表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

―――なんで私男装してるの?


今日は学園祭、私のクラスでは喫茶店をやっている。

なぜか女子はウェイター、ウェイトレスが男子で。


まあ、お客からの反応はギャグにしかならない男子にくらべれば男装はまだマシのようだ。


むしろ男装の友人が女性客に群がられている。

昨日は男子にモテないと嘆いていた友人が満更でもなさそうなので、ある意味よかったかもしれない。


「お退き遊ばせ」

鋼鉄の扇子を優雅にひらめかせ、喫茶店には目もくれずそのまま通り道を開ける令嬢。


普通ならばこの場でそんな格好をすれば浮くはず。

なのに、貴族の存在しない現代に豪華絢爛なドレスを肉体の一部のように違和感なく着ている。

そんな彼女のまとう雰囲気にここは中世かと錯覚させるほどだ。

まるで美しき女神が理不尽な嫉妬ににより地上に落とされたかの如く整った容姿。

アンティークよりも価値が高い方。


「はあ、なんて美しい方…まるで」


「アナタ、女性でしょう」

「え!?なぜわかったんですか!?(この人喫茶店は眼中になかったのに)」

「同じ匂いがしたからよ」

相変わらず悪役令嬢ってなんだろう?状態ですがお気に召していただければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ