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思惑

グルーシス・イースフェルトはこの世界の話、魔族との戦争の話、そして勇者を召喚した理由、そして援助の願いを話しながら勇者の表情、仕草などをくまなく観察していた。


召喚を任せたリリィの話では勇者の召喚前に召喚対象を人選でるという話であった。彼女は驚くべき事に対象の人生を覗く事が出来るという。それを使い適正者を選ぶという。


帝国としての希望としては戦闘経験があり、従順である事を提示していた。


そして話の中で勇者のひととなりを見極めようとしていたグルーシスはいい感触を得ていた。


(魔族の話をした途端、考えこむようになり、目には確かな敵意を含んでおる。これならば大丈夫そうじゃな。)




陛下が勇者に魔族の話などをしている間、リリィと呼ばれていた女性、リリィ・エトワールは先程の驚愕的な事実に内心焦りを募らせていた。


(なぜ魅惑の魔眼が効かなかったのかしら。勇者を手中に収める予定が狂ってしまったわ。他の手を使ってこちらの陣営に引き込む案を考えなくては。。。)


エトワール、この名前を帝国民が聞けば誰しもが同じエトワールを浮かべるだろう。


3年前に帝国によって攻め滅ぼさせれたあのエトワール王国のことを。


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