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クラスメイト登場!

時は少々経ち、柑菜と下駄箱で別れた。そして今教室にいる。

俺の学校は4階建てで4階が図書室や音楽室などの実践室。3階は1年生の教室、2年は2階、3年は1階というようになっている。



教室のドアを開けてクラスを見渡す。うん。知らない人だらけだ。やはり顔見知りは少ないな。そんなことを思いながら出席番号順になっている自分の席に座る。すると隣の席に見慣れた顔があった。


「おっ、翠も同じクラスだったか」

「あっ、おはようございます満さん。今年もクラス一緒のようですね!」


翠は可愛らしい笑顔でニッコリと笑いながら挨拶してくる。


「そうみたいだな。いやー、知り合いがいて良かったよ。しかもあの美少女の翠と一緒のクラスで!今年はいいことありそうだ」

「そそそ、そんな美少女だなんててれちゃいますぅ///はうぅ//」


なんなんだこの可愛い生き物!!一瞬天使かと思っちまったぜ。それにしても相変わらずコイツの反応は面白いな。もう少しからかってやるとしよう。


「いやいよ、ホント美人だよ。俺が言ってるんだから間違いない!将来、翠の夫になる男が羨ましいぜ」

「お、夫?!そんないきなりプロポーズされてもこまりますぅ///ま、まずはお付き合いをして、デートして、き、キスをしないとぉ///(ボソボソ」


翠の顔がどんどん赤くなっていき俯いてしまう。


すごい反応だな・・・。顔もすごい赤いし。あたふたしてたから何言ってるかわからなかったけど、まぁいいだろう。


「ところでこの教室に他に俺が知ってそうなやつはいないか?」

「き、キスしてデートしてそれからあんなことやこんなことして・・・あうぅ///」


こりゃダメだ。翠が暴走してる。翠は一度自分の世界に入ってしまうとなかなか現実に戻ってこない。ここは放っておくのが得策だ。


「さてと、ほかに俺の知り合いはいないかなぁ。さすがに1人だけじゃ寂しいぞ」


などとぼやきながら教室を見渡すと丁度ドアから入ってきた親友を見つけた。


「おーい!健介!こっちこっち!」

「おっ、満!お前も同じクラスだったのか!知ってるやつがいて安心したよ」


コイツの名前は小池健介(こいけけんすけ)中学の時からの友達で去年もクラスが一緒だった。


「俺もお前がいて安心したよ。知らない奴らばっかだからな」

「だよね。てか、そこで真っ赤になってるのって鳩山か?」

「おう、翠だよ。少しからかったら真っ赤になっちまった」

「お前らホント仲良いよな。マジで付き合ってないのか?」


なんてことを聞いてくるのだろう。俺がこんな美少女と付き合えるわけないじゃないかまったく。


「付き合ってねーよ。俺が翠と付き合えると思うか?だいたいコイツには好きな人がいるんだよ、この前教えてくれたんだ」

「満・・・お前少し鈍くないか?それ完璧お前だろ」


健介はやれやれと言った感じで言ってくる。


「それは友達的な意味での好きだよ。翠に限ってそれはねぇよ」

「まぁ、お前がそう思うならいいけどよ。・・・ってそろそろ先生くるぞ」


時計を見ると8時30分を指していた。俺と健介は急いで席に戻り着席した。

ふと翠を見るとまだ顔を赤くして口をパクパクさせていた。少しからかいすぎたかな?反省しながら先生が来るのを待った。






ホームルームが終わると、ポケットに入れておいたスマホが振動したのがわかった。きっと柑菜だな、恐る恐るメールを確認するとやはり柑菜だった。


<ホームルーム終わったよ!(´▽`) クラスの子達がたくさん話しかけてきてお兄ちゃんの所行けないよぉ(´д⊂) お昼も無理そうだから今日はやめときます・・・でも、下校は一緒にできるから安心してね♪お兄ちゃんと会えなかった時間だけぎゅーってするからね♪愛するお兄ちゃん♪>


柑菜って結構顔文字使うんだな。いつも一緒に家にいるからわかんなかったけど意外な一面を知ることができた。それにしても会えなかった時間だけって一体柑菜は何考えてるんだか。


「誰からのメールですか?その・・・女の子ですか?」


いつの間にか復活していた翠が俺に話しかけてくる。


「まぁ、女だな」

柑菜は妹だし、間違ってないよな。・・・あれ?なんか翠が不機嫌そうな顔してるんだけど。


「な、なんで私以外の女の子とめーるするんですか?!満さんは私とだけメールすればいいんです!この浮気物!」

「浮気物ってなんだよ・・・つか女の子って言っても妹だぞ?」

「い、妹さんでしたか。なら許します♪」

さっきとはうってかわって上機嫌になる。

「お前には言ってなかったっけ?向井戸柑菜。俺の1つ下でここの高校の1年だ。あっ、翠の帰り道って途中まで俺と一緒だよな?帰りは柑菜と帰る予定なんだが一緒に帰らないか?翠のことを柑菜にしっかり紹介したいし」

「えっ?!いいんですか?!帰ります!一緒に!(満さんの妹さんなら将来私の義妹になるわけだし///)」

「よし、じゃあ決定だな!」


柑菜のことを翠にしっかり紹介しないとな。んじゃ、授業頑張りますか。


読んでいただきありがとうございます!!

評価をもらえてとても嬉しいです(´▽`)


今回、これを書くにあたって最初はPCで書いていたんですがネットワークに接続出来なくなりケータイの方で投稿させていただきました。変な文になっていたり変な字が混じっているかもしれません・・・すいません。

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