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「突然の襲来。」

「プロローグ」


魔法と科学

この二つの違いを説明しなさい。

と聞かれたら君はどう答える?

「魔法はおとぎばなしのようなもので科学とは違い現実的ではない!」

とか

「まだ科学で解明できていない現象が魔法であり、解明できれば魔法はこの世からなくなる!」

など

他にもさまざま意見があると思う。

「こんなのくだらない言葉遊びだ!」

「そもそも魔法と科学って同じようなものでしょ?」

「いいから、てめぇは空想科学読本でも読んでろ!」

「ドクタース●レンジVSア●アンマン ファイッ!」

最後はともかくたくさんの意見があるだろうと思う。

でもどうか誤解しないで欲しい。

俺は別に魔法が嫌いなわけではない。むしろ好きなほうだ。

俺自身の意見として魔法と科学は別々の存在であって欲しいんだ。

だってもしそうだったら科学では救えなかったこの世界を魔法でなら救えたかもしれない...。

では次にこんな質問をしよう。

もし、仮に魔法と科学の二つが存在する世界にいけるとしたら?

君はどうする?

俺?俺はもちろん......。


YESさ!



第1章 第1話「突然の襲来。」


「おい!■■■■!交代の時間だ!」


ドアが開き、一人の屈強な男が怒鳴りながら入ってきた。


「なんだよ、母ちゃん。今日は祝日だぜ!まったく!おっちょこちょいなんだから。」


「みんな!喜べ!今日から■■■■がみんなの食事量を増やすために1ヵ月間、断食するそうだ!」


「申し訳ございませんでした! バークレー中佐!」

「あの!ちょっとだけ魔が差したっていうか!悪気はなかったんです!マジで!」

 

 ■■■■と呼ばれた少年はベッドから飛び出し、鮮やかな土下座を決めた。


 バークレーと呼ばれたその男はため息をつきながら、自分の部下を見下ろした。

「■■■■!お前は治安部隊の一員なんだ!、少しは自分の行動に責任を取ったらどうなんだ!」

「アークの維持!、人々の安全を守ること!、それが我々の使命なんだ!、お前の身勝手な行動で

すべてを台無しにするわけにはいかないんだぞ!」


 バークレーは頭を抱えながら、

「別にお前の私生活に口出しをするつもりはない。ただ、自分に与えられた役割はちゃんと果たせ!あと、年上には敬語を使うこと。いいな?」


 ■■■■は立ち上がり、バークレーの顔を見ながら、

「はい!わかりました!これからもよろしくな!ブラザー!」

「うん、ぜんぜんわかってないよね?」


バークレーに殴られた頭を氷で冷やしながら■■■■は見張りを代わるために自分の持ち場に向かっていた。

「くっそ~!。なにも寝坊したくらいであんなに怒らなくてもいいじゃんか!。」

「そもそも見張りをする必要なんてあるのかよ!この14年間一度もこのアーク5は襲撃を受けたことがないんだぜ。」

 ■■■■は、愚痴をいいながらエレベーターに乗り、自分の装備の確認をおこなった。

「無線よし!服装よし!ライトノベルよし!今日のオヤツよし!武器....。」

 ■■■■は自分の手に握られた拳銃を見ながら、ぼそっと呟いた..。

「もうこんなものを持つ必要はないよな.....。よし!武器なし!」

エレベーターを降りてすぐに自分と同じぐらいの年頃の少女に出会った。

「また、寝坊して中佐に怒らたんでしょ!これで何度目?!」

少女はあきれた顔をしながら、■■■■を見た。

「これで65回目かな。」

「65回?!。あんた!よくこの仕事続けさせてもらえるわね!」

「大丈夫!あと4回はいけるね!」

「いけるわけないでしょ!バカ!」

 少女は悲しそうな顔をしながら、ため息をついた。

「そんな顔するなよ。リリアナ。俺はお前の悲しそうな顔なんて見たくないよ。」

「じゃあ、もっとまじっ..]

「それは無理!俺、見張りの仕事があるから、もう行くね!あとこの氷袋あげるよ。自分の体の火 照りを抑える時に使って!じゃあ、また後で!」

「あ!こら!■■■■!今日の晩御飯は肉じゃがだからね!寄り道せずに早くうちに来なさいよ!」

 ■■■■は手を振ってそれに答える。

「もう.....バカ!」

 目的地につくともう誰も居らず、■■■■はすぐに席に座り、キーボードを叩いた。

「こちら、s4255。これより監視体制に移ります。」

 スクリーンに風景が映し出される。

「はぁ....。」

 無理もないまさにこの世の終わりとしか言えない風景だ。

 ■■■■は持ってきたライトノベルを読み始めた。

 それは異世界で主人公の男の子が魔法を使って、困っている人々を助けていく物語であった。

 この世界では珍しい紙媒体の本であり、■■■■のお気に入りの本であった。

 夢中で本を読み進めていくうちに■■■■は、もしも、この世界に魔法があったらと思うように なっていた。科学では救えなかったこの世界を魔法だったら救えたかもしれない。写真や映像でしか見たことがない。緑の木々や動物たちを。そしてなにより人類を。

 「う.....ん」

 だんだんとまぶたが降りてきた。

 「まぁ、寝てもいいか。どうせ今日も何事も起きずに終わるんだし。」

 そう思い目を閉じた。

 その時!

 「警告!、未確認物体接近!、警告!、未確認物体接近!」

 「え!」

 

第1章 第2話 「異世界へのカギ」に続く!

 



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