シオンの悩み
王国騎士院に入学してから1週間が経った。1週間も経つと体がここでの生活にいろいろと慣れてくる。朝6時に起床するのにラッパの音が鳴ると自然に起き上がれるように慣れたりランニングの訓練で走ると息が切れたり筋肉痛になったりしたが今では、息も上がら無くなるようになってきた。
昼食後の休憩
「はぁ~~」
「どうしたのシー君?」
「いやなんでもないよ」
「???」
「ねぇねぇガウス今朝からあんな感じなの?」
「ああ今朝からずっとため息ばかりついてるんだ」
「なんかあったの」
「いいや特に何にも無かったぞ」
「そうなんだ」
(シー君どうしたのかな心配だよ)
今日起きてからものすごくある感情が渦巻いて仕方がない。それはゲームがしたい。アニメが見たい。漫画を読みたいくて仕方がない。クリアしていないゲーム、発売を楽しみにしていたゲーム、最終回まで見ていないアニメ、読みたかった漫画どれも日本にしかなく。この世界にはなくて朝からため息をしている。
「シー君、午後から魔術の授業始まるよ早く行こ」
「そうだったね行こうか」
王国小学校では魔学だったがここでは魔術に名前が変更されている。
「今日は攻撃魔法のなかの火属性の魔法を教える」
戦闘で使う魔法はこの3種類がだいだい使われる。攻撃魔法はだいたいは魔力を火や水や魔力の塊に変えたりして攻撃したりする。防御魔法は攻撃魔法などから守るのに障壁などを張ったりする。補助魔法は筋肉を一時的に増強させたりしてパワーやスピードなどを上げたりする。だいたいこんな感じことができると魔術の授業で教官が言っていた。ちなみに俺は魔力が少ないから少ししか魔法は使えないくランクが上の魔法なんかは使うことはできない。そのため魔術の成績は低くなっていると思う。
「まず火属性の初級攻撃魔法は『ファイヤボール』である」
「この魔法は火球を出現させ相手に向かって飛ばす攻撃魔法である。この火球は魔力が篭っていないただの火である。ちなみに上級の『ファイヤボール』は魔力の篭った火であり普通の火とは違い青い炎が出現し、普通の水で消すには時間が掛かる」
火に魔力を籠めたりすると魔力を帯びた火になるのか。アルコールランプの実験した時にみたいに青い火がでてくるのか。うん?普通の火は青い火にはならないのかな。
「他にも上級のなかには大きな爆発も起きる魔法もある」
「へー」
「ねぇねぇシー君、あの事件の時に上級魔法を使ったことあるよね」
「しー、声が大きい。それに秘密だろ」
「そうだったね、ごめん」
爆発か・・・そういば火薬か、まだ無いのかな。あれがあればもっと楽に爆発も起こせるんだけどな。魔法があるから発明されても必要ないか。確か材料が硝石、硫黄、木炭だったかな。無煙火薬より黒色火薬のほうが作るのは簡単だけど、黒色火薬は煙が多いしな。でも火薬があれば銃が作れるな。
この時代に作るのはいいのか俺の勝手で火器を作るのは許されるのか。
夕方17:00に今日の訓練が終わり図書室で兵器に関する本を読んでいた。
「やっぱしどこにも火薬なんて載っていないな」
「シー君、何調べてんの?」
「フラウか、ちょっと兵器について調べていたんだ」
隣の席座って聞いてくる
「そうなんだ。そう言えば朝に悩んでいたことは解決したの?」
「あれはもういいかな」
「良かった。心配してたんだよ」
「え!」
「本当に心配したんだからね」
「ごめん」
「分かったなら許してあげる」
優しく微笑んでくれるフラウ
「ありがとう」
「うん///」
顔が真っ赤になって尻尾がフリフリ動いてるけど、尻尾は無意識に動いているのかな
「悩み事はどんなことで悩んでいたの?」
「えーとね・・家族に会えなくて寂しいなと思っていたんだよ」
ゲームやアニメや漫画のことで悩んでたなんて言えないよな。
「じゃあ私がそばにいてあげる」
俺の右手を握る。温かく柔らくすべすべしていた。
「それとこれからは相談してよね」
「今度から相談するよ」
「フフフ」
彼女はまた微笑みながら笑ってくれた。
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