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絶対服従空耳う○こメイドと国家予算級の借金を異世界転生した父さんに置いていかれた話

作者: 緑ノ妖精Ⅲ
掲載日:2026/06/12


 父さんが死んだ。


 父さんの会社が倒産して、多額の借金を背負い、もうダメだとなったとき。トラックに激突、吹き飛ばされて新幹線に跳ねられさらに吹き飛び、発射直前のミサイルを破壊、それにより壊せなかった隕石が隣国にドーンしてかなりの被害が出た。


 そして俺は国家予算級の借金を背負い、ひとりぼっちになった。


 これからどうやって生きていけばいいんだろう……と思っていたら施錠していた玄関が開いた。


 なんだ!? 暗殺者か!?


「ただいま、おみやげ買ってきたぞ!」


 なんか知らんけど死んだはずの父さんが帰ってきた。


「メイドのラミです。ご主人様、これからよろしくお願いします」


 俺好みのメイドを連れて……。


「なんでーーー!?」






 とりあえずリビングの椅子に二人を座らせた。意味がわからないのでとりあえず話を聞いてみよう。


「それでどゆこと?」


「実は父さんな、異世界転生して」


「異世界転生!?」


「色々あってハーレム作って、うはうはしてたわけよ」


「ハーレムでうはうは……」


「でも、お前のことが心配で、神様に頼んだんだ」


「神様!?」


「そしたら許可降りて」


「降りた!?」


「来られたわけよ」


「ああ、そうですか……」


 言ってることはわかる。でも現実性というものがないんだわ。この人はどこの世界のこと言ってんの? というかなんでいんの? いや国家予算級の借金も現実性ないけど。


「それより紹介しよう、この子はお前に絶対服従のメイドのラミだ。お前の世話をしてくれることになった」


「よろしくお願いします」


 耳長銀髪メイドさんだ。虚空を見つめる瞳、真っ平な胸、俺の好みでしかない。なんで父さんは好みを知ってるのだろうか?


「それで借金は?」


「あっ……ごめん、金はない」


「おいーーー!!」


 一番大事なとこーーー!!






「だから、この子あげるから頑張ってな。じゃあ嫁たちがあっちの世界で待ってるから、じゃーーなーー」


「ケツワープ!? いや借金返せよーーー!!」


 父さんは椅子の上でケツワープして行っちゃった。


 俺はリビングでメイドのラミさんと二人きりになってしまった。国家レベルの借金を残して……。


 というかこのメイドさん絶対服従って言ってた? ホンマか? というかなんと話しかければいいんだ?



──しばし沈黙──

 


 何も喋らない俺にメイドさんは質問をしてきた。


「ご主人様、なにかご要望はありますでしょうか?」


「急にそんなこと言われても」


「きゅうりソーダ水とは言ってないです」


 なに言ってんだこのメイドは? 空耳がひどすぎないか? まあいいや。


「言ってないです」


「それでご要望は?」


「あーー、ご要望ね」


「五郎棒?」


「言ってないしなんそれ?」


「ではなんですか?」


 なぜか空耳で会話が出来てない、あと女の子に慣れてないからうまく話せていないのかもしれない。


「えっと、ご自由にどうぞ」


「エターナルボリューミーブレイド?」


 空耳が限界突破しちゃった。


「うん、違う」


「わかりました」


 え? 今のでなにがわかった?


 それからまもなくしてメイドさんは椅子から立ち上がりパンツを脱ぎ捨て、その場に屈んできばりだした。


「ってストップストップ」


「どうしましたか?」


「なにしてんの?」


「う○ちですが?」


 う○ちですが? じゃないねん! なに急にう○こし出すねん! リビングで!


「それはトイレでやってください」


「わかりました、このトレイに出せばいいのですね」


 メイドさんはテーブルの上に置いてある、調味料が乗っかるトレイを指差した。


「ってちがーーーう!!」


 このメイドさん、あまりに空耳がひどすぎるんだが……。


 って、えーーー!? う○ちしてって言ったらう○ちすんの? ガチで絶対服従メイド!? さすがに嘘だと思ってた。


「ではなにをすればいいのですか?」


「とりあえずパンツを履き直してください」


 俺は正面にかわいいリボンがついているピンク色のパンツを拾った。ってこれ、メイドさんがさっきまで履いてたパンツ!?


 すぐに返した。


「はきはき」


「はきはきって言って履くんだ……」


「ハッピーハッピーと言って泣きませんよ?」


 というかわかった。空耳系ポンコツメイドだ。父さんに特許呪物を押し付けられたんだ。俺の好みの見た目だけど……。


 さてどうしようか、借金さえ返せればいいんだが、このメイドさんは何ができるのだろうか。それ聞くか。


「あの、ラミさんは何ができるんですか?」


「借金を増やすのが得意です」


 終わったーーー!!


「逆に減らす方は……?」


「ギャグに屁を出す? わかりました」


 ラミさんは再びきばりだした。


「ストップストップ。わからないで」


「わかりました。ドラッグストアでワカメを買ってきます」


 ラミさんは飛び出していった。


 さすがに売ってないやろ……知らんけど。


 というか頼んでないーーー!!




──1ヶ月後──


「買ってきました」


 ワカメを被ったラミさんが牢屋の中にいる俺の元へ帰ってきた。


「遅いですし、頼んでません」


「わかりました。大きいので畳みます」


 ラミさんはワカメを畳み出した。


 もうすぐ俺は宇宙裁判にかけられ、遠心分離死刑になるかどうか判決が下されるというのに、あまりに遅すぎるよ。


 あとここセキュリティすっごいけどどうやって来たの……。


「それでは異世界に逃げますよ」


「そんなことできんの?」


「できます。【ワープ】」






「うん……ちっちゃい」


 小人が住む世界だった。街が小さすぎて俺たちが住めるようなところではない。


「う○ちですね」


 ラミさんは例のようにきばりだした。


「ストップストップ」


「ストックが必要ならたくさん出します。我慢していたのですぐ出ますよ。ん……」


「あちょっと!」


 ラミさんが力を入れすぎて違う異世界にワープした。


 ──ボトリ、


う○こ『こんにちは』


──ピーポーピーポー──


 パトカーがやってきた。


「ナニウ○コシテンダ、バッキンダ!」


「すいません、お金なくて……」


「ジャアシャッキンダ」


「うぎゃーーー!!」


 借金が増えた。

これ、途中まで書いて数ヶ月寝かせてたという……。実質没作品

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