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物語詩編  作者: 怜梨珀夜
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君のうた


 だれかが泣いてる声がした

 だれかが悲しむ音がした

 君はかまわず笑ってた

 いつかのハナウタ 歌ってた


 聞こえてないの、と 僕が問う

 聴きたくないの、と 君が言う

 僕は困って笑ってみせた


 僕らの来たみち まぶしくて

 僕らの行くみち まっくらだ

 それでも僕らは歩いてく

 声を枯らして 歩いてく


 ふいと隣を見てみたら

 君のほっぺた ひかってる

 キラキラ キラキラ ひかってる


 ――金のしずくがあとから、あとから。


 泣いてるだれかは 君だった

 君のこころが泣いていた

 叫んでた

 歌ってた


 いきていた。


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