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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Q どうして、最悪の魔王が生まれてしまったか?

作者: 北風 遥

私は、孤独だった。

親を亡くしてから誰もが私をゴミ(忌み子)を見る目で見てくる。

私が何をしたというのだ。私が...私が

そんな無限ループ


でも、彼が私を救った。聖女の孤独を溶かしてくれたから...

私たちは、歪な相棒(カップル)。忍者と聖女のペアをどんなに批判されてもいい

ああ、幸せ。好きな人とクリスマスができて、正月もお花見も一緒に過ごしたい。

そんな幸せは、続かなかった。


新年を迎える前、魔王が復活した。

私たちは、魔王討伐に向かった。

途中で武器が破損したりした。

それほど、きつい戦いだった。


魔王城にたどりついた。


「万が一があるかもしれません。体調は大丈夫ですか?」

心配してくれるのが嬉しい。


「大丈夫だよ。ありがとう」

女性のような華奢な体が大きく見える。


「倒せた...?」

ホッとしていたのがいけなかったかもしれない。


「ベッタ、危ないです!!」

ディスに押されて呆気に取られてしまった。


「あ゛がッ」

目を疑った。

「チッ 死んだか。おい、聖女ぉお!!」


嘘だ嘘だ嘘だ!!

彼が死ぬはずがない。だって、彼は絶対に死なないって!!


「ヒュー..ヒュー...ゴホッ ゲホッ」

「喋らないで!」

悟ったようなそれにて寂しそうな顔をした。嫌!その先を言わないで!!

「もういいです...300先に裏....道が...」

「だから!!」


「ありが..」

彼は死んだ。私を置いて精一杯手を伸ばしても届かない所に

「あ゛あ゛っなんで!?」

許さない許さないユルサナイィイイ


「話を聞けよぉお」

業を煮やした勇者の最強必殺技(ゼロ)

でも、この(憎悪)は消えない。もういいや。

純白だった魔力、全てが()に染まる。


「あはぁあ...」

「お前、まさか!?」

冷たくなった彼を抱いた。寝てるようで愛おしかった。


「一緒に見に行きましょ?あなたが好きだった花畑へ」

彼のいない世界はもう知らない(死んでしまえばいい)

(無念)(絶望)が一つになる。今日からペヴェンタだ」



タイムリミット(人類滅亡)は近い

帰ってこない勇者達の捜索が出された。 騎士団は1週間かけて見つけた。

そこにはバラバラになった魔女と格闘家、串刺しになったクルセイダー、震えている剣聖。

絶望した顔で殺されている(埋められている)勇者だった。

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