ひとときの詩集

心を澄ませているために

休日になると

昼過ぎまで起きられない

毎日のように

誰かの話を聞いて

心が自分に戻ってこないから

そんな時は

人から離れて

全てを忘れていたい

それでいい

窓を開けて

熱気を感じると

ようやく何かが戻って

視界が変わるような気がする

今日は真夏の色の風

朱色の影に、浅葱色

ゆっくり流れる白い雲

瞼を閉じて、気流を感じて

夏の名残りに想いを馳せたら

その向こうに見える景色はきっと

きらきら輝いていて…………

リセットしよう

呼吸をするために