オリジン・装備一覧 ※特にネタバレ注意
●オリジン
プレイヤーは1人1つ、武器の起源の種、武起種を持っている。
切り裂くカタチ、剣のオリジン。
守り弾くカタチ、盾のオリジン。
断ち切るカタチ、斧のオリジン。
突き刺すカタチ、槍のオリジン。
叩き潰すカタチ、槌のオリジン。
狙い射るカタチ、弓のオリジン。
撃ち込むカタチ、砲のオリジン。
殴り打つカタチ、爪のオリジン。
魔を操るカタチ、杖のオリジン。
断ち刻むカタチ、鎌のオリジン。
武器ばかりではない。
心を写すカタチ、鏡のオリジン。
心を織るカタチ、針のオリジン。
人を運ぶカタチ、輪のオリジン。
想いを描くカタチ、筆のオリジン。
舌を打つカタチ、料理器のオリジン。
心を撼わすカタチ、楽器のオリジン。
オリジンは好きな道具へと変異する。
が、多くあるがゆえに。
武器にはそれぞれ、強弱、優劣が生まれる。
それに、素材ごとの適性も存在する。
コブリンを主な素材とするのならば、素材が軽いことと、腐食属性が付くことを活かして、手数の多い武器に進化させたい。
もしこれを斧や槌にするのなら、その属性を活かしきれないばかりか、素材が軽いせいで大きなダメージも与えられない。軽いことを上手く活かすスキル構成もあるだろうが、いわゆるネタプレイや、趣味構成と言われるだろう。
そして、先に述べた強弱だ。
主とする素材と、進化する武器の種類。
2つの要素が異常に上手く噛み合えば、当然強いオリジンというものは出てくる。
それはテンプレートとなって、誰もがそれを作ろうとする。
オリジンというのは、スキルが固定されてしまうのを防ぐ、個人の差別化を図るための自由な要素だったのだが、時間が経てばいくつかに縛られてきた。
~オリジンの進化例~
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■ハジマリノ剣
〇武器種:剣
〇属性:斬
〇能力:ATK+2
〇詳細:始まりの剣。取り扱いやすい。
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■ハジマリノ槌
〇武器種:槌
〇属性:衝
〇能力:ATK+2
〇詳細:始まりの槌。取り扱いやすい。
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◆◇───-–- - -
■ハジマリノ槍
〇武器種:槍
〇属性:貫
〇能力:ATK+2
〇詳細:始まりの槍。取り扱いやすい。
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■ハジマリノ弓
〇武器種:弓
〇属性:貫・遠
〇能力:ATK+1
〇詳細:始まりの弓。取り扱いやすい。
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■終焉の世裂鎌
〇武器種:鎌
〇属性:斬・炎・闇
〇能力:STR +999
VIT -459|(下限突破)
〇オリジンスキル:<世裂喰ラ>
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【森羅万変ハイドレオン】
種族:龍
爬虫類型モンスター。モチーフはカメレオン。全長15メートルを超える巨体は、小山のよう。
普段は森の風景に完全擬態して、静かに大人しくしている。
退化した翼は発声器官であり、縄張りに侵入した獲物を見つけると、その獲物の“声”を利用して、翼で呼んでおびき寄せる。
充分に近づいてきたところで、一気に長い舌と尻尾で絡めとり、大きな口で丸呑みする。
奇襲を主とする魔物だが、龍としての身体能力も忘れてはいけない。
一撃で仕留めそこなったと分かると、隠れて移動し、死角から攻撃を仕掛けてくる。
一度決めた獲物は、執拗に追いかける。
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■レオン・コート
〇武器種:防具
〇能力:STR -100(下限0)
VIT +5
AGI -100(下限0)
〇オリジンスキル:<光学迷彩>
<詐欺>系スキルと<光魔法>系スキルの上位複合スキル。
他者から見えなくなる。
〇詳細 :森の奇襲王たる【森羅万変ハイドレオン】の“隠れる”才能を受け継いだカタチ。焦らず、じっくりと。自身が向かう必要はない、ただ待てばいい。機会を逃さず、刈り取るだけだ。
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■レオン・マイクロフォンマスク
〇武器種:防具
〇能力:VIT +5
〇オリジンスキル:<声真似>
<詐欺系スキル>と<魅了魔法>系スキルの下位複合スキル。
聴いた相手の声を真似し、同じ声質で発声することができるようになる。
〇詳細:森の奇襲王たる【森羅万変ハイドレオン】の“惹きつける”才能を受け継いだカタチ。どんな声も、自分のもの。自身の声など、忘れてしまえばいい。誰もが自分を、注目してくれる。
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■レオン・ナイフ
〇武器種:短刀
〇能力:ATK +5
VIT -15(下限0)
AGI +10
〇オリジンスキル:<奇襲王の一撃>
固有スキル。
自身のことが視界に入っていない生物にのみ、使用可能。
攻撃時、対象のDEF無視。
攻撃時、対象の防御上昇無視。
攻撃時、対象の無敵状態スキルの解除。
攻撃時、対象の回避スキルの封印。
一度攻撃が当たると、このスキルは終了する。攻撃前でも視認されると、このスキルは終了する。
使用後、再使用まで24時間のクールタイムを必要とする。(再使用まで24:00:00)
〇詳細:森の奇襲王たる【森羅万変ハイドレオン】の“一撃必殺”を受け継いだカタチ。
息をひそめて、確実に。自らの全力をもって、振り下ろせばいい。
王の一撃により、相手は死んだことに気付かない。
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■装備
●登場する装備アイテム
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【鉄剣】
○分類 :武器
○所有者:
○能力 :ATK+3
○詳細 :鉄で作られた剣。
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【支給品王国衛兵鎧】
○分類 :防具
○所有者:ザヴォルグ・アーキデウス・フォルツァンド
○能力 :DEF+25,<隠蔽>
○詳細 :王国衛兵に貸し出された鎧。肩の“fz”の刻印は国の象徴を表す。
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●英傑決戦装備
英傑決戦武器とは
DWS世界におけるαテスト、その過程で産まれた、四騎士が作り出し、使用した武器。
すべてのアイテムがユニークではなく、イチから作り出すことが可能という。
英傑武器の説明でもあったが、一つ作り出すのに約10万時間。
30年間、1日10時間かけることでようやく完成する計算。
だが、千人のプレイヤーが集まって、スキルによる錬金術で作り出せば、たったの10日ほどで完成する。
なんともMMOらしい夢のある話だ。
でも、そんなことはあり得ない。
だって、誰もが欲しいから。
全員分を作ろうとすれば、千×十日間。
なんと気の遠い。
だから多分これからも、誰も作れない。
英傑達は、どうやって創り出したのか。
そんな無謀なアイテム、装備の制作。
つまりは、この世の果てまで完成品を探した方が、よっぽど早い。
αテストの期間も鑑みると、一人のプレイヤーが同じ物を作り出す頃には、人生が終わっているだろう。(一億人のプレイヤーが協力して素材集め、製作を行えばその限りではないが)
それ故、この世界唯一のユニーク武器として扱われる。
(だが厳密にはユニークではない。これをユニークというなら、プレイヤーメイドの武器、アイテムは全てユニークという扱いになるからだ。この世界のアイテムにユニークはない)
ここでのユニークとは、独特の、ただ1つの、という意味である。
世界に一つの存在を「ユニーク」という用語を使って表現する。スラング。
ちなみにユニーク武器、ユニークアイテム、ユニークスキルは無いが、ユニーク称号は存在する。
しかし称号は効果が全くなく、ただの自己顕示。
実質的になろうと思えば何にだってなれるため、神崎の言葉に矛盾はない。
■英傑決戦機構【永久無限魔導機関】《オート・クルーダー》、英傑決戦聖杖【神ノ片腕ト一雫ノ涙】《ゴッド・ノウズ》
魔術スキルについて秀でた、四英傑のうちの一人である【魔術王】の宝具。
前者は炉心。ランク神魔の魔物の心臓を利用し、無限のエナジーを取り出すことに成功した、エネルギーの塊。
後者は右腕をモチーフにしたものであり、あらゆる英知を拳の中の雫に閉じ込める。
あらゆる魔法スキルを杖が記憶している。
組み合わせることにより、満ち溢れるMPが、万の魔術の施行を可能にする。
■英傑決戦舞台【Stage Of Amplifier】(読み:ステージ オブ アンプリファイア)、英傑決戦装置【EXPLOSION RADIAT CYLINDER Giga-phone】(読み:エクスプロージョン ラジエイト シリンダー ギガフォン)
弱肉強食の世紀末にも他者を傷つけることが出来なかった【歌唱王】の英傑装備。
それは武器、というよりもはや、舞台。
前者は武装というよりは野外ステージそのものである。
一辺が20メートルはある大きな舞台、骨組みの鉄骨の至るところにスピーカーが飛び出し、ステージそのものが増幅器となる。
後者のギガフォンは、ラッパの筒がいくつもついた、巨大なメガホン。
ステージと合わせることで、爆発的な音を飛び出させる。
その音は世界の端から端まで響き渡る。
■英傑決戦兵器【カラミティバレット】、英傑決戦母艦【グランデオン】、英傑決戦重騎【ジャガーノート】
ミリオタであり、四英傑の一人である、【戦術王】の勇者が作ったとされる武器。
ドワーフの魔法精錬技術と、戦術王の現代科学の粋を結集させたこの武器には、数多の魔物を駆逐した過去がある。
カラミティバレッドは設置型機関銃であり、周囲のすべてを屠る。
グランデオンは武器を備えた飛行型母艦であり、地上を絨毯爆撃で亡き者にする。
ジャガーノートは生き延びた希望を全て狩り尽くす。
人を、物を壊すために、彼は全てを投げ売った。
己の仲間も、その身さえも。
■英傑決戦武装【聖剣エクスカリバー・アンリミテッド】
詳細不明