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八月の夕暮れに



八月が過ぎていく

夜になればもう秋の虫


鈴虫、松虫、何の虫


涼しげな音が耳に聞こえてくると

わけもなく満ち足りて


探してみようか、なんて…




昼間の暑さは変わらない


それでも日暮れは

迫ってくる



暑い日差しの名残を残して

夕焼け雲が告げている


今日という日は終わり


夜のカーテンを閉じたなら

眠りましょう

何も考えないで



今、生きている

全ての人に


お眠りなさいと告げている


草葉のように

静かに




明日、また朝日が昇ったら

忙しい日々に戻るのだから




夕日の残照を見ながら

暗くなっていく空ばかり見ていたら

細い月が木の上にかかっていて

いいなと思って













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