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忘れられし都の錬金術師。  作者: 暁
森での生活。
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日課のお使い。

街は森に飲み込まれたおかげで薬草採取が容易になった。

薬草だけではない果物も花も咲き乱れる文明と自然の調和がなんとも言えない雰囲気を醸し出している。

お留守番と一緒にお使い任されていた事を思い出す。

薬草に木の実と木の根や木の皮なども材料になるからと頼まれました。

まだまだ駆け出しの見習い、何やら古代の文字で背表紙に入門書と書かれた本を片手に探し物を求めて森を徘徊する。

既に森なのか街なのか境界すらもわからい。

よくこれで迷わないものだと感心するばかりである。

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