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黒の怪奇譚  作者: 黒羽冥
25/118

クリスマスの夜には。

どんな話なのか。

ジングルベルジングルベル。

皆がこの季節そうそろそろこんなワードが聞こえてくると思う。

そうそしてこれから語る話に登場する一人の女性もそのクリスマスというイベントに体験してしまうのだ。

「はぁ…もぉ!つかれた!!!やってらんないわ!!」

そう大声を上げたのはりんという名の女性。

友人にはベルとか呼ばれたりもしている。

彼女は生まれながらとても裕福な家庭に生まれた。

そして何不自由なく暮らしてきた鈴。

彼女がは親のこねもありいつしかアイドルとして芸能活動を始める。

順風満帆な彼女のアイドルとしての華やかな活動。

親の七光りもあった彼女は周りにもはなのつく存在にもなりつつあったのだ。

ところがある時そんな彼女を不幸が襲う。

突然不慮の事故により彼女の両親は天国へと。

それからの彼女はアイドルという道からも次第に離されていってしまう。

人気もなくなり元から上目線の事が多かった彼女はそうなってしまってからはあっという間に人から相手にされなくなったのだ。

そして鈴は。

一人になったのだ。

彼女の家は父親が横暴だった為敵を作る事もしばしば、それにより恨みをかってしまいそして全てを失う事になってしまったのだ。

鈴は路頭に迷う。

とりあえず自分の持っていたものを売り一先ず安いボロアパートを借りアルバイトを探し『働く』という事始める。

生まれてからアイドルという華やかな世界でしか働いた事がなかった鈴。

今のアルバイトもサンタのコスプレをしながらクリスマスケーキの販売の宣伝をする!というもの。

楽しそうな仕事でもあるが鈴には働くという事が辛くて仕方ながなかった。

「ああーもぉーーー!!つかれたーー!!」

鈴は仕事が終わると家に帰りこんな言葉を残す。

家の中は掃除もままならず食べた物のゴミ、部屋の服も散らかっているという部屋の中。

世の男たちが見たらガッカリすると思える。

生活習慣など人によりこうも堕落してしまうのであろう。

鈴は座るとタンスに寄りかかってしまいアイドル時代の頃の写真の一枚がどこからか、ひらりと落ちてきた。

彼女は手にするとアイドルスマイルを見せる自分が映る。

「この写真は。。。」

それは鈴が華やかなアイドルをしていた時の写真だったのだ。

「この時も……楽しかったな。」

鈴は僅かな幸せを感じる。

だが…ふと鈴は写真の違和感を感じる。

「えっ!?これ……なに??」

鈴が写真をよく見ると自分の映るその写真の後ろに一人の男の姿が映っていたのだ。

彼女の表情は青ざめていく。

「どうして。。。」

この日は鈴も怖くもあったが眠りにも何とか着いた。

そしてそれから毎日の様に部屋のどこかにあの写真が置かれていた。

その異様な出来事に恐怖を感じる鈴。

そして十二月二十四日クリスマスイブを向かえた彼女。

鈴はこの日もバイトに明け暮れる。

しかもこの日は店側のクリスマスケーキを完売までの企業努力といったことから深夜までバイトが続いたのだ。

遅くなり帰路につく鈴。

「ふぅ……早く帰らなきゃ。」

鈴はこうして家へと何とか辿り着く。

ガチャりと鍵を開け部屋の中へと入っていく鈴。

すると。

家の中に何かの違和感を感じる。

「え??家の中……温かい??どう……して?」

鈴はそう呟き。

ふと手に持っていた荷物を落としてしまう。

すると。

「あーーーあーーーせっかく買ってきたのはなんだい??」

「えっ??だ、だれ??」

聞いた事のないその声は彼女の後ろから聞こえ。

振り返った鈴。

「メリー……クリスマス……鈴……ちゃん。」

「きゃーーーーーーーーーーーっ!!???」

クリスマス…には…何かが起こる?

かも…知れない。。。





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