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詩の泉が枯れてきたら


詩の泉が枯れてしまう

そんなときもあるのです


詩の小鳥が飛び立ってしまったのなら…


自然のあるところへ行きましょう

風の吹く街を超えて

空の広いどこかへ


花が咲く草原を探しに行きましょう

誰に言われたわけでもなく

行きたい場所へ


小鳥は優しい瞳のなかに

羽根は白い手の上に


春の陽射しを求めて

飛んでいったのでしょうか




探して、探して、見つからなくて

失意のうちに帰ってきたら

そうしたら小鳥はお家にいたのです


そんな話がありましたね


本当はね、小鳥たちはどこかで

優しい娘さんの白い手に

柔らかな羽にくるまって

安心しきっているのです


ですから、見つけたとしても

そっとしておいてあげましょう


そうしたら

春うららかな日に

泉のそばで空を見ていれば

また肩に乗りに

戻ってきてくれるかもしれません













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