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そんな展開はありません。永遠に

 あれから何事もなく日は過ぎていき、家に帰ってきてから約一週間が経った。

 あの時なぜか不機嫌になっていた夏蓮だったが、今となってはいつも通りだ。

 祭りでは夏蓮に奢らされたり、案の定ナンパしてくるやつがいたがそこはご愛嬌。

 


 何事もなかった。あんなのは今までの俺からしたらあったの内に入らない。

 黄花はあれ以来会っていないが、呼ばなかったら自分から来ると言ってたがあれは冗談だろうか。

 そうだと願いたいな。

 しかし、婆ちゃん家の家も悪くなかったがやっぱり自分の部屋は落ち着く。

 布団にゴロゴロ寝ながら俺はよく思う。

   


(少し寝るか......)


   

 昼食後という丁度いい時間帯と布団の心地よさに段々と眠気に襲われ、俺はゆっくりと目を閉じていく。

 課題をやろうと思って机に置いておいたが、後でやるとしよう。

 そういえば、今日夏蓮がさやを家に呼んだとかなんとか言ってた気がするけど、別にいいか。



 襲い掛かる眠気に負け、俺はうつ伏せのまま眠りについた。






ーーーーーーーーーーーーーーーー






 夜兎が眠りついてから数分後。

 部屋の中は静かなもので、聞こえるのは夜兎の小さな寝息と外から聞こえる雑音だけ。  

 いつまでも続くと思われていたそんな静かな空間に、一人の来訪者がやってきた。



「すいません、夜兎様。少しご相談が....あら?」



 少し暗い表情を浮かべながらやってきた、巫女姿の狐の妖怪。

 黄花は不安そうな口調でやってきたが、寝てる夜兎を見て言葉を途切らせた。 



(寝ていらっしゃい、ますね)



 寝てる夜兎の姿が新鮮なのか、暗い表情でやってきた黄花は暫く夜兎の姿を眺める。

 このまま起こしてよろしいのでしょうか。

 気持ち良さそうに眠る夜兎を見て、黄花は起こすのをためらわされる。



 どうしたらよいものか。

 寝てる夜兎を前に、黄花は暫く考え込む。

 だがふとそこで、今自分がいる部屋の異様さに黄花は気付きぐるりと周囲を見渡した。

 不思議なものばかりですね。



 妖怪は人間の前にはほとんどと言っていい程、前には現れない。

 現れたところで姿は見えないが、昔の遺恨が残っているせいか妖怪達は人間を恐れている。

 だからか、発展も遅れ、夜兎の時代のものなどは見たこともなかった。



 似ているものは幾つかあるが、材質が全然違う。

 近くにあったタンスを擦りながら、黄花は興味深そうに観察する。

 そして、机の上にあるシャープペンが目に入り、黄花はそれを手に取った。

 


「これは、なんでしょうか」



 初めて見る形状をしたそれを、両手で丁寧に扱うようにして上に掲げる。

 机と一緒に紙が置かれてるのを見ると、これは筆のようなものみたいですが、どうやって使うのでしょうか。


  

 暫くシャープペンを見回していると、直感的に頭部を押してみた。

 すると、先の方からカチッと音を鳴らしシャープペンの芯が出てき、それに黄花は少しビクッと驚きながらもこの感覚に言い様のない感じに襲われる。



 「おー!」と感動の声を出し、それからも黄花は楽しげにカチッカチッと何度となく芯を出すが、ハッと我に返る。

 いけないいけない。自分は夜兎様に相談をしに来たのだ。



 しかし、夜兎が起きるまで待ってようかと思っていた黄花だが、一度覚えた高揚感は忘れられない。

 周囲にちらつく未知なものに、黄花は「少しだけ、少しだけ...」と自分に言い聞かせ物色を続けた。



 これは時計でしょうか。

 次に黄花が手にしたのは、ベッドの近くにあった目覚まし時計だ。

 自分のところには、かの昔ある妖怪が勇気を決して、人間の世界のものを見て模倣したとされる古い大きな時計しかない。

 


 こんな小さいものは見たことがなかった。

 しかも、夜兎の時計はデジタルタイプ。

 これだけでも黄花の好奇心を掻き立てるのには充分だ。

 

 

 いったいどうなってるのだろうか。

 仕組みが分からず黄花は目覚まし時計のあちこち回しながら見るが、一切分からない。



(人間の技術は凄いものばかりですね.....)



 いくら見ても分からない時計の仕組みに、黄花は感嘆の息を漏らす。

 いつか、私達の世界にもこういうのが出来るんでしょうか。

 黄花は人間が悪いやつばかりでないのは、知っている。



 だが、それは全ての妖怪がそう思っている訳ではない。

 なかには敵対心を持ったり、好戦的なのもいる。共存なんて夢のまた夢だろう。

   


 はぁっと黄花はため息をつく。

 その瞬間、



 コンコンッ



 突如ドアからノック音が聞こえた。



「夜兎君?私、さやだけど、今大丈夫?」



 いきなり聞こえるノックと女性の声に、黄花は一瞬どうしようと焦るが、よくよく思えば人間に妖怪の姿は見えない。

 物色なんていう緊張感のあることをやっていたせいか、変に驚いてしまった。



(問題ないか.....)



 そう思うと段々気が楽になってきた黄花は、再び観察を続けようと時計に集中する。

 


「入るよー」



 返事がないからか確認を取って、女性はガチャリとドアノブを開けた。






ーーーーーーーーーーーーーーー






 黄花が夜兎の部屋を物色する少し前、夏蓮の部屋ではさやが遊びに来ていた。



「ーーーということがあったの」

「へー、妖怪なんていたんだー」



 机に飲んでいたマグカップを置き、さやは夏蓮から聞いた話に耳を傾ける。

 ほんと、色々なことに巻き込まれるよなー、夜兎君って。

 話を聞いて先ず第一に、さやはそう思った。



 ちょっと前では【破壊神】に会ったなんて言ってたのに、今度は妖怪。

 もう驚く気にもなれない。

 


「大変だったねー」



 さやは夏蓮にそう言葉をかける。

 夏蓮は「うん」と頷くと、少し不機嫌そうに眉間にシワがよった。



「それに、あいつあの狐にキスされて嬉しそうだった」



 それが私が呼ばれた理由か。

 口を尖らせる夏蓮を見て、さやはそう確信した。

 急に家に来ないかと呼ばれた時はなんだろうと思ったけど、ただ愚痴を言いたかっただけなんだ。

 


 拗ねる夏蓮に、さやは「あはは」と苦笑いし、一つフォローを入れた。



「でも、夜兎君のことだからそれはないと思うよ」

「私も最近そう思った」



 どうやら、それには夏蓮には既に分かっていたようで、さやには本当にただ愚痴を言いたかっただけみたいだ。

 夜兎君が女の人にデレデレしてるところって、想像出来ないな。

 イメージしようとするが、全く浮かび上がらない。



「夜兎君って本当は男の人が好きだったりして?」

「かもしれない」



 想像していく内にそう思えてきたさやは、冗談半分にそう口にする。

 それに夏蓮もおかしそうに笑いながら乗っかり、次第に機嫌が悪いのも消えていた。

 


「でも、本当にそうだったりして」


    

 その夏蓮の一言に、さやは「え?」と固まり暫し考えてみたのか苦い表情に変わる。



「ま、まさか......」

「いや、分からないよ。少し前に渋いおじさんの人と電話してるの聞いたし」



 まさかの年上趣味。そして同性愛。

 それは多分前に夜兎君が言ってた刑事の人なんだろうとさやは思ったが、同時に少し引っ掛かった。

 自分が言うのもなんだが、夜兎君は友達がいない。

 ましてや男友達なんて、話したとこも見たこともなかった。



 なのに、その刑事の人だけは親しげにしている。

 最初はないと信じていたさやだったが、夏蓮に指摘されて徐々に信憑性が増し、やがて乾いた笑みを浮かべながら焦りだした。



「ど、どうしよう......」

「こういうのは本人に聞くのが一番早い」



 焦るさやに対し、夏蓮はそう言うが本人に女より男が好きですかなんて聞ける筈がない。

 


「流石に本人に聞くのは無理があるんじゃない?」

「こういうときは素直に聞くのが確実」



 さやは不安がるが、夏蓮は依然として頑なに止めようとしない。

 確かに本人に聞くのは手っ取り早いが、果たしてそれでいいんだろうか。

 


「それじゃあ、さやちゃん任せた」

「私がやるの!?」



 いきなり投げ出されると思ってなかったのか。

 突然振られ、さやは拒絶するように頭を横にブンブン振った。



「いやいや、無理だって!夏蓮ちゃんが行ってよ!!」

「これはさやちゃんがやるべきなんだよ」



 拒否するさやに夏蓮は冷静に述べ、真剣な顔のままさやの両肩を掴んだ。

 


「いい、さやちゃん」

「え、は、はい」

「もしかしたら、あいつは男が好きなのかもしれない」

「え、ま、まさか......」

「想像してみて、あいつが男と嬉しそうに手を繋いでるのを」



 夏蓮に言われ、さやは想像するが、予想以上に似合わなさ過ぎたのかうぇっと気分が悪くなる。

 ボーイズラブ..........。



「そうなったら、嫌でしょ」

「う、うん」

「だから、それを確かめなきゃいけない」

「そ、そうだね」

「それじゃ、行こ」

「そ、そうだね!」



 完全に言いくるめられた。

 夏蓮に洗脳されるようにして、さやは頷きまるで使命感を感じるように立ち上がる。

 どこにも、さやが行かなきゃいけない要素なんてないのに。



「じゃ、じゃあ、行ってくるね」

「あ、ちょっと待って」



 部屋を出て早速行こうとするさやに、なにか忘れてたのか夏蓮は一度呼び止め、勉強机の引き出しを開けた。  

 ガサゴソと中からあるものを取り出すと、それをさやに差し出す。



「これ持ってって」



 突然渡され、さやは流されるままに受けとる。



「なにこれ?」



 渡されたものを見て、さやは首を傾げる。

 ブレスレットだろうか。銀色で飾り気のないシンプルなもので、さやはそれを不思議そうに見回す。

 


「一応、念のため」

「え、なにかあるの?」

「ないとは、思う。けど、あったほうがいい」 



 意味深なことを言う夏蓮に、さやは変に不安を感じたのかなんなのか問い詰める。



「ねぇ、やっぱりなにかあるの?」

「大丈夫だから。ほら、早く行って。じゃないと手遅れになるかもしれない」



 「あいつが同性愛者になってもいいの?」と言われ、さやは見失っていた目的を思い出す。

 


「い、行ってくるね」


  

 また想像してしまったのかゾッとした表情を見せ、さやは部屋を出ていった。

 扉が閉まる直前、夏蓮が面白そうな顔で「チョロい」と言っていたのは、さやには聞こえていない。






ーーーーーーーーーーーーーーー






 どうやって行こう......。

 つい流されるがままに夜兎の部屋の前まで来たさやは、ドアの前で緊張していた。

 勢いでここまで来ちゃったけど、なんか夏蓮ちゃんに乗せられた気がする。



 さっきは変な妄想でおかしな思考回路になっていたが、今思えば夏蓮にいいように扱われたんじゃないかと、さやは思い始めた。

 しかし、今さら帰るわけにもいかない。意を決してやるしかない。

 


 一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから、さやはいざっ!とドアにノックをした。



「夜兎君?私、さやだけど、今大丈夫?」



 コンコンッとノックをしてから確認を取るが、返事が返ってこない。

 返事がないのに、さやはあれ?と思いドアノブに手を掛けてみたら、鍵が開いている。

 寝てるのかな?夜兎君に限ってなにかあったなんてことはないだろうけど。



 もしかして出掛けてるのかと思い、さやは確かめるため部屋に入ることにした。



「入るよー」



 一言そう告げてから、さやは部屋に入る。

 ドアを開けて、さやは中に入ろうとするが、体が自然と部屋の前で止まった。



(え!?だ、誰!?)



 狐耳に、金髪、巫女姿の女性。

 部屋に入ったら見知らぬ人がいて、さやはビクッ!!と驚くが巫女姿の女性、すなわち黄花は冷静だ。

 暫くお互い目が合っていると、黄花はすぐ目を逸らし手に持っているものに目を移した。



 だ、誰なんだろう......。

 あまりにも落ち着きっぷりに、さやも段々と冷静になり、その場で周囲を見回す。 

 ベッドでは、夜兎が気持ち良さそうに寝ている。



 あ、夜兎君寝てたんだ。

 ベッドで寝ている夜兎を見て、さやはそう思ったが今はそんな場合ではない。

 というか、なんで目覚まし時計を持ってるの?

 目の前で目覚まし時計を珍しそうに見ている黄花に、さやは疑問に思う。

 だがここで、さやは一つの大きな勘違いをした。


 

 見知らぬ女性、寝ている夜兎君、時計を見ている、物色、金になりそうなもの........物取り。 



(ま、まさか、泥棒!!?)



 いったいどんな下手な連想ゲームをしているのか。

 それにしては、奇抜過ぎる格好ではあるが、今さやはまとも思考をしていない。

 この度が過ぎる程の勘違いのせいか、さやはそれどころではなかった。



(ど、どうしよう!!?け、警察に連絡しなきゃ!?)



 口に出せないほどの焦りと恐怖に、さやはドアの前でアワアワと立ち尽くす。

 それでも黄花は気にせず目覚まし時計の観察を続け、やがて諦めたのか時計を元に戻した。



 あ、あれ?取るの止めたのかな?

 時計を元に戻した黄花を、さやはじっと見つめていると、黄花は今度は近くにあった椅子に手を伸ばした。



(ま、まだ続けるの!!?!?)



 まさか、人が目の前にいるというのに物色を続けるとは夢にも思わなかった。

 黄花の態度に、さやはなにも言えずえー!?と仰天する。



 勉強机と一緒に置かれている椅子のあちこちを触りながら、黄花は真剣な目で観察している。  時折、黄花の口から「ふふっ」と笑みが漏れ、それが、さやの誤解を加速させた。



 み、見定めている。金になりそうか見定めている......。

 色々衝撃過ぎて、最早さやは正常な判断が出来なくなっていた。

 このままこの状況が続くように思えたが、突如この流れを変える救世主が現れる。



「なにしてるの?さやちゃん」



 帰りが遅いからか、見兼ねた夏蓮がさやの元に来ていた。

 さやは夏蓮を見ると、なにか言いたそうに口をパクパクさせている。

 体も若干震え、涙目になっているさやに、夏蓮はなんだ?と思いながら、さやが指差した方を見てみた。



 だが、そこには何もいない。

 少なくとも夏蓮にはそう見えたが、さやのこの反応から何かあるのだというのは分かる。

 少し考えた夏蓮だが、一度同じような経験をしたからかなんとなく察し、さやが持っているブレスレットに触れた。



 すると、ブレスレットに触れたことにより黄花が見え、夏蓮は「やっぱり....」と呟いた。



「なにしてるの?黄花」



 夏蓮に話し掛けられ、黄花は夏蓮の方を向いた。



「あ、夏蓮様。お久しぶりです」



 膝を曲げ椅子に手を伸ばしたままの体勢で黄花は挨拶をする。

 だが、椅子と夏蓮を交互に見回し今の自分の状態に気づいたのか、慌てて立ち上がった。



「も、申し訳ありません!お恥ずかしいところを!興味深いものがあったのでつい!!」



 恥ずかしそうに顔を赤くしながら、黄花は夏蓮に頭を下げる。

 頭を下げる黄花に、夏蓮は「そう」と納得していたが、さやは何一つ状況が呑み込めていなかった。



「え?お知り合い?」



 さやはなにも理解できず、夏蓮と黄花を見ながら聞く。



「さっき話した妖怪の人」 

「黄花です。よろしくお願いします」

「あ、い、いえ、こちらこそ。釜石沙耶香といいます」



 丁寧に自己紹介され、さやもそれに習うようにペコリとお辞儀する。

 じゃあこの人、妖怪なんだ。

 夏蓮に言われ、改めて黄花の容姿を見る。 

 ........なんで、泥棒だなんて思ったんだろう。



 妖怪みたいな格好しているのに、パニックになると人の心理状態は分からないものだ。

 黄花が妖怪であることを認識し、そして夏蓮が自分にこれを渡した理由を何となく察した。



「だからこれ渡したんだ」

「これがあれば、妖怪が見えるから」



 ブレスレットを見ながら、夏蓮は説明する。

 それを聞いてさやは「妖怪だったんだ」と言うと、夏蓮は「なんだと思ったの?」と聞かれ、さやは泥棒だなんて言えるわけもなく「いや、別に.....」と言って目を逸らす。

 


 それを聞いて、黄花はえ?っと思ったのか恐る恐る夏蓮達に尋ねた。



「あのー、もしかして、先程のは全て見えてましたか......?」

「あ、はい、一応」



 聞いてくる黄花に、さやはよそよそしく応えると、また恥ずかしくなったのか顔が赤くなった。



「申し訳ありません!見苦しいとこをお見せしました!」

「えぇ!?え、いや、別にそんなことは....」

「最初から気づけばいいものを、お恥ずかしい限りです!」



 自分の失態を悔やみながら、黄花は必死に頭を下げる。

 それにさやはどうしたらと、またオロオロとしながら頭を上げるように言うが、黄花は上げようとしない。

 夏蓮はなんとなく、傍観を続けるばかりで手を出さず、眺めている。



 エンドレスに続けられる二人の言い合い。

 長引くにつれて徐々に声量も大きくなっていく。



 そしてその声量だと、必然的に寝ている人も起き出すのも当たり前で、



「......お前ら、なにしてんの?」



 寝ていた夜兎も起き出し、この事態に困惑していた。

 まだ若干眠気が取れず半目な夜兎に、夏蓮は事の状況を伝える。



「偶然と勘違いが重なった結果こうなった」

「えっと........どういうこと?」



 結局、いつまで経っても収集がつかなくなったので、夜兎が仲介に入り、事なきを得た。

おまけ


【夢落ち】


「さや」

「夜兎君」

「俺、こいつと付き合うことになった」

「え、夜兎君?」

「これから一生側にいるつもりだ」

「や、夜兎君?その人、男の人だよね?」

「あぁ、俺は男が好きなんーーーーー」

 

「うわぁぁぁああぁあぁ!!!!(ガバッ!!)....はぁはぁ、ゆ、夢か」



ーーーーーーーーーーーーーー



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