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古の英雄

誰もが知らない者はいない古の英雄であるハガネと共におり魔龍ダハーカを討ちとった少年は瞬く間にミストレインに知れ渡った。



侍----極東の島国である大和やまとにおける少数戦闘民族。


極めた剣聖と呼ばれる侍に至っては一国を滅ぼすほどの力を有しているとされる。


曰くその身には龍を宿し気脈の力を操り武の極地を知るとされる。



「じじい、はらへったぞ」


「昼飯は喰うたろうよ」



そんな二人は戦々恐々とする冒険者達を横目にギルドでの換金を待っていた。



「にくうまかったな」


「わしは討伐部位を残して全部喰ったお前さんの腹の中が知りたいの、普通なら魔力中毒を起こすぞ」



強力な魔物を喰らうと様々な強化の恩恵に与れる、もっとも顕著にあらわれるのは身体能力と魔力なのだが魔力に至っては容量が決まっているので容量以上の魔力強化に繋がると魔力中毒、一種の吐き気や頭痛による身体の不具合があらわれ高熱にうなされるのだがクロノに至ってはそんな事はない。



「(さすがは神の眷族といったところかの)」



討伐部位の換金前に以前からの知り合いであったギルドマスターシルバから特例としてSランクまで与えられたものであるから潜在能力にかけても未知数。


「(不死にもなるもんだな、まさかこんな原石にあえるなんてなあ)」


ハガネはにこにこしながら孫を見るような目線で見ると同時に懐かしい気配を感じていた。






「古の英雄の一人、[豪放なる老兵]----相変わらずだな」



黒いフードを被り傭兵のような姿のエルフと思わしき巨体の男はクスクス笑う。



「それにあの小僧、人族にしちゃ神気が濃い、意図的にあのじじいが気付かせないようにしてるが、ある程度の奴らは気付いているな、折角だ、お近づきになるとするか」



換金の金額を見ながらかたまる少年を横目にエルフ----スナイプ=ミケランジェロは動きだした。



彼の通り名は[必中の拳撃王]



弓社会のエルフにおいて異端の剛腕のエルフ、裏社会においても表社会においても名を聞けば裸足で逃げ出すほどの傭兵の一人である。



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