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異世界補給伝記  作者: EMT
第二次クラリス戦争
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ヴァイキング

今回、援軍として派遣される援軍の配置の情報は詳しくは知らされていないが噂では。


北部に第6師団ともう1個師団と合わせて2個師団の派遣だと噂で耳にした。

なんでも中部に戦力を集中して派遣するそうだ。

帝国の戦力は8万や12万とか正しい情報は上層部の連中でもちゃんと把握していないのではと言われている。


もし12万の戦力なら1日に120t~180tもの途轍とてつもない量の食料が必要となる。それプラス後方で働く部隊が1個師団に5000人いた場合なら。1日に180t~270t必要となる。やばすぎる何て量になるんだ。物資を運ぶ労働力の牛や馬は人の10倍も食べるため。飼い葉だけでは到底足りないので大麦や豆類などの餌も必要となると考えるだけで頭が痛くなる。



ある程度の船も確保できたので後は本隊がこちらに合流し物資とかを船に載せて出発するだけでいい。

戦闘部隊は5日分の糧食を持ち運ぶので。輜重科は彼らの6日目からの糧食5日分を一緒に運ぶ。

1回目の移送で221tもの糧食を運ぶ。糧食なので保存が利く食料ばかりである。



コバルトまでは早くて4日で着くそうだ。その間に船で食べる食料と牛や馬に与える水を補給するため何回か他の港に寄るためコバルトに着くのに5日は掛かるみたい。


そして今はコバルト行きの軍艦に乗っている。第82中隊が所属している大隊本部の人や各中隊から何名か乗船している。理由は向こうでの宿泊するところや物資の荷下ろしの労働者、物資集積場の確保、足りないより余るぐらいが良いため現地での物資の買い付けなどを行うためである。中隊長からその任務を命令された。コバルトに行くにあたり中隊長からは最低でも担当の部隊の寝どころは確保せよと言われた。物資の買い付けは各中隊で細かいところは違う。うちが担当しているのは歩兵部隊なので弓兵の弓矢などの買い付けはしない。

大隊本部以外にも第6師団の司令部に当たる師団本部の将校たちが向こうでの戦況確認や移動するときの地形把握のためと思われるが一緒に乗っているのも見た。

つまり本隊より先に先行して本隊が到着する前にいろいろと準備をしたり情報収集せよということである。


同じ中隊から一緒に行くのはオリガ中尉。上官になるので現場での責任者になるので俺にはまったく責任を取る必要が無いのでそこは良い点ではあるが。船の上では何もする事がない。この船はどこにも補給のため他の港には寄らないので4日間海の上で過ごすのが暇である。



「何見ているんですか?」


明るく元気な声をする方に振り向く


「船の先に付いているの物が何なのか気になって」


「あれは衝角しょうかく と呼ばれ敵艦に体当たりして攻撃するための物です」


「なるほど敵艦に突撃するための武器なんですね」


そう説明する彼女はターニャ准尉だ。彼女は公爵家の娘で汚職事件の時は命を助けて貰った命の恩人。彼女には心から感謝しておりあの事件の後に何度もお礼を言った。


「そうなんですよ。あれで敵艦に突撃するのを想像するだけで、ものすごく興奮しませんか!私はとてもドキドキして興奮します」


近い近い。そんな近くで話さなくても聞きますから。

命の恩人はいつもは上品な話し方なのだが。たまに話し方が変わったりこのような感じになる。


「そ、そうなんですね。あ~、少し眠いので昼寝でもしてきます」


適当に理由を言ってその場から撤退する。

彼女に後から聞いたのだが海軍との交渉の相手をしたお爺さんは海軍のなかでナンバー3の人物であったそうだ。あのお爺さんが上に無理を言って貸してくれたのかもしれない。






最初は船で働く水兵の皆さんの働く姿を見たり。バリスタや船首にバルバス・バウよりでかい衝角や海を眺めていたのだが。それすら見るのも飽きてしまった。トランプやゲームがあれば一緒に遊んだりもできるのが。そんなことを思っていると眠くなってきた。











臨時ニュースです。中東で昔に赤い国で社会主義だった国とオスマン帝国があって西アジアとヨーロッパ

にまたがる国が戦争に突入しました。赤い国の航空機が撃墜されてから関係が悪化していた両国でしたが。本日未明に赤い国が突如進攻しました。それに対して条約機構は赤い国の暴挙に断固として許さず赤い国に戦線布告をすることになりました。世界の警察も赤い国に非難声明を発表し経済制裁をすることにしました。第3次世界大戦が始まりました。






「ヴァイキングだー」


「総員戦闘準備しろー」


うん?甲板が騒がしいな。それに右舷に人が集まっている何が起きたんだ。それにヴァイキングとか言ってたな。・・・ヴァイキングだってもしかして海賊。


急いで起きて右舷に行くと人だかりできていた。その先にはヴァイキングが居た。


あれがヴァイキング。小さな船に乗った4人の男が大きなモリを持っている。


「オリガ中尉。あれが海賊ですか」


「何言ってるんだ。クジラ漁をしているのに海賊な訳無いだろ」


「え?さっき戦闘準備とか言っていなかったですか?」


「酔っているのか?そんな事誰も言って無いぞ」



あれー。俺の聞き間違いなのか。見るからに海賊には見えない。それに皆は手を振りながら「おーい」

とか「頑張れ」とか言っている。つまり俺が寝ぼけて勘違いをしていたと。恥ずかしい。聞き間違いといえとても恥ずかしい。







「あははは。お前は寝ぼけてヴァイキングが海賊だと思ったのか」


「笑わないでくださいよ中尉。恥ずかしいではないですか」


この世界のヴァイキングは海賊では無く。ただのクジラ漁をしている漁師さんだった。第3次世界大戦の夢を見たあとだから。あんなふうにきっと聞こえたんだ。もっと違う夢を見ていたら寝ぼけることもなく恥ずかしい思いもしなかったんだ。この人はいつまで笑っているつもりなんだこの人は。


「いつまで笑っているんですか中尉」


「すまんすまん。ヴァイキングの事を海賊と勘違いする奴を初めて見たからつい。あははは」


この人まだ俺を見て笑いやがる。もし、この人が勘違いをしたら次は俺が笑ってやる。


ご意見ご感想お待ちしております。

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