表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
176/180

心が、心が痛い......

3/30に四巻が発売されます。

よろしくお願いします!


前回から、妖魔に呼び方を


青年→妖魔


に変更しました。

「その名前を聞いた直後、目の前が眩い光に包まれ、逃げた後にはその者達はいなくなっていた」



 話し終えた剛督は、また口を固く閉ざす。

 まさか、ここであの忌々しい日のことを聞くなんて.....。

 ずっと、忘れようとしていたのに。



 スカラに無理矢理に勝負を挑まれ、【テンション魔法】で己のプライドまで捨てて戦った、あの日。

 結局はゲルマの乱入でうやむやになったが、今となっては過ぎた話だ。

 問題はそこじゃない。


 

「おい、確か貴様あの時、記憶は消しておくとか言ってなかったか?」



 小声で話すリーナの言う通り、俺はあの時確かに【削除魔法】を使って記憶を消した。

 ちゃんと『周囲の人間と今回に関する記録』と指定して。



「そのはず........あっ」

  


 そういえば........。



「こいつら、人間じゃない......」


 

 ミスに気づき、俺は項垂れる。

 さすがに『記録』だけじゃ、妖怪の記憶までは含まれなかったか。

 まだこの時は妖怪の存在を知らなかったとはいえ、まさかこんなことになるなんて.....。



「その、スカラという人間はよう分からんが、犯人はその人間を吹き飛ばした奴なんやな?」

「そういうことだ」



 すいません、それ、俺です......。

 聞き直す黒姫に、俺は無言で謝罪する。



「私としてもあんな戦いは驚いた。気配を殺し続けなければ私も死んでいたかもしれない。正直、怖かった」



 気配を消してたのかこいつ。

 あの時は、スカラのことで精一杯だったし、気にする余裕なんて一つもなかった。

 こいつにまで怖がられていたとは。

 


「しかし、随分と長話をした。もうここにいる全員、落ち着きを取り戻してしまっている」

「うちが質問しすぎてしもうたせいやな」



 周囲を見渡しながら、妖魔は呟く。

 確かに、ここまで長々と話されると、自然と冷静にもなってくる。



「せやけど、まだ肝心なことを聞いてへん」



 まだ聞きたいことがあるのか、黒姫の目が鋭さを増す。


 

「あんさん、剛督に憑りついて、いったいなにが目的や」



 黒姫が問い質すと、妖魔は「決まっている」と答える。



「滅ぼす。人間も、妖怪も、全てを。それが私が生まれた意味であり、目的だ」



 憎悪や恨みの塊であるあいつには、人間が、はたまた妖怪までもが破滅の対象になっているのか。

 また、恐ろしいこと言ってくれるな。



「それには、先ず全ての妖怪を妖魔に変え、私の駒として動いてもらう必要がある。理解してくれたかな?」



 上から目線な物言いに、黒姫は動じることはなかった。



「そやなぁ、まぁ......お陰で色々分かったわ。復活の秘密、あんさんの目的」



 脳に刻み込むように、黒姫は言葉を噛み締める。



「これで――――――――準備が整ったわ」



 その表情は、勝利を確信していた。

 直後、剛督を巻き込んで、妖魔が赤い立方体に囲まれる。



「これは、結界か」 

「そうや、張るには苦労したで。なんせ、時間がかかるさかい」


  

 これは、俺が城に来たときに張られたのと、同じ結界。

 黒姫のやつ、ずっとこれを作ってたのか。

 突如として現れた結界を、妖魔は触りながら観察している。

 


「驚いたな、思うように力が出せない」

「そういう結界やからな。あんさんはもうまともな力はでない」



 震える手を見ながら言う妖魔。

 あれは体が弱体化し、さらには魔力の使用も封じる強力な結界だ。

 そうそう簡単に破れるものじゃない。

 

 

「残念やったな。そのまま大人しく剛督のなかに入っていれば、まだ望みはあったのに」



 作戦が上手くいき、黒姫が勝ち誇ったような笑みで喋る。

 だが、なにかおかしい。   

 まんまと結界に閉じ込められたというのに、妖魔は焦り一つ見せない。

 むしろ、この結界に対して感心しているようにも見える。

  

 

「なぜ、わざわざこいつのなかでやり過ごすことなく、私が出てきたと思う」    



 突然、妖魔から質問を投げ掛けられた。

 

 

「最初に言っただろ―――――『狙っていた奴等が全員』と」



 その瞬間、妖魔の瞳孔が赤く光る。  



「ぐっ......!?」

「な、なんじゃ.......」

「こ、これは.....!?」

「か、体が.....苦しい....」



 赤い瞳に見つめられ、途端に紅磨や徳蒼達が苦しみだした。

 


「な、なんでや.....。なんでその力が、使える....」

「確かにこの結界は、私の能力のほとんどを使用不能にしている。だが、この瞳は別だ」

 


 あり得ないという表情の黒姫に、妖魔は瞳を指差しながら答える。



「霊力といったかな。あいにく、私にはそれがない。当然な話だ。私は貴様ら妖怪の積りに積った憎悪の塊。霊力なんてあるはずがない。私の力はそれが源になっている」



 結界は魔力の使用こそ封じるが、それ以外は作用しない。

 張る結界を間違えたか。

 苦しむ黒姫達に、妖魔はまだ言い残したことがあるのか「そういえば、まだ言ってなかったな」と付け加える。



「私は、視界にいる妖怪を一定の確率で妖魔に変え、操ることができる」

「なんやと.....!?」

「貴様らがわざわざ出向いてくれて助かった。お陰で手間が省ける」



 微笑を浮かべ、妖魔は礼を述べる。

 能力を聞き、黒姫は「妖魔を操る......」と呟いてから、なにかを察した。


 

「まさか......封印されてた妖魔が一斉に復活したのも、あんさんの仕業か.....」

「あぁ、あれも私だ。無惨にも貴様達にやられてしまったがな。打算なことはするものではないな」



 あれも、こいつのせいだったのか。

 黒姫の問いにあっさり認めた妖魔は、「そういえば」と言って今度は黄花に視線を向ける。


 

「そこの狐の妖怪。貴様があの時一緒にいた人間。あれは何者だ?あんな力見たことがない。お陰で怪我を治すのに随分と時間がかかってしまった」



 剛督の頭の包帯を指差しながら、妖魔が黄花に語りかける。 

 あの石で俺や黄花の邪魔してきたのも、お前だったのか。

 しかも、その怪我も腹いせに跳ね返した石とは。

  


「個体差によって妖魔になる確率は変動するが、失敗すれば死ぬだけだ。精々成功するよう頑張ってくれ」


   

 苦しむ黒姫達に、妖魔が冷たいエールを送る。



「や、夜兎...様.....」



 小声で黄花が俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。

 さすがに、もう静観はできないな。

  


「リーナ、一回手を離すぞ」



 そう言ってリーナからの返事を聞く前に、俺は手を離し、転移で後ろに回る。

 せっかく張ってくれた黒姫には悪いが、結界を消させてもらう。

 


「消えろ」



 心の内で黒姫に謝罪した後に、結界は音もなく消えた。

 内側からはともかく、外側からならいけるだろ。



「おや、結界が.......!?」



 結界が消えたことに反応する妖魔を無視し、俺はその頭を鷲掴みする。

 憎悪の塊ってことは、浄化すれば消えるってことだろ。

 そういうのは、どっかの元神様のお陰で大得意だ。



「な、なんだ!?頭が急に圧力が.....」

救済の癒し手(ゴッドハンド)



 唱えると、俺の腕が金色に輝き始めた。

 


「っっ!?ぁぁぁああああづい!!頭が焼ける!!」



 姿の見えない俺に、妖魔は動揺を隠せず呻き声をあげる。

 瞳孔も元に戻り、苦しんでいた黒姫達も解放され、倒れ込む。

 元々は偶然とはいえ俺の責任だ。

 このまま消えるまで浄化してやる。



「ぐっ!?後ろにいるのは誰だ!!」



 妖魔が叫んだ途端、停止していた剛督が突然動き出した。

 手を妖魔の後ろに突きだすと、風の竜巻が放出される。 

 至近距離での攻撃に俺はとっさに転移でかわすと、竜巻はそのまま壁に衝突し、穴を空けた。



 穴から光が差し込み、空が見える。外に繋がったようだ。

 くそ、もうあと少しのところで。

 悔しがる俺だが、ふと右手に違和感を覚えた。

 あ、やばっ!



「お、おい!」

「や、夜兎様.......」



 リーナと黄花が俺を見て途端に慌て出す。

 俺の手が、透明からどんどん元に戻ってきている。



「こ、こやつは!!」

「に、人間!?」



 俺の姿を見て、天狗達が驚きの声をあげている。

 さっきの攻撃で、リストバンドが一部千切れていた。

 魔導具は便利ではあれど、機械のように繊細である。

 だから、このように少しでも不具合が生じると、俺の姿が保てなくなってしまう。

 完全にはかわせてなかったか。



「貴様は、あの時の人間か」

 


 俺のことを覚えていたのか、頭を押さえながら妖魔が少し驚いている。



「あの時受けた傷、忘れてはいないぞ」 

「お前が石ころを投げてこなければよかっただろ。後、傷おったのお前じゃなくて、そっちのやつな」



 ただ、なかに入り込んでいただけだろうが。

 理不尽にも恨まれているようだが、こっちの知った話ではない。

 バレてしまった以上、もうやることは一つだ。



「すぐに成仏させてやる」



 もう一度浄化しようと構える。

 剛督は受けてたつかのように、妖魔を守るようにしながら俺を睨む。

 そして―――――――――突如剛督が体を反転させ穴に向かって走り出した。



「え?」



 俺が驚いているうちに、妖魔が走る剛督に乗り移ってから、剛督が翼を広げる。



「さらばだ」



 それだけ言い残し、剛督は穴から飛び降り飛んでいった。

 急いで壁の穴まで追いかけたが、すでに剛督は遠くにいた。



「えぇ......」



 なにちょっと捨て台詞つけて、カッコつけようとしてんの。



「そんなすぐに逃げるか、普通......」



 この行動は、俺にはあまりにも理解しがたいものだった。

 俺を止めるにしても、黒姫達を妖魔にするにしても、少なからず反撃はしてくるものだと思っていた。

 なのに、俺と戦うとなった途端にすぐさま逃亡を図るとは、単に俺の力を恐れたのだろうか。



「ほんま、やってくれるわ....あんの怪物」



 頭を押さえながら、黒姫達が立ち上がっていく。

 


「なんともないのか」

「お陰様でなぁ」

「ったく、やってくれるぜ、あの野郎.....」



 全員、どこも異常はないようだ。

 ならよかったのだが、どっちかというとこの状況、俺の方が危なそうだ。



「おのれ人間!いったいどこから!!」

「どうやってここに来た!!」



 槍を俺に突き立て、天狗達が威嚇している。

 目の前にずっと憎んでいた人間がいて、いつまでも混乱しているわけないか。

 だがそれでも、今はそんな時ではないだろう。



「やめい!」



 黒姫が叫んだ。

 その声で天狗達の警戒が緩み、今度は困惑が生まれる。



「今はそんなことをしている場合ちゃう。それよりも早く、剛督を追わなあかん。あいつを野放しにはできひん」

「それなら心配ない。今も場所は把握済みだ」

 


 【気配察知】でも【空間魔法(効果範囲 特大)】でも、居場所は随時分かっている。

 いつでも転移で接触が可能だ。



「ほんまかそれ?」

「嘘ついてどうする」



 驚く黒姫だったが、次第になにがおかしいのか「頼もしいわぁ」と薄く笑う。



「なら、さっそく追うで」

「いや、駄目だ」



 すぐにでも行こうとする黒姫を、俺は却下する。



「行くなら、俺一人で行く。俺があの妖魔を浄化させて、剛督を連れてきてやる」

「なんやと?」

「その方が確実だ」



 こうなったのも、俺の責任だからな。

 提案するが、黒姫は納得いかない顔をする。



「あかん。これはうちら、妖怪の問題や。人間であるあんさんが動く必要あらへん」

「あいつの能力には、妖怪を妖魔に変え、操るものがある。人間の俺ならそれも効かない。倒すにはうってつけだろ」

「それだけとは、限らんやろ」

「だが、少なくともお前ら妖怪では、あいつを倒すのは相当骨がいるのは確かだ」



 黒姫の言い分も間違ってないが、俺は譲る気はない。

 あの逃走。俺の勘があってたら、多分俺ならあの妖魔を楽に倒せる筈だ。

 



「分かんねぇな」



 紅磨が間に入ってきた。



「どうしてそこまでする。お前ら人間にとっても危険かもしれないとはいえ、あの野郎をぶっ倒しに、ましてや単独でなんて。そんな義理、てめぇにはない筈だ」

「決まってるだろ」



 俺の責任だから。



「人間の方もそうだが、あいつをほっとけば、黄花にまで危害が及ぶ。それが分かってるなら、なおさら黙って帰るわけないだろ」



 決して嘘ではないが、真の理由を隠しながら俺は話す。



「や、夜兎様.....」

「あらー、随分とキザなこと言うじゃない。貴方達そんなにも仲がいいのかしら?」

「若いのぉ」



 それを聞いて感動したのか、黄花が少し照れている。

 緑葉と白入道が茶化すからか、余計に恥ずかしがっている。

 そういえば、黄花は知らなかったんだった。



「それだけじゃないだろうに......」

 

 

 見えないところから、小声でリーナの声が聞こえる。

 それは言わないでくれ。心が痛くなるから。


 

「なら、一つだけ条件がある」



 今の発言で考えてくれたのか、黒姫が提案してきた。



「最低でも、うちも一緒に行く。この目で最後まで見届ける。万が一、あんさんが逃げるってこともあり得るかもしれへん」

「黒姫様!!」

「言うたやろ。うちは人間は信用しいひん」   



 驚く黄花を無視し、黒姫が条件を提示する。

 あくまで監視が目的のようだ。



「安心せい、遠くから見るだけや。あんさんの邪魔はしいひんし、もう奴の瞳に引っ掛かる真似はせえへん」


 

 黒姫がそう言うが、俺としては不安でしかない。

 こっちは逃げるつもりもないし、そこで黒姫が妖魔に......なんてあれば、厄介すぎる。

 できればいない方が有り難いが、信用のない今、そうするしかないだろうか。



 悩んでいると、いきなり小声でリーナが「おいっ」と言って俺の服の袖を引っ張ってきた。



「私も一緒に行ってこいつを見張る。なにかあれば気絶でもさせて安全なところに運ぶ。だから、貴様は安心してさっきのやつを倒してこい」

「いいのか?」

「私としても、さっきのやつは見過ごせない。やってくれ」



 リーナがそこまで言ってくれるなら、お願いしよう。



「頼む」



 それだけ言うと、俺は黒姫に告げる。



「分かった。一緒に行くか」

「ええ判断や」 



 にっこりと笑ってくる黒姫。

 それを見てか、黄花が黙っていられなくなったようで。



「わ、私も行きます!」

「駄目だ」



 一緒に行きたがってたが、俺は了承はしない。


 

「ど、どうしてですか!?」 

「今回は俺一人で十分だ。お前まで来て妖魔にでもされたら、取り返しのつかないことになる」



 それを避けるための、単独行動でもあるんだ。

 これ以上増やすわけにはいかない。



「そういうことやさかい、黄花は残りなはれ」

「で、ですが....」

「大丈夫だ。すぐ戻る」



 無理矢理に黄花を納得させると、さっきからずっと困惑している天狗達が黒姫に歩み寄る。



「黒姫様、我々にはもうなにがなにやら理解が追いつきません。あの妖魔といい、この人間といい、いったいどうなってるのですか」

「安心せい。あの妖魔をどうにかすれば、片がつく。剛督を連れてここに戻ってくるさかい。待っとって」



 そう言葉をかけると、今度は紅磨達の方に顔を向ける。



「あんさん達もここで待っとって。すぐに戻るさかい。天狗達に事情の説明でもしたって」

「かしこまりました」

「気乗りしねぇけどな」



 本当は自分も行きたかったのか、頷く徳蒼とは違い紅磨

は不服そうである。

 俺はいざ行こうと、黒姫に手を差し出す。



「掴まれ、あいつのいるところまで一瞬で移動する」



 転移と言っても分からないだろうから、その辺は分かりやすくして言う。

 移動すると聞いて、リーナは黙って俺の肩に手を置いてくる。



「.........」



 だが、なぜか黒姫の方は俺の手を見ながら躊躇っている。



「どうした?早くしろって」

「いや、まさか、うちが人間の手を触る時が来るなんて思わんで、変に抵抗あるな.....」 



 殺すわけでもなく、ただ人と手を繋ぐのが違和感に感じるのか、黒姫の手が中々伸びてこない。

 


「そや、手じゃなくてこっちにするわ」



 そう言って、黒姫が俺の手ではなく腕を掴んできた。



「これなら、少しは抵抗なくいけるわ」

「....まぁ、なんでもいいか」



 腕を掴まれてるのも変な感じがするが、こんなことで揉めてる暇はない。

 今、あの妖魔は動きが止まっている。

 なにをしでかすつもりか分からないが、とっとと止めるのが吉だ。



「早速行こう」 

「それにしても、誰なんだ?あの妖魔の封印を解いたのは」



 合図をし、転移しようとしたところで、徳蒼が先程の話を振り返っていた。



「本当に、誰なんでしょうか」

「あんなのを復活させなければ、各地で眠ってた妖魔の復活もなかったのにのぉ」

「ほんとよね」

「見つけたら、ただじゃおかねぇ」



 口々に吐き出される、俺への恨みの言葉。

 その一つ一つが、俺の心に深く突き刺さる。



「いや、ほんと、悪かった..........」



 小声で謝罪を述べてから、俺は転移であの妖魔がいるところの近くに移動する。

おまけ


【責め】


「あの妖魔の封印を解いたのは、いったい誰なんでしょうね。夜兎様」

「あー、うん。誰、だろうな......」

「まったくだ、見てみたいもんだなー!」

「そ、そうね.....」

「今ごろそいつはどんな気持ちなんだろうなー!!妖怪達に迷惑をかけて、どんな気持ちなんだろうなー!!!」

「あ、あの、もう止めない.......?」



――――――――――――――

ブックマーク、評価よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
[良い点] 面白いです。続きが読みたくなります。 [気になる点] 更新を再開して欲しいです。 [一言] 面白いです。特に、夜兎が封印を解いてしまったのを隠している所らへんが面白いです。笑い焦げました。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ