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月下の木霊


二月の宵の月あかり

道は連なり林の奥へ


お社のある鳥居の奥へ

誘われていく




風はない、梢に小鳥

影は伸びて、花梅は咲いた


月の姿の移り変わりに

咲き誇るのはいつからいつまで




月影、冬至、紅千鳥

紅白見事に咲き誇り


白加賀、東雲、枝垂れ梅

薄紅色の花霞




月あかりの下

霞たなびく

花の饗宴、今宵はいずこ



満ちては引いて、また満ちる

月の光の強かさ




思い出すのは去年のこと

同じように見た花梅の古木

雪のように白い花が

枝を埋め尽くして

嵐のような夜が明けると

翌朝には数輪、落ちていた



月夜に花の香が漂っている

紅梅の、近いことを知って

探した










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