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プロローグ

「……やっとみつけた。」


のどから絞り出した声はあなたに届いただろうか。


***


今年から高校生としてスタートした私だったが、ぼんやりと過ごしていたらもう冬が来ていた。



中学生の頃はきっと女子高生はみんなたくさんの友達とショッピングに行くとか、彼氏と甘酸っぱい思い出を作るとかして青春を満喫するものだと思っていた。


しかし入学してみてからは毎日が同じことの繰り返し。


退屈な日々しか待っていなかった。



人付き合いが苦手な私は窓際の席からぼんやりと外を眺めていた。


「……なにか、起こらないかな。」


ぽつりとつぶやいた言葉は寒空の向こうへ飛んでいった。


***


『楓は彼氏いないの~?』と、クラスメートが話しかけてきた。


「いるわけないじゃん」


『えー?楓、髪サラサラで清楚でモテそうじゃん~』


そんなことをいいながら彼女は友人たちと去っていった。


彼氏がいたら私はこんなところで一人でいるはずがないだろう。


彼女たちにとって私は話題の提供者でしかないのだ。


嘘の見え透いたお世辞に反吐がでそうだ。


女子というのは口を開けば嘘ばかり出てくる。


そんな社会で生きなければならないのだから、私などは心が消えているだろう。


そんなことを考えてしまう自分にも嫌悪感を抱いてしまう。



薄暗くなり始めた空に背を向け、私は席を立った。

恋愛小説に挑戦です。


ちなみに話の大枠は友人が考えたもの。


なかなかいいものだったので執筆してみようかと思ってみたのです。


これからよろしくお願いします。

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