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誘われしは森の奥。
「おっかしいなぁ…確かこの辺りにあったようなぁ。」
先日までこの辺りの木陰にキノコが群生していた、はずだった。
森の中は時間の流れが歪で全てが同じでは無いらしく時折り得体の知れない物が突如として現れる。
そうキノコの変種で時間の流れと共に魔物化したものだった。
この森は時より魔物を生み出す事でより人は寄り付かず鬱蒼と茂っていた。
「あっ!」
思わず歓喜の声をあげる。
自生していたキノコがの群れになりより暗く湿り気のある所を求めて移動するところを発見した。