剣術訓練
明けましておめでとうございます
これからもよろしくお願いたします
王国騎士院の食堂
「ガウスは何を食べるんだ?」
「俺はコメとコンソメスープと焼き魚だ」
「同じの貰おうかな」
テーブルに着き食べ始める
「おはよう」
「おはようございます」
「おはようさん」
フラウ、エイミー、レオも席に着く
「昨日の話聞いたよ、大変だったね」
パンをカボチャスープに付けて食べようとするレオ
「まったくだよフラウがやっかいごとに首を突っ込むから」
「困っている人を助けることに何が悪いって言うのさ」
「俺もそう思うぞシオン」
「ガウスもそっちの味方するのか」
「それに昔に私の事も助けてくれたじゃん」
「そのお話聞きたいですわ」
「俺も気になるぞ」
「話してもいいけど笑うなよ」
食べながら話をする皆
「ガハハ、シオンもなかなかやるじゃあないか」
「まったくですよもっと早く話して欲しかったですわ」
「まるで白馬の王子様みたいですね」
「ちゃかすなよ。だからあんまり話したくなかったんだ」
フラウの方を見てみると顔が真っ赤になっている
「あらフラウさん耳まで赤くなってましてよ」
「うぅ」
「あーもうこの話は終わり」
「これより剣術の訓練を行う」
「この中には剣など触った事も無い奴のほうが多いだろう」
「そこでお前たちヒヨっ子どもが戦場で自分自身の身を守る剣の技術をここで学んでもらう。他にも盾での防御の構えや槍なども教えていく」
「これからビシバシ鍛えてやるからな覚悟しとけ」
「よーしまず手始めに素振りから初めて剣の型などの基礎から教えていくからな」
「お前たち練習用の木刀を持て」
生徒たちは木刀を持ち準備する
「俺が止めと言うまで素振りし続けるんだ」
「始め」
せいっ、やぁ、とぉ
皆、声を上げながら木刀を振る
「フラウ大丈夫か?」
「うん、大丈夫ぶだよ」
「そこ声が小さい」
「はい」
「はいっ」
「止め」
「よし少しの間休憩だ」
皆、床に腰を下ろし休憩する
「腕が痛い」
「あれ、シー君剣の練習してなかったの?」
「イリア姉が家から出て行ってから、たまにしかしてないんだよ」
「シー君三日坊主じゃん」
「しょうがないだろ、面倒なんだから」
「フラウさんシオンさん」
「メアリーか」
「まさか剣の素振りがこんなに大変だったなんて思いませんでしたわ」
「まったくだよねメアリー」
「でもフラウ元気ぽいけど」
バシッ
痛て
「そんな訳ないじゃん、腕がパンパンだよ」
「シオンさんそんな事言うからですわよ」
はいはい
「よーし休憩は終わりだ」
「次はあのわらでできた人形相手に打ち込んでもらう」
20体ほどの人形が置いてある
「よし各自誰かと組んで打ち込み開始だ」
帝国の王の間で王冠を冠り座る老人
「新兵器の開発はどうなっておる?」
「皇帝陛下、開発は進んでおりますが術式の研究が難航しております」
「あの術式が新兵器の1番重要なのだぞ。あれがなければ使いもんにならんのだぞ」
「皇帝陛下謹んで申し上げますが、皆最大限に努力しております」
「そんな言葉はどうでもよい。早く完成させろ」
「もう行け」
「失礼いたします」
「やはりまだ時間がかかるか」
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