言われなくてもそうして絶対にそうしてやる。私の心は決まった。固い、固い、強固な熱い闘志が私の心の中に燃えたぎった。


 その夜、私は彼に襲われそうになったが、きちんとお別れした。


 さよなら、私の青春。二番目の女性ではなく、私は一番目の女性だ。そう思ってくれる人を探そう。


 彼のせいで死にたくなるほど辛かったとき、夜中に泣きながらコンビニに駆け込んだことがあった。その時、暗くなる自分が怖くて明るくて人がいるコンビニに駆け込んだが、私が自分を保っていられたのは、私の父親との温かい記憶があったからだ。

 あなたに、私の家族の何が分かるの?


 まずは仕事に生きよう。そして、必ず見返すのだ。


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