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アカリ

今回は人物紹介的な感じです。

これってホラーなのかな、、、

自信無くして来た、、、

扉というか下は続くハッチを開けた瞬間"私達"は、大量の水に押し除けられた気がした。まるで水柱ができる様に、

凡人だけだったら海水のプールに真っ逆さまだっただろう。

















青白い手、

赤く濁る水、

何も見え得ない暗い黒い、、、

黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い黒い




「っ、大丈夫か?」

後ろから時雨さんが支えてくれた。

「うぅえ、時雨艦長も?」

「…」

彼女は顔を顰めた、

「いや、何でも、、、」

、、、時雨さんは何か知っているのだろうか?

そして彼女は、少し手を合わせ、中に入る。

そんな彼女は、少女といってもおかしく無い体格に

似合わない落ち着いた表情を浮かべている


「とりあえずお前の仕事場に、向かうか、、、」

あんな事が起こってから?と思ったが、そんな事言った所で誰も信じ得てくれやしない。というか、逃げるための口実と思われ、信頼を下げるだけであろう。

そう自分を納得させ、薄暗く息苦しいと感じる人は少なくは無いであろう船室へ向かう。

「ここが観測室、、、といってもこの船には機関室、注水室、司令室、だけだからな、、、実際はこの司令室で主要なことをやる感じだ。

「あの、水中歩行は?」

「注水室から外へ出られる、まぁそれに関しては後で咲月と蒼月と試験するらしいぞ、

水中歩行用具 瑠璃馬、はそこに格納されてる」

、、見た目や口調のイメージと違い意外と親切な感じである。


「あのーもう中に人っています?」

「あぁいるぞ?」

少し呑気な感じの口調だ、

「あー貴様は、、、、、、早乙女だったか、、、レーダー要員だったな。丁度いい、お前も司令室に来い、」

「ここですね〜?」

「いやもう中に人いるからわかるだろ…」

写真の通りの人が現れる。

早乙女さんである。右手に包帯が巻かれている

「レーダー機器は全部揃ってますね〜

小さい船体の割にはちゃんとしている様です〜」

「え、この船って小さいんですか?」

「あぁ、他の艦艇と比べてな、調査にはちょっと大きすぎる気もするが、、、」

ガチャ

無言で入って来た目つきが鋭い人は、

「貴様は大和だな?」

「……あぁ、お前が時雨か?」

「?、あぁ写真見ればわかるだろ」

、とかいう時雨さんも最初に名前を聞いていたが、、、

「あー武装本体は発射管で一応操作できるが、基本的に操作はここ(司令室)で行う」

「、、、分かっている」

結構愛想悪い、、、って言うのが彼への印象である。



「あーすいませんーどこに行けばいいですかー」

始めの言葉がそれから始まるのは、、、

「貴様が蒼月か、水無月と同僚って感じだな」

「おーそうかーよろしくねー水無月さんー」

結構親しみやすそうである。

「すいません、遅れました」

「?、遅れてないぞ?、貴様が、咲月か」

いかにも真面目って感じの青年である。

「君が水無月、蒼月ですか?よろしく」

コミュニケーションに問題は全然大丈夫そうだ

同僚がこの人たちで良かった、、、

「あと機関員の太田さん、ですかね〜」

早乙女さんが言う。

「あぁそうだな」

「すまん、機材と確認してたら遅れた」

いかにも修理工的な感じの服装をして来たのは当の太田さんである。

「よし、貴様が太田だな、全員揃ったか。」

「機関室点検してくる。」

「行動早いな、了解した。出発で30分程度ある。

まぁ各自担当場所の点検とかしておいてくれ」


「じゃあ僕らは注水室にいくか」

後部の注水室いわば外界である海と潜水艦の中を繋ぐ部屋である。

その扉を開けようとした時、私はとても冷たい視線を感じた。

「、、、どうした?急に止まって?」

「あぁすいません、ちょっと、」

「、、、あぁ」

とりあえずドアを開ける

「つっ!?」

暫く忘れていた海に溺れる感覚に囚われる。


「おい大丈夫か⁉︎」

と言う咲月さんもつらそうである。

しばらくしてその感覚が消え、楽になる

「ごめんなさい、、、」

まぁ少し具合が悪いんだろう、ちょっと休もう。



















彼らは深い暗い海へ飛び込もうとしていた。


次から漸く航行始めます


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