片足の無い犬
あなたは片足の無い犬を知っていますか?
片足の無い犬
作:石山はじめ
ある街中に片足の無い犬とそれに対して寄付する女性がいました
「片足の無い犬に義足を作る為の寄付をよろしくおねがいします〜!」
すると人々はその女性にどんどんお金を寄付していきます
また別の日にも寄付を集めていました
寄付をされると女性は「ありがとうございます」と礼をしていました
その日は寄付金が100万円ほどになりました
女性は犬と一緒に家に帰ると、幼稚園ぐらいの娘がおり
女性は娘の母親です
一緒に犬と娘と二人一匹で暮らしていました
実は母親は娘に隠し事があります
実は片足の無い犬は母親が自分で斧でぶったぎったのです
すると「これだけあれば何処かの旅館にでも泊まれるわね」
と母親が言いました、娘は「りょこう?やったー!」
と言いました
そして二人は山の中の湖がある旅館に旅行に行きました
母親は片足の無い犬をペットのホテルに預けて行きました
「さぁ温泉に入りに行きましょう!」
「温泉?やったー!」
二人は温泉に浸かって気持ちよくなりました
温泉から上がると、個室で懐石料理を食べて部屋に戻り眠りにつきました
「あれ・・・?ここはどこ?」
母親は森のなかにいました
「娘は…?!」
娘は近くにいません
後ろを振り向くと巨大な狼女が目をぎらぎらさせていました
巨大な狼女は「罪を償って貰うわ」と言い
母親は狼女に手で摘ままれ腕を狼女にゆっくりと痛みで苦しむように噛み潰されました
「あああああ!」
母親は痛みに悶え苦しみました
狼女は母親を握ったままです
母親は痛みに悶えていて気がついたら片足の無い犬と娘が近くにいました
でも様子がおかしいです犬の足が全部着いているのです
その犬と娘が遊んでいます
すると犬を娘が追っかけ始めて犬が洞穴に入りました
娘が洞穴だと思って入ろうとすると
洞穴に地震が起こりました
実は洞穴はもう一人の狼娘の口だったのです
娘は狼娘の口内にいる事に気がついて泣き叫びました
その様子を母親は見てしまい
「どうか娘だけは助けて」と懇願するも
娘は狼娘にゴクリと丸呑みされてしまいました
母親は呆然としてしまいがっくりとうな垂れてしまいました
狼女はそんな母親をぺろりと丸呑みしてしまいました
朝になると、そもそも旅館や温泉など何処にもなく
雪山の中に母親と娘の服だけが残されていました
おしまい
読んでくださりありがとうございました