冒険者ギルド
さてやってきました異世界に!なにブラック企業を5年勤めあげ、更には元天使の妹(年上)までいる俺には何も恐れることはない。
色々な説明を受けたような聞き流したような気がするがまぁ分からないことがあれば元天使こと今はアンゲルスから取ってアンという名前の少女に聞けばいいだろう。
この異世界、で最初に降り立った場所は冒険者ギルドの地下だ。なんでも召喚陣だとかいういかにも魔法陣と言ったものが白線で描かれており俺たちはそこに召喚されたという事らしい。
異世界転移者は、それなりの頻度で来るらしく俺たちは日本でよく見る普通の事務手続きを簡易的にこなして、冒険者ギルドの宿にいる。
「思ったより福利厚生しっかりしてんのなこの会社」
「まぁね、この宿もランクが低い内はタダで貸してくれるしご飯も格安で食べれるよ」
そう衣食住のうち、2つもほぼほぼ解決しているといった現状をみると異世界とはいえそう過酷なものではないのかもしれない。そう、ビバホワイト!
「お兄ちゃんそう甘くないよ。ランクが低いうちはの話。高くなったら宿は自分で探してご飯代も格安じゃなくなるからしっかり働かないと。」
どうやら稼げるようになるまでは面倒見て稼げるようになったら金を多く使い経済を回せという事らしい。
どこの世界も上手くできてんな。俺も所得税で苦労したぜ。
「遠い目してないでこれからどうするか決めよ!」
「ああそうだな。というかアンさん?」
「アンでしょ?お兄ちゃん?」
そうこれだ。謎に妹キャラをゴリ押してくる。俺とアンは間違っても兄弟に見えないし、たぶん他の人からも兄弟には見えないはずだ。なのに何故こんな妹キャラを推してくるのだろうか?
「なに?お兄ちゃん私がそんなに妹演じるのが不満?」
首を傾げるその仕草は普通に可愛い。
「不満じゃないけど、理由くらいは聞いたっていいだろ?」
そうだ。別に不満はない。しかし、出会った時と今では態度がかなり違うのも天使じゃなくなった影響なのかとか色々聞きたい事がある。理由があるのなら聞きたい。
「まず一つね、この冒険者ギルドだと兄弟つまり家族で就職する場合色々メリットがあるの。金銭的に特にね。詳しい事は説明すると長くなるから省くけどいーい?」
「なるほど、ちゃんとわけがあったんだな、てっきり天使じゃなくなってキャラが薄くなるからかと思ったぜ」
「私そんなせこい真似するように見える?」
いや見えないな。何せ、責任を取って天界を止めるくらいのいい子なのだ。俺も恩義を感じてる。
しかも兄弟となる事で金銭的メリットを得るという知識的にも既に活躍している恐ろしい妹だぜ。
「それじゃ、性格が若干変わった気がするんだけどそれは?」
こいつは前はなんとかです〜とかですよ〜きゃっぴっ!と言ったぶりっ子天使だった筈だ。
「ろーるプレイだよお兄ちゃん。天使やってた時の私萌えたでしょう?今は妹だから妹として最大限の萌えを出してんの!」
成程、こやつかなり計算高いらしいが反論だ!
「妹キャラならもっとお兄ちゃん〜ラブっていう感じの方が萌えなんじゃないか?」
「お兄ちゃんはほんとわかってないな、私は一流の妹としての力を最大限色々な人に使えるようにするためこう自分の素を出してるの」
俺にはさっぱり理解できんが妹としてのプロ意識がある事はわかった。
「確かに父性を感じさせる時はあるな」
フッ(本当は年上だけど)
「そうでしょう!やっぱりお兄ちゃんわかってる」
フッ(本当はそんな理由じゃないけど)
「「フ、フ、フ、フ」」
「おいおい兄弟で楽しそうじゃねえか!」
俺たちが爽やか〜に笑い合っていると厳つい声の巨漢が声をかけてきた。
「ポータトール!昨日は世話になった!今度一杯奢らせてくれ」
「ありがてぇ誘いだな、ただ俺に酒を奢るのはまだ早いぜ。なんたって金がすっからピンになっちまうからな。ガハハハハハ!」
この豪快な親父の名前はポータトール昨日ギルドでの手続きの際世話になった男だ。豪快な性格でありながら面倒見はかなりいいい。俺たちの事も一から支えてくれたいいやつだ。
「で、アンの嬢ちゃんよ機嫌は直してくれたかい?」
「昨日は、悪かったです!ごめなさいちょっと混乱しちゃってて」
「いや、確かに違う世界に来たんだから落ち着かねえ事は誰にだってあるさ、気にしないでくれよ。じゃあ、俺は受付の仕事行ってくるわ」
宿からポータートールが出ていった。ドスドスと歩いていくその姿に貫禄と頼もしさを感じるそんな彼の何が気に食わなかったのだろうかこの妹は?
「だーかーらー言ってるじゃない!普通冒険者ギルドの受付は美人なお姉さんなの、あんな巨漢普通冒険者側でしょ?」
「まぁ待て、その受付のお姉さんが美人だってのは置いといて、巨漢だから冒険者っていうのは間違いだ。体格的に優れていても、人には得意な事不得意な事がある。それを見た目だけで押し付けるには良くないぞ」
「言ってることはその通りなんだけど違うんだよお兄ちゃん。こういう異世界にはセオリーっていうのがあってさお兄ちゃんといるとそれを無視して事が起きる事が多いの!」
まぁ確かに、昨日の俺たち以外の受付は女性が多かったがそれだけでセオリーを無視と言われても。
「そもそもセオリー俺知らないし。」
「おかしいのよ!さっきのおじさんもだけど、昨日他にもあったじゃん。」
昨日、昨日なんだろう特別おかしい事はなかった気がするけどな?
「普通は、冒険者ギルドに行ったら悪そうな男達に絡まれるの、しかも私という美少女までついてるんだよ?絡まれない方がおかしいよ。」
「いや、ここ冒険者ギルドって仕事場の一つだろ?ってことは仲間じゃん?絡まれるって事はあんま無さそうだけどな。」
そもそも問題起こしたら、色んな制約かかったり金銭的デメリットがあるって昨日ポータトールが言ってたしな。
「甘いね、冒険者っていうのは、横暴でむさ苦しくて大抵三下役が多いのよ!!」
おいおい!人格否定しすぎだろていうかこいつそんな所に俺を一人送り出そうとしてたのか?
「おい、ねーちゃん‼︎今のは聞きづてならねぇな」
宿のドアを開けてモヒカン男のザDQNといった感じの男が入って来た。これは不味いぞ、アンが大きな出しすぎたせいでさっきの冒険者への罵倒とも取れる言葉が漏れちまったか。
「おい、アン謝れ。」
「嫌よ!ほらだって本当じゃない。ザ三下っていうのがきたわね!やだワクワクしてきた」
こいつの想像だと俺が絡まれて助けるって思ってるみたいだけど現実だとアンが絡まれる未来しか想像できないんだが、俺何もやってないし。
「おい!お前ら俺の名前はアラケルってんだよろしく‼︎」
ん?なんか礼儀正しいぞこの人。ただいまのは夜露死苦‼︎ていう宣戦布告の可能性もあるから油断はできない。
まぁ俺は関係ないので高みの見物といこうか。
「あども。」
「よろしくお願いするわ」
「小せぇ女の子よ!俺たち冒険者を横暴でむさ苦しいっていったよなぁ!それに加えて俺は三下だぁ?」
やばい。全部聞こえてたらしい。勘弁してくれ問題起こしたら罰金に制約がかかるなんて出費が痛すぎる。
「いやすいませんね!妹がそういう年頃なもんで。」
こうなればブラック企業で鍛えた秘技⭐︎平謝りをするしかないか。
「いや、にいちゃんは下がってな!俺はこいつに言ぃてぇ事があんだよ!俺たちは確かに横暴でむさ苦しい、それは間違っちゃいねぇよだけどよ、俺たちの仕事はそういう偏見を持たれるかもしれねえぇけどよ!誰かがそれをやらなきゃなんねぇんだ。俺達はそれに誇りを持ってるし、お前達にも持って欲しい。礼儀は知らねぇし言葉も汚ねえけど、先ずは俺たちの仕事の内容も見てくんねぇか?それに俺は三下だ。俺よりも凄ぇ人たちが幾人もいる。そういう人たちに俺も近づきテェしお前らにもなって欲しい、
まぁなんだ長くなったが言いたいことは、このギルドで働けば偏見もなくなるって事だ。
じゃあな、俺の言いたいことはこれだけだぜ」
DQNこと三下呼ばわりすら流す元いた世界でもいない聖人じゃねえかあの人!
「すげぇな!俺、あの人尊敬するわ!」
「え?ごめん?めっちゃ長かったからあんま聞いてなかったわ」
こいつww
こいつ天使から下界に降ろされる際に堕天使にでもなったんじゃないか?
「とりあえず!クエストを受けるわ!ついてきてお兄ちゃん」
アンこと堕天使ちゃんの人間関係というか対人対応についてお兄ちゃん心配になってきちゃったよ。
まぁこの世界の人達はいい人多いからアンもそのうち性格戻ってくるだろ。
そんな希望的観測持ってもいいよね?
-----------------------------
「なるべくホワイトな仕事がいいな。これとかどうだ?」
「なになにホワイトベリーの収穫〜」
概要はこうだ。
母が病に犯されています。早く良くなってほしいので薬草が必要です。妹と弟がいるため私が外に出る事ができないため納品してくれると助かります。
ホワイトベリーという、名前の通り白いベリーが街の郊外の森に咲いています。これを100房以上採取して納品してください。何品納品しても構いません。それに応じた金額を払いさせて貰います。
新人冒険者大歓迎!(今なら80房で納品可能)
合計1000房になったら募集終了します。
100房=銅貨10枚
80房=銅貨8枚
「どうだ?危険性も無さそうだし、報酬も悪くないとりあえずやってみようぜ?」
「いやお兄ちゃんこれはブラックよ、いい?こういうクエストはね鑑定スキル主人公じゃないと向かないわ」
主人公?こいつまた小説を基に考えてるんじゃないだろうなぁ?
「いい?鑑定スキルがあればホワイトベリーを瞬時に判断できるの。」
「おーいポータートールのおっちゃんこんなこと言ってるけど本当なのか?」
「ああ、おおかた合ってるぜ。だけどな鑑定スキルなんてそう必要なもんでもないぜ。ほらこれがホワイトベリーだ。」
本当に白いベリーって感じだな。てかこんな分かり易いなら鑑定要らなくねえか?
「いい?こういうのは大体似た植物があるのよ!だから見るだけじゃわからないし、高価な花を見つけるのは大変ってセオリーね。」
真偽をおっちゃんに視線で確かめて見ると横に首を振ってる。
「やれやれいいかい嬢ちゃん。確かに色々なベリーが有るが流石に色見りゃ一目瞭然って奴だぜ。」
まぁそうだろうな。素人の俺でも行けそうなクエストだ。
「ええ!?そんな?私色んな人に鑑定のスキル特典で渡しちゃったわ。きっと苦労してるわね」
「おい待て?今スキル渡したとか言ってなかったか?あれって完全ランダムなんじゃ無いのかよ?」
「ああそれはね、低ランクのスキルが抽選された場合、担当者からお勧めのスキルをプレゼントされるのよ。」
なるほど俺の場合はスキルランクが高いから他の特典は無いってことか。
「とりあえずはこのクエストでいいな?」
渋々といった感じでアンもクエストを引き受けてくれた。
そんな時だ
「そこの二人新人さんかしら?」
俺たちの後方から優しげな声がかかってきたので振り返ってみるとそこには美女がいた。黒のロングヘアーに健康的肌、程よいバストが谷間を見せ…おっとこれは紳士的ではないな、そこから伸びるハロウィンで海外の女性が来ていそうな魔樹師のコートから覗く綺麗な美脚…おっと油断をするとすぐ男の視線を誘う正に魔性の女だ。
背中にちくっとした感覚を覚え、我に返った。どうやらアンが俺を我に戻してくれたらしい。
ありがとなっていうウィンクをしたが、アンはフンッとソッポを向いてしまった。
いかんいかん挨拶が遅れてしまったな
「そうなんです、自分達昨日ギルドに登録したばかりでしてもしよければ色々教えていただけると助かります。」
「いいですよ。ところであなた方はもしや異世界人だったりします?」
快く快諾。美人な上に性格のいいとは天は二物をなんちゃらだな。
「ええよく分かりましたね。そうなんですよ。」
「あらやっぱりそうだったの。貴方たちがね。」
ニヤリとして微笑む姿は少し危険な香りがした。
「あれなんか噂になってました?」
心当たりしかないな。十中八九アンのせいだろうな。
「ええ、すごし賑やかな方が今回の異世界人だと聞きましたわ。
おすすめというかお願いなのだけど先週からねある女の子が行方不明になってしまったの…」
女性の話を要約するとこうらしい。
巫女候補と呼ばれる女の子が先週から行方不明になってしまったらしい。少女の安否の大切さも重要だが報酬金額が馬鹿でかいらしい。お姉さんも探しているが手分けして探して欲しいとのことだ。見つけたら報酬は分割でくれるらしい。
なんでもこの町で1番大きい教会の司祭の娘らしく見つければ金額だけではなく教会にもコネができるというまぁ初心者願ったりな依頼だ。
「何かのクエストのついででもいいからお願いね?」
二つのクエストを同時進行するため俺たちは森の郊外でホワイトベリー探しと女の子探しを始めて3時間ほどだ。
最初は文句を言っていたアンもだんだん身が入っていきホワイトベリーが順調に集まっていた。
そろそろ300房程度集まるかなといときに問題が起きた。
「ねぇお兄ちゃんこっちこっち」
小さな声で手招きしている。
「どうした?何か面白いもんでも見つけたか?」
「面白くはないわ。いえ報酬的には面白いわね。ほらあれ」
草むらに囲まれよく見えないが数人の男たちと一人の少女が怯えていた。
どうやらビンゴだ。男たちの身なりから盗賊と言った感じだろ。
男たちが一人の少女を囲んで何たら騒ぎ立てている。
「行くぞ!アン」
「ちょっとお兄ちゃん不意打ちは?」
流石うちの妹だ。物騒だな先ずは話し合いから始めよう。今朝あったアラケルの様な見た目だけイカついだけかもしれないしな。
「あの〜ちょっといいっすかね?」
「あ!?なんでてめぇ?。おいお前ら目撃者だやっちまえ!」
え?やばい声かけただけで敵意すごいんだか?
「お兄ちゃん盗賊って言うのはねモンスターの一種なの、だから大体の小説では殺しても罪に問われないわ!さぁやっちゃって!」
嬉々として俺の出番を待ってるみたいだがマジ物騒!なにこの子怖すぎる。
「おいおい人殺しとか出来るわけないだろう。」
「またまた〜あいつらモンスターだって?」
またまたご冗談を〜みたいなノリで言うな、しかし現状対抗しないとガチでやばそうだ。
男たちは各々武器を片手に近づいてくる。
くそ、やるしか無いのか?
実践経験なんてない俺にはスキルに頼るしかない。
「大丈夫よ。お兄ちゃんのスキルは最高ランクなんだから!」
そうだ。あの豪華な宝箱を開けて、天使を下界に引き摺り下ろすレベルの大罪を犯して手に入れたスキルがあれば、人数不利とはいえ負けまい。
「こい!アイテムガチャ」
俺のスキルアイテムガチャ、能力を使うとあらゆるアイテムを引き寄せる事ができる。そしてレア度★から★×10までのものを引き寄せる事ができる。俺は最低レベルから最高レベルのものまでアイテムを引き寄せられる。時間切れや使用回数など制限はある。
眩い光が俺を包み込む。キラキラと青く光っていた光は次第に金色へと変わり俺の右手にアイテムが握られる。それは
-----------------------------
★×6金塊。黄金の塊別名金の延べ棒。財宝の中でも最上位のアイテム。盗賊がよく好む。渡せばどんな人でも好感度アップ間違えなし
好感度は上がるだろう。しかし金で得る関係は金がなければ続かないのだ。
------------------------------
おいおいおい、なんだよ金塊って!武器とか出るんじゃないのかこれ?
アンの方に視線を向けるがどうやら両手を重ね天に祈りを重ねている。
「ああ、哀れな兄を救い給え。」
クソこいつ後で覚えておけよ。
現代社会に生きていた俺には戦闘能力などないし、アンにも期待できない。ならばそうやる事は変わらないのだ、俺はスキルを利用して勝利する!
「おいお前ら、どうだこの金塊は?そこの少女を解放すればこれをくれてやってもいいぞ?リーダーはいないのか?」
そうだまずは立場的に上である事。そして交渉の席に就かせる事がそれの勝利への道だ。時間が経てば経つほど俺は新たな手札を獲得できる。
ざわめく盗賊たち。動揺は隠しきれていない、それはそうだろう。いきなり眩い光を放ちながら、金塊をくれるというのだから普通ではない。
盗賊の中でも一際大き奴が一歩前に出る。
「俺がリーダーだ。いいだろう交渉を始めよう」
いいぞ時間稼ぎができるぞ。もうすぐ2回目のアイテムガチャができる。
「まずは交渉に応じてくれてありがとう。それでこの金塊で少女を解放してもらえるかな?」
まぁ返答は分かりきっている。もちろんnoだろう。俺に力があればこいつらをねじ伏せる。それができないのならあいつらからすれば俺はカモだ。なるべく多くの金銀財宝を奪っていこうとするだろう。
しかし、2回目のアイテムガチャはもうできるのだ!
「覚悟しろ悪党どもめ、こいアイテムガチャ」
またしても俺の体を光が包み込む。今度は青い光のままアイテムが右手に残った。
ーー----------------------ーー----
★×3大型漫画肉
最高級の肉を使用した大きな漫画肉。
脂がぎっしり乗っていて焼いててそのままかぶりついてもよし、ステーキに小分けしてもよし、パーティにうってつけのアイテム。
------------------------------
「さぁまずはみんなでパーティーだ!」
「いや、先程お前は俺たちに覚悟しろ悪党とか叫んでなかったか?」
「いやそれは、この豪華な飯にありつけるから覚悟しろって意味だよ?」
…我ながら苦しい言い訳だが2連続でこんなアイテムだけとか本当に最高レベルスキルなのかこれ?
現状、盗賊たちにおもてなししてるだけなんだが。
「アニキ、細かいことは良いじゃないですか?まずはこの肉を皆んなで頂きやしょう」
いいぞ、下っ端一号その調子だ。
「そうですよアニキ私もお腹空いてきたので早くパーティーにしましょう」
おい待て、アンお前は警戒心を持て。これはあいつらを騙すただの時間稼ぎだぞ。
「待て、実に怪しい。その力はなんだ?」
まぁ疑ってくるか。そりゃそうだろう何も無いところから物を出す力なんて危険視するのは当たり前だ。おそらく俺以外にこんな力持ってないはずだしな。
「お兄ちゃんのスキルはアイテムボックスです」
ん?なんだアイテムボックスって?ちょっと待てなんで納得して表情してんの盗賊の親分。
「なるほど、お前たち兄弟に敵意が無いことが理解した。」
よし油断してるぜ。今のうちに三度目の正直だ!アイテムガチャ
眩い光に包まれると共に先ほどまで寝ていた少女が目を覚ました。
「うんぁ〜おはようお兄ちゃん。
それは、もちろん俺に向けられた言葉ではなく、盗賊の親分に向けられた言葉だろう。
どうやら、訳がありそうだ。
俺はようやく現れた戦闘武器を右手に持ち肉に向けて放つ。
「よし!妹さんも目覚めた事だし焼肉パーティだー!」
------------------------------
★×5 火炎放射器。
現代兵器
汚物を消毒できる高火力の兵器。敵意を向け相手に使えば恐ろしい兵器となる。