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新学期・朝

 ピピピピッ、ピピピッ。


 「ん~、もう朝か・・・」

煩い目覚ましを止めて俺は起き上がる。俺の名前は向井戸満むかいど みちる普通の学校に通う平凡な高校生だ。今日は、今年で2年目になる高校の新学期が始まる日だ。カーテンを開けると眩しい朝日が今日から学校だと告げている。なかなか動かない体にムチを入れベットから降りる。


すると、廊下の方から足音が近づいてくる。


 「お兄ちゃ~ん!!朝だよ!!学校だよ!新学期だよ!早く朝ごはん食べて学校行こうよ!」


この声の正体は向井戸柑菜むかいどかんな俺の1つ年下の義妹だ。茶色い髪を肩まで伸ばしており、顔も整っており兄から見てもすごい可愛いと思う。俺も詳しい理由は知らないが小学6年生の時から一緒に暮らしている。両親に理由を聞いてもはぐらかされるのであまり追求しないようにしている。


 「おはよう、柑菜。わかったから少し落ち着こう?着替えるから先に行っててくれ」

 「うん!わかった待ってるね!」

 「よし、じゃあ着替えるかな・・・っておい。いつまでいるんだ?」

 「え?お兄ちゃんの着替えが終わるまでだけど?」

 「ばっ、馬鹿なこと言ってないで早くでてけよ!」

躊躇いもなくよくそんなこと言えるなと内心思いつつ部屋から出るように肩を押す。すると、柑菜の目がキラーンと光る。

 「えいっ」

肩に触れた瞬間柑菜が俺の胸元めがけて飛びついてくる。

 「うおっ、って柑菜さん?!いきなり何?!」

いきなり飛びついてきたから反射的に柑菜を抱くような形になってしまっている。

 「えへへ~///お兄ちゃんエキス吸収!///」

・・・言うまでもない柑菜はかなりのブラコンである。

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