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違和感2

部屋から出ると、扉の前で待機していたクランが後ろについてくる。

「姫。何かきがかりなことでも?」

「え??」

「眉間にしわが、将来老けますよ?」

眉間を指さしてクランがいった。

「余計なお世話ですぅ。‥‥ちょっと気になることがある。ルルは父さまの同級生だったよね?学年時代の。」

「ええ。確か一緒に生徒会にも所属してましたね。まぁ俺より陛下の同級生のロンドさんに聞くほうが早いと思いますよ。」

「確かに…。そうする。ありがと」

「いえいえ、それにしても、今日はいないんですか?」

「え?」

「シフィラさん。今日見てませんが‥‥。」

「あぁ、シフィラなら今は里帰り中。大公家のご令嬢だし、色々付き合いもあるみたい。」

「そうですか‥‥。」

めちゃくちゃ、落ち込んでる。その姿を滑稽だと思ってしまうのは性格が悪いだろうか。






ロンドやクランたち側近の執務室は父様の執務室の近くにある。仕事の邪魔をしないようにと普段はあまり近づかないようにしていた。 

ドアノブが狼になっていて神々しさを感じた。そっとノックをするとロンドが顔を出した。

「ん、姫でしたか。何か御用ですか?」

「仕事一段落ついてからでいいから、私に話してほしいことがある。」

「何についてですか?」

「ルル、、ルル・アレクソンについて。」

そういうとロンドの顔が少し曇った気がした。

「その方が何か致しましたか?」

「いや、してないよ。ただ嫌味というか、こう言い回しとかに棘がある感じがしてね…。もしかしてさぁ、父様のこと好きなんじゃないかってね。」

私の事を見ていたロンドは軽く息をつき、足を組みなおしていった。

「…気づいていらっしゃるのですね。どこからお話しするべきなのか.......。ルル嬢は学生のときから陛下のことを好いてらっしゃいます。公爵家の娘なこともあり、昔から陛下の婚約者候補でいらっしゃいました。しかし、姫の母君が学園に来たときに、いやそれ以前のエルフの族長が我が国に訪れる交流会の時から陛下は皇后陛下のことを意識していらっしゃった。学園で再開した時はある意味運命ですね。そこから陛下の猛アプローチを皇后陛下は受けることになります。そうなると嫉妬深いルル嬢は皇后陛下に嫌がらせを色々と…してきたのですが、。」

「が…?」

「皇后陛下は魔力が大変お有りでしたし、虫程度だと森によくできるとか何とかで…、、暗殺者をもぶった…ごほん。お一人で対処なさって…。それから陛下はご結婚なさったので、ルル嬢も流石に諦めたかと思っていたんですがね…。」

「まぁ、女の嫉妬は怖いからねぇ。」

「ただ、私共はその事実に気づいておりましたので、陛下に訴えたのですが、鈍すぎて信じてもらえずでございまして。姫の教育係の件に関しましては、もう恋い慕う気持ちは消えただろうと甘く見ていた私共の落ち度にございます。申し訳ございません。」

「謝ることない。まぁ、このままやられたままってのも癪だ。」

「ロンド。’鴉’の使用を許可する。父様にばれないよう水面下で動いてくれ。主に証拠集めだ。私も隙を与えてぼろを出させるから。」

「御意。」

こうして、一応できる限りの事はした。あとは罠に嵌めるだけだ。






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