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お疲れの夜に
今日という一日が終わり
夜の帳が降りてきて
宵闇があたりを覆いつくして
夕方から夜に変わるとき
月は優しく訪れて
夜の時間を照らすでしょう
曇りの日であったとしても
いつかは晴れる日があるでしょう
ちいさく瞬く星ひとつ
瞳にひとつ映るなら
街灯照らす夜道を歩いて
まぶたをそっと閉じたなら
感じられるでしょうか
温かい涙の向こうでは
風はいつでも
あなたの側にあったこと
それはまるで
世界の優しさのように
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